オフィスブログ
なんでも〇〇代行!?
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピアスタッフのKです。
近年、退職代行サービスというワードを耳にする機会が増えました。退職代行サービスとは、その名の通り自分に代わって会社に退職の意思表示をおこなってくれるサービスです。会社によっては退職を認めなかったり、伝えづらかったりするといったケースがあり、近年依頼者が増加していると言われています。いざというときのセーフティーネットとして安心できるサービスではありますが、意思表示が苦手だからという理由ですぐに代行サービスを利用してしまうと、意思表示がより億劫になってしまう可能性があります。

意思表示はやらないと上達しない
相手に何かを伝えたり、お願いしたりするためには意思表示をしないといけません。しかし、相手に声をかける勇気がなかったり、なんて声をかければいいのか分からないといった理由で意思表示が苦手という方もいます。最初から完璧な意思表示ができる人はいませんから、失敗しながらでも続けないと上達できません。ですが、意思表示が苦手だからといって代行サービスを利用してしまうと、いつまで経っても意思表示は上達しません。また、代行サービスを利用するハードルが下がってしまうことで、より自分から意思表示をしようという機会が減っていってしまいます。
実はたくさんある代行サービス
最近では退職代行サービスが有名ですが、実はこの他にもたくさんの代行サービスがあります。中でも驚いたのが、休職代行や告白代行といったサービスも存在しているらしく、もはやなんでもアリな時代になっています。それだけ意思表示が苦手という方が増えているのかもしれません。とはいえ、意思表示をする度に代行サービスを使っていてはお金がなくなってしまいますし、自分から何も発信できなくなってしまいます。
アサーティブコミュニケーションを身に着けよう
アサーティブコミュニケーションとは自分も他者も尊重しながら、自分の意見や感情を率直に、かつ適切に伝えるコミュニケーションのことを指します。要約すると自分の伝えたいことをしっかりと伝え、かつ相手に失礼がないようにすることです。相手が忙しそうにしているのを見ると声をかけづらく、自分の意見を伝えられなくなってしまったり、逆に自分の意見を伝えることに意識しすぎてしまい、相手の状況を無視してストレートに伝えてしまったりといったことが起きないようにするのがアサーティブコミュニケーションの目的です。
では、具体的にどうすれば自分の意見を率直に伝えつつ、相手に失礼がないようにできるのでしょうか。伝え方のテクニックとしてDESK法というものがあります。DESKというのは、英語の頭文字を取ったものです。
Describe:描写する
Explain:説明する
Specify:特定の提案をする
Choose:選択する
この4つのステップを踏んで相手に伝えることで、自然とアサーティブな伝え方になるようになっています。例えば、体調が悪くて早退したいという場面で、“体調が悪いので帰ります”とだけ伝えると自分勝手な印象を与えてしまいます。これをDESK法に則って伝えてみましょう。
まず、Dの描写するとは、現在の状況をありのまま伝えることです。頭が痛い、お腹が痛い、吐き気があって気持ち悪いなど、具体的な状況を伝えましょう。
次のEでは、伝えた状況について細かく説明します。「頭が痛く、画面を見ていると頭痛が酷くなるため、仕事の継続が困難です」といったように、Dで伝えた状況が原因でこのようなことが起きています、このようなことで困っていますと具体的に説明します。「頭が痛いです」だけだと、それが我慢できる程度なのか、仕事を続けられないレベルなのかが相手に伝わらないからです。
Sでは、DとEの説明を元に自分がおこないたいことを伝えます。
「頭痛が酷く、仕事の継続が難しいため、早退させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
こうすることで、相手に失礼な態度を取ることなく自分の意見を伝えることができます。しかし、これはあくまでも“よろしいでしょうか?”と許可を求めているため、断られてしまう可能性もあることは念頭に入れておきましょう。断られてしまうことも踏まえて次のCで対策します。
最後のCでは、自身の提案がより通りやすくするために、別の選択肢も伝えることです。
「頭痛が酷く、仕事の継続が難しいため、早退させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?もし難しければ、一度10分ほど休憩をいただいてから再度様子を見させていただきたく存じます。」
自分の意見が通らない可能性もあるため、必ずプランBも用意しておくことが大切です。
もしかしたら少し休憩すれば回復する可能性もありますし、自分では気づいていないだけで、他者から見ると一度様子を見た方がいいと判断される場合もあります。
最初から帰る気満々で“絶対に帰宅以外の選択肢はない!”というつもりで会話をすると相手と衝突が起きやすいです。また、最終的にどうするかのジャッジは本来上司が決定するものであるため、帰宅するか決めるのは自分自身ではありません。
いかがだったでしょうか。
コミュニケーションは相手とのキャッチボールだとよく言われます。相手が拾いやすいような球を投げることで、相手からも同じように球が飛んできて円滑なコミュニケーションを行うことができます。逆にこちらからストレートな球ばかり投げていては、相手からもストレートな球しか飛んできません。お互いが気持ちよくコミュニケーションを取れるように日頃からアサーティブな会話を心掛けてみましょう!
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸
○ディーキャリア所沢オフィスお勧めブログ
3.障害者雇用で働いてみた感想~休職を経た私が伝えられること~ 【卒業生(元利用者)ブログ】
○ディーキャリア所沢オフィスのブログ記事一覧はこちら
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
就労移行支援事業所【ディーキャリア所沢オフィス】
◆お問い合わせ/ご見学のお申込みはコチラ
〒359-0037
埼玉県所沢市くすのき台三丁目18番10号 新明ビル南館5F
TEL:042-595-8163
受付時間:平日10:00~18:00の間
E-mail:tokorozawa@dd-career.com
◆ディーキャリア所沢オフィスのご紹介はこちらから
【ディーキャリア 所沢オフィス】ご紹介
就労移行支援事業所ディーキャリア所沢オフィス
◆同法人 ディーキャリア立川オフィスのご紹介はこちらから
【ディーキャリア 立川オフィス】ご紹介
就労移行支援事業所ディーキャリア立川オフィス
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet


