【2026年版】精神障害・発達障害のある方へ|札幌で就職・障害者雇用を目指す最新情報【就労移行支援】
こんにちは。
ディーキャリア札幌オフィスです。
札幌といえば、時計台や大通公園、雪まつりを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。身近に住んでいると、観光名所にはなかなか足を運ばないものですよね。
時計台は昔から札幌の街にありますが、障害のある方を取り巻く制度や働き方は、少しずつ変化しています。
たとえば、民間企業の法定雇用率は2026年5月時点で2.5%です。さらに、2026年7月以降は2.7%へ引き上げられる予定です。企業側にも、障害のある方が働きやすい環境づくりがより求められています。
この記事を読んでいるあなたは、次のようなことを考えているかもしれません。
・発達障害のある方で、札幌で就職や転職を考えている
・うつ病や適応障害などがあり、体調に不安があるけれど長く働きたい
・自分の苦手さや特性を理解してもらえる職場で働きたい
・障害者雇用と一般雇用のどちらを選ぶか迷っている
・面接で合理的配慮をどう伝えればよいか分からない
・札幌で就労移行支援を探している
精神障害や発達障害は、見た目や普段の会話だけでは困りごとが分かりづらいことがあります。
そのため、職場で「これくらいなら大丈夫そう」と思われても、実際には本人にとって大きな負担になっている場合があります。
そこで今回は、札幌で一般雇用や障害者雇用を目指す精神障害・発達障害のある方に向けて、雇用の現状、職場定着、面接対策、ディーキャリア札幌オフィスでおこなっている支援内容についてお伝えします。
この記事が、あなたのよりよい未来に向けた次の一歩につながればうれしいです。
精神障害・発達障害のある方を取り巻く雇用の現状

まずは、精神障害や発達障害のある方の雇用を取り巻く状況について見ていきましょう。
札幌市の資料では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者数の合計は、2022年度末時点で約13万5千人とされています。これは札幌市の人口の約7%にあたります。
もちろん、この数字はすべての年齢や等級を含んだものであり、そのまま就職活動中の方の人数を表すものではありません。
ただ、札幌で障害者雇用や就労支援を必要としている方が少なくないことは、地域の現状として押さえておきたい点です。
また、障害者雇用の求人には、事務、販売、清掃、軽作業のほか、HTMLやCSSを使ったコーディング、アプリ開発、CADを使う仕事など、専門性が求められるものもあります。
つまり、障害者雇用に「仕事がない」というより、企業側の仕事の切り出しや、本人の特性と仕事内容のマッチングが重要になっているとも考えられます。
限られた障害者求人枠の中で就職を目指す場合も、一般求人枠で一般雇用を目指す場合も、しっかりと準備を整えていくことが大切です。
札幌で求人を探すときに確認したいこと
札幌で就職活動を進める中で、ハローワークの求人情報を確認する方も多いと思います。
ハローワークインターネットサービスでは、「求人区分」で「障害のある方のための求人」を選ぶことで、障害のある方を対象とした求人に絞り込んで検索できます。
今回、執筆時点で札幌のフルタイム障害者求人を確認したところ、検索結果は111件でした。

ただし、求人件数は日々変わります。
そのため、この数字だけを見て「多い」「少ない」と判断するよりも、どのような仕事内容があり、自分に合う働き方につながりそうかを見ることが大切です。
求人を見るときは、次のような点を確認してみましょう。
・仕事内容が具体的に書かれているか
・勤務時間が体調や生活リズムに合いそうか
・通勤に無理がないか
・必要な経験や資格が自分に合っているか
・苦手な業務が多く含まれていないか
・職場で相談しやすい環境がありそうか
・合理的配慮について相談しやすそうか
求人票には、仕事内容、勤務時間、休日、給与などの条件が書かれています。
一方で、職場の雰囲気、指示の出し方、休憩の取りやすさ、相談のしやすさまでは、求人票だけでは分かりづらいことがあります。
ハローワーク札幌北の案内でも、気になる求人がある場合は求人番号を伝えると相談が進めやすいこと、応募時には紹介状が交付されることが案内されています。
だからこそ、求人を探す前に「自分はどのような環境なら働きやすいのか」を整理しておくことが大切です。
精神障害・発達障害のある方の定着率は?
就職活動では、どうしても「採用されること」に意識が向きやすいものです。
もちろん、内定や就職は大切な目標です。
ただ、精神障害・発達障害のある方にとっては、就職したあとに長く働き続けられるかどうかも、とても大切です。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センターの調査研究報告書では、一般企業への就職後1年時点の定着率は、発達障害のある方が71.5%、精神障害のある方が49.3%とされています。
この調査は2017年に公表されたものですが、障害種別ごとの職場定着を考える上で、現在も参考にされている基礎資料です。JEEDの公式ページでも、職場定着状況や職場定着要因を分析した基礎資料として紹介されています。分かりづらい特性を、如何に相手に伝えられるようになるか」が大切であると言えます。

-障害者の職場定着の現状とは-調査研究報告書 No.137 障害者の就業状況等に関する調査研究より引用
また、同調査では、就職後1年時点の定着率について、障害者求人で就職した場合は70.4%、一般求人で障害を開示した場合は49.9%、一般求人で障害を非開示にした場合は30.8%とされています。この数字から見えてくるのは、「就職できたら終わり」ではないということです。
長く働くためには、次のような準備が大切になります。
・希望する働き方を明確にする
・自分の特性や苦手さを整理する
・自分でおこなう対処法を考える
・職場に相談したい合理的配慮をまとめる
・日々の体調管理やセルフケアを整える
・困ったときに相談する練習をしておく
精神障害や発達障害は、見た目では何が特性なのか、何が苦手なのかが分かりづらい障害です。
だからこそ、合理的配慮については、自分から伝えられるように準備しておくことが大切です。
一般雇用と障害者雇用、どちらを目指すか
精神障害・発達障害のある方が就職を考えるとき、障害者雇用と一般雇用のどちらを目指すかで迷うことがあります。
障害者雇用は、障害のあることを企業に伝えた上で働く方法です。合理的配慮について相談しやすい一方で、求人内容や職種は企業によって異なります。
一般雇用は、仕事内容や条件の選択肢が広がる場合があります。ただし、障害を開示せずに働く場合は、自分の苦手さや対処法を自分自身で整理しておくことがより重要になります。
どちらが正解という話ではありません。
大切なのは、「どちらの働き方なら自分が力を発揮しやすいか」「どのような環境なら働き続けやすいか」を考えることです。
札幌で一般雇用・障害者雇用の求人に応募するなら面接対策が大切
札幌市内には、さまざまな就労移行支援事業所があります。
事業所によって支援内容は異なりますが、就職に向けた支援として、面接練習、応募書類の整理、ビジネスマナー、PC操作、軽作業などの職業訓練をおこなっているところもあります。
ただ、精神障害や発達障害のある方の就職活動では、面接の受け答えだけを練習すればよいわけではありません。
大切なのは、見た目からは分かりづらい自分の特性を、相手に伝えられるようにすることです。
ADHD、ASD、LD、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害など、同じ名称がつく場合でも、困りごとはひとりひとり異なります。
たとえば、同じADHDのある方でも、忘れ物や先延ばしに悩む方もいれば、集中しすぎて疲れに気づきにくい方もいます。
同じASDのある方でも、あいまいな指示が苦手な方、急な予定変更が苦手な方、雑談や報告のタイミングに悩む方など、困りごとはそれぞれです。
そのため、名称だけを伝えても、企業側はどのような配慮が必要なのか分かりづらい場合があります。
大切なのは、「自分の場合は、どのような場面で困りやすいのか」「どのような対処法をおこなっているのか」「職場にどのような合理的配慮を相談したいのか」を整理することです。
ディーキャリア札幌オフィスの支援内容

ディーキャリア札幌オフィスでは、精神障害・発達障害のある方が、自分らしく働けるよう目指して、就職準備をサポートしています。
ディーキャリア札幌オフィスの公式ページでは、大通駅より徒歩5分、札幌駅より徒歩7分の場所にあること、精神・発達の方の職場定着率90%以上であることが紹介されています。
主な支援内容は、次のとおりです。
・自己理解、特性理解、セルフケア
・目標設定、問題解決力
・思考、姿勢、考え方
・コミュニケーションスキル
・応募書類の整理
・面接対策
・ナビゲーションブックの作成
・ハローワーク利用に関する相談
ここからは、それぞれの内容についてお伝えします。
自己理解・特性理解・セルフケア

うつ病、双極性障害、適応障害、強迫性障害などの精神障害や、ADHD、ASD、自閉スペクトラム症などの発達障害は、見た目では困りごとが分かりづらいことがあります。
また、ご本人も「なぜ仕事でつまずくのか」「なぜ同じ場面で困りやすいのか」が整理できていない場合があります。
ディーキャリア札幌オフィスでは、訓練や面談を通じて、自分の特性や困りごとを整理していきます。
特性が分かったら、それで終わりではありません。
次に、その特性に対して自分でおこなえる対処法を考えます。
それでも働く上で困りごとが残る場合には、どのような合理的配慮があると働きやすくなるのかを整理していきます。
たとえば、次のように整理します。
困りごと
口頭だけの指示だと内容を忘れやすい
自分でおこなう工夫
メモを取り、作業前に確認する
職場に相談したい合理的配慮
指示内容をチャットやメモでも共有してもらう
このように、自分の苦手さ、自分でおこなう工夫、職場に相談したいことを分けて考えることで、面接でも伝えやすくなります。
また、セルフケアも大切です。
疲れやストレスのサインに早めに気づくこと、自分に合った休み方を知ること、困ったときに相談することは、長く働くための土台になります。
目標設定・問題解決力

発達障害のある方の中には、先延ばしや優先順位づけに悩む方もいます。
就職活動では、求人検索、応募書類の整理、面接練習、企業研究、ハローワークの利用など、やることがたくさんあります。
そのため、何から始めればよいか分からなくなることもあります。
そこで大切になるのが、目標設定です。
・いつまでに何をするのか
・今の課題は何か
・うまく進まない理由は何か
・次に試すことは何か
このように整理していくことで、就職活動を少しずつ進めやすくなります。
札幌の障害者雇用の求人には限りがあります。
また、一般雇用を目指す場合も、やみくもに応募すれば内定に近づくというものではありません。
自分に合う働き方を考え、必要な準備を整理し、うまくいかないときは方法を見直していくことが大切です。
この力は、就職活動だけでなく、就職後の仕事にも役立ちます。
思考・姿勢・考え方

仕事を続ける上では、スキルだけでなく、気持ちの切り替え方も大切です。
発達障害のある方の中には、物ごとを悪いほうに考えやすかったり、失敗したときに強く落ち込んだりする方もいます。
また、うつ病などの精神障害のある方の中には、まじめさや完璧主義の傾向から、自分を責めやすくなる方もいます。
そうした感じ方そのものが悪いわけではありません。
大切なのは、自分がどのように物ごとを受け止めやすいのかを知り、別の見方や対処法を増やしていくことです。
ディーキャリア札幌オフィスでは、自分の考え方のくせに気づき、働く上でのストレスや不安を軽くする方法を考えていきます。
また、怒りや不安への対処、気持ちの切り替え方なども、日々の訓練の中で扱っていきます。
コミュニケーションスキル

職場では、仕事のスキルだけでなく、コミュニケーションも必要になります。
たとえば、次のような場面です。
・自分の仕事を誰かに頼みたい
・頼まれた仕事を断りたい
・仕事について相談したい
・体調について伝えたい
・残業を相談したい
・社内ルールについて確認したい
こうした場面で、どう伝えればよいか分からず、ひとりで抱え込んでしまう方もいます。
ディーキャリア札幌オフィスでは、職場で起こりやすい場面を想定しながら、伝え方を練習していきます。
実際の職場を想定して練習することで、就職後に困ったときも、報告や相談をしやすくなることを目指します。
ディーキャリアで行う精神・発達障害の方向けの面接対策は?

札幌で一般雇用や障害者雇用を目指して求人に応募する場合、面接では自分の特性や必要な配慮を伝える場面があります。
しかし、短い面接時間の中で、自分のことをすべて伝えるのは簡単ではありません。
そこで、ディーキャリア札幌オフィスでは、ナビゲーションブックの作成をおこなっています。
ナビゲーションブックとは、自分の特性、得意なこと、苦手なこと、対処法、相談したい合理的配慮などをまとめたものです。
いわば「自分自身の取扱説明書」のようなものです。
ナビゲーションブックには、次のような内容を整理します。
・自分の得意なこと
・苦手なこと
・苦手さが出やすい場面
・自分でおこなっている対処法
・企業に相談したい合理的配慮
・体調管理で気をつけていること
・長く働くために大切にしたいこと
これを面接時に活用することで、企業に「何が苦手なのか」「どのような工夫をしているのか」「どのようなサポートがあると働きやすいのか」を伝えやすくなります。
もちろん、ナビゲーションブックの提出は必須ではありません。
ただ、面接で緊張しやすい方や、自分の特性を言葉で説明することに不安がある方にとっては、伝える内容を整理する助けになります。
通常の面接対策として、面接時のマナー確認、質疑応答の練習、応募書類の整理もおこなっています。
また、障害のあることを公表せずに就職活動をしたい場合には、苦手さへの対処法を重点的に整理し、就職後に困りごとが起きたときにも、自分で対応しやすくなるよう支援していきます。
ハローワークの利用に不安がある方へ
就職活動では、ハローワークを利用する場面もあります。
ただ、初めて利用する方にとっては、次のような不安があるかもしれません。
・どの窓口に行けばよいか分からない
・求人番号をどう使えばよいか分からない
・障害者求人と一般求人の違いが分からない
・応募するときに何を準備すればよいか分からない
ディーキャリア札幌オフィスでは、ハローワークの使い方が分からない場合に、支援員が一緒に求人を確認したり、必要に応じて札幌市内のハローワーク利用について相談したりすることもあります。
求人票を見るときは、条件だけでなく、自分の特性、体調、通勤、仕事内容、合理的配慮、将来の働き方と照らし合わせながら、応募先を考えていくことが大切です。
就労移行支援の利用料金について
就労移行支援は、障害福祉サービスのひとつです。利用にあたっては、障害福祉サービス受給者証の申請が必要です。ディーキャリアでは、申請時に必要な手続きのサポートもおこなっています。
利用料は自己負担1割で、世帯年収に応じて金額が異なります。ディーキャリアの公式ページでは、就労移行支援事業所の利用料は9割が国と自治体の負担、残りの1割が自己負担と説明されています。また、ディーキャリアでは8割の方が自己負担金0円で利用(就労のみ)と案内されています。
「自分は利用対象になるのか」「手帳がない場合でも相談できるのか」など、不安がある方は、まずは相談会や面談で確認してみると安心です。
よくある質問

Q1. 医療機関で発達障害と伝えられていない場合でも相談は可能ですか?
A. 状況によって相談いただける場合があります。就労移行支援の利用可否は自治体の判断も関係するため、まずは現在の困りごとや就職への不安について、相談会や面談でお聞かせください。
Q2. 障害者雇用と一般雇用のどちらを選べばよいか分かりません。
A. 迷う方は少なくありません。大切なのは、どちらかを急いで決めることではなく、自分の特性、必要な合理的配慮、目指したい働き方を整理することです。ディーキャリア札幌オフィスでは、その整理を一緒におこないます。
Q3. 面接で障害のことを話すのが不安です。
A. 不安に感じるのは自然なことです。面接では、苦手なことだけでなく、自分でおこなっている対処法や、職場に相談したい合理的配慮を整理して伝えることが大切です。ナビゲーションブックの作成や面接練習を通じて、伝え方を準備していきます。
Q4. ハローワークで求人を見ても、自分に合うか分かりません。
A. 求人票だけでは、職場の雰囲気や相談のしやすさまでは分かりづらいことがあります。仕事内容、勤務時間、通勤、体調、必要な合理的配慮をあわせて確認していくことが大切です。
Q5. フルタイム勤務に不安があります。
A. フルタイム勤務を目指す場合は、1日だけでなく、週5日を安定して続けられそうかを考えることが大切です。生活リズム、体力、ストレスのサイン、相談方法を整理しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
札幌で一般雇用や障害者雇用を目指す場合、求人を探すことは大切です。
ただし、大切なのは求人の数だけではありません。
自分に合う仕事内容か。
通勤や勤務時間に無理がないか。
体調管理を続けやすいか。
合理的配慮を伝えられるか。
長く働き続けるイメージが持てるか。
こうした視点を持つことで、就職後のミスマッチを減らすことにつながります。
精神障害や発達障害は、見た目では困りごとが分かりづらいことがあります。
だからこそ、自己理解を深め、自分の特性や対処法、必要な合理的配慮を整理し、面接で伝えられるよう準備することが大切です。
ディーキャリア札幌オフィスでは、精神障害・発達障害のある方が自分らしく働けるよう目指して、自己理解、特性理解、セルフケア、コミュニケーション、面接対策をサポートしています。
札幌で就労移行支援を探している方、発達障害の就職に不安がある方、障害者雇用や一般雇用について相談したい方は、相談会や面談でお話しください。
今のお悩みを整理するところから、一緒に始めていきましょう。


