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【大人の発達障害】情報化社会は生き地獄!?
おはようございます。ディーキャリア所沢オフィスのピアスタッフのKです。
昨今ではネットの普及により情報伝達が非常に早くなりました。一見メリットしかないように思えますが、情報伝達が早くなるということは、一度にやってくる情報量も非常に多くなることを意味します。発達障害の一つである注意欠如・多動性障害(ADHD)は、多くの情報を1度に処理することが苦手であるため、たくさんの情報を処理するだけでも疲れてしまいます。そのため、情報がひっきりなしにやってくる情報化社会では、普通に生活しているだけでも疲れ果ててしまうことがあります。注意欠如・多動性障害(ADHD)の特性がある人はどのように生活していけばよいのかご紹介します。

世の中は不要な情報だらけ
すっかりとデジタル化した現代では、必要以上に不必要な情報が目に映る機会がとてつもなく多いです。どういった状況が該当するのか見てみましょう。
①動画サイト
例えばyoutubeなどの動画サイトで動画を見ているときを思い出してみてください。見ている動画以外にも、サジェストでいくつも動画のサムネイルが用意されており、どれも気を引くものばかり並んでいます。また、動画以外にもPR画像が用意されていたり、動画のコメント欄で多くの人の意見も見ることができます。さらに動画再生中にも急に広告が流れるなど、ブラウザ1つとっても情報が大量に存在します。しかし、冷静に考えてみるとこの中で本来必要な情報は、再生していた動画の内容だけです。動画以外の情報は自ら見たいと思って見ている情報ではないため、不要な情報を1度に大量に見せられています。必要以上に情報が目に映ることは、脳疲労に繋がります。特に注意欠如・多動性障害(ADHD)の特性では、他者よりも疲れやすい傾向にあるため、こういった環境に身を置いていると気が休まりません。
ネットが今よりも普及していなかった頃は、テレビが情報収集の要でした。テレビであれば、間にCMが挟まる程度で余計な情報が一度にたくさん来ることはありません。一方、今のネット環境ではその何十倍も情報が来ている状況であり、テレビのチャンネルを複数同時に見ているような状況です。これでは気が休まりませんし、疲れてしまうのも当然です。
②SNS
今では企業や有名人だけでなく、名もない一般人でも情報発信することが当たり前な世の中となっています。言い換えるならそれだけ情報が増えていることになります。しかし、その情報の全てがどれも有益かと言えばそんなことはなく、不要な情報が大半です。ちょっとしたつぶやきから宣伝活動まで、ありとあらゆる情報がタイムラインに流れていきます。中でも宣伝活動に関しては、ひと際目に着くように強めの色合いやインパクトの強い言葉選びなどで気が引かれやすいため、意図的に遮断しないと煩わしさを感じます。中には闇バイトや詐欺といった内容も含まれているため、情報の選別も必要であったりと忙しないものばかりです。SNSは基本無料でできるものが多いですが、サービス維持にはお金がかかるため、こういった広告を多く出し、広告を消すために課金させようというビジネスモデルのため、こういった環境になってしまっています。
③Webサイト
もはや広告がついていないサイトはないのではないかと思うくらい、最近のwebサイトは広告が多いです。画面両サイドに縦長の広告、画面をスクロールすると間に出てくる広告、ずっと画面の下を占領している広告バナー、クリックしても一度広告が挟まるなどなど…もはや広告の方が情報量が多いのではないでしょうか。webサイトはアフィリエイトで収益が発生する仕組みとなっているため、企業の公式HP以外では基本的に広告が掲載されています。収益を稼ぐつもりでwebサイトを運営していないという場合でも、一定期間更新がない場合には自動的に広告が付く場合もあるため、広告を目にする機会はかなり多いといえます。SNSに比べれば情報量はそこまでありませんが、とにかく目立つ広告が多いため、視界の端っこにあるだけでも気が散ってしまいます。中でも感覚過敏(視覚過敏)の特性がある方からすると、刺激の強い色合いは見ているだけでも苦痛となるため、目を引きやすい広告との相性は最悪です。
不要な情報を減らすには
これらの情報過多はいずれもデジタルで起きているため、なるべくネットから距離を置いてアナログな生き方を身に着けることが効果的です。ネットは物理的なスペースを取らないため、際限なく広告が流れてきますが、現実世界での広告であれば物理的な制約があるため、流れてくる情報にも限りがあります。そのため、ネットから距離を置くだけでも圧倒的に入ってくる情報量が絞られてきます。また、デジタルではなく紙媒体のため、ブルーライトによって受ける目の疲れも減ります。
ネットとの上手な付き合い方
使い慣れているスマホをいきなり今日からすっぱりと辞めるのは難しいですし、便利であることには違いないので、一切やめてしまうのは勿体ないです。また、無理にスマホをやめようとすると逆に気になって見てしまい、継続できないこともあります。あくまで目標は不必要な情報を目にしないようにすることですので、必要なときは活用していきましょう。
不要な情報を得ないようにするために、まずは〇時間スマホをいじらないといった小目標からスタートしてみましょう。1番のオススメはSNSなどのアプリを消して、ブラウザからしか入れない状況を作ることです。アプリがあるとワンタップで簡単に開くことができてしまい、ふとしたときに触ってしまいますが、ブラウザ経由で開こうとすると手間がかかりめんどうに感じます。このめんどうくささによって衝動的にSNS等を開いてしまわないように防止することが期待できます。
また、PCを持っている場合は、スマホのアプリを消してPCだけで閲覧することも効果的です。何度も触るスマホよりも、1日に数回しか起動しないPCで見る方が本当に得たい情報があるときにしか開かないため、調べものをするために情報を得るという習慣が身に付きます。 これらの対策をすることでスマホをいじる時間が減ります。そうすると疲労が軽減されるだけでなく、自由に使える時間も増加します。実は無意識にスマホをいじっている時間は想像以上に多く、いざスマホから遠ざかると時間の流れがとてもゆっくりに感じます。本当に必要な情報だけを得て、自身のQOL向上に繋げていきましょう!
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1.【就労移行支援】発達障害・精神障害をお持ちの方が、安定就労するために必要なこと【埼玉編】
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川オフイス・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、ディーキャリア所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。 凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹Tweet


