2024年04月08日

【訓練生の記事】主役は自分

こんにちは。ライフスキルコースの訓練生です。

色とりどりの花が咲きそろう季節となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

最近のディーキャリアでは訓練生の動きがたくさんありました。

新しく入ってきた方、コース移動された方、企業へトライアル期間に行かれる方、3月をもって卒業していかれた方と皆さんそれぞれの一歩を進み始めています。

2名の訓練生が4月から新しい環境へ。

ディーキャリアでは定期的に就職が決まった訓練生を送る「修了式」があるのですが、

ディーキャリア大宮第一オフィスでは、3月29日に修了式がおこなわれました。

修了式では、自分の障害についてお話をする「障害プレゼン」をおこないます。

障害プレゼンでは自分はどんな障害を持っていてどう対処するのか訓練生にお伝えします。

また、就職先を決めた理由や自分と企業は、どこの部分がマッチしたのかお話が聞けたりします。

実際に卒業生の声を聞ける訓練生ですが、ブログをご覧のみなさんにも共有したい気持ちと、この記事を見て自分の希望につなげてほしい気持ちが本日のブログを書くきかっけとなりました。

今回のインタビューでおふたりはとても良いことをおっしゃってくれました。

４つご紹介していこうと思います。

２名の卒業生UさんとKさんにブログのことをお伝えしたうえで、インタビューをおこなったことを発信していこうかと思います。

Q「自身にとってディーキャリアへ通ってよかったこと」

就活について相談できる人がいてよかった（Uさんの回答）

ディーキャリアに通っていたからこそ、就活についての相談を職員にすることができた。また、愚痴とまではいかないですが、ちょっとした捌け口に訓練生同士で会話することもありました。ここへ通っていなかったらひとりで不安や悩みを抱えていたので、就活だけでなく普段から相談できる人や話せる人がいる環境があったことは、とても精神的に助けられました。みなさんもひとりで抱え込まずに、支援機関に頼ることもひとつの手だと思います。

自信がついたことで障害を強みにできた（Kさんの回答）

ディーキャリへ来る前は「自分は障害を持っているからダメなんだ」とネガティブになり先が見えずにいましたが、通所したことで自分に障害があっても胸を張って堂々といれるようになりました。「報連相」など以前に仕事をしていたときにできていたことが、障害を通してよりできるようになったことで自信がついたことがたくさんあります。基礎を身に付ける・理解することができるので「障害があるから自分はダメな人間」と思わず、障害があるからこそ強みがあり、障害があっても訓練を受ければよりできるようになります。障害は弱みではありません、強みになります。是非、皆さんの強みにしてください。ピンチをチャンスに！

Q「みなさんに伝えたいことはありますか？」

自分のペースで限られた貴重な時間を有効活用してください（Kさんの回答）

ディーキャリアではいろんな経験ができます。そして、いろんな失敗と成功を経験してください。生活面（食事・睡眠・ストレスへの対処）の相談や生活リズム、就活を自分のペースで進めてみてください。ここの2年間という期間は、社会では普段経験できない「失敗」をここでたくさんしてください。「失敗したから障害があるから自分はダメなんだ」と思ってしまうかもしれませんが、それは違うことだと気づかせてくれます。是非、有効活用してみてください。

過剰適応にならないようにしてください（Uさんの回答）

周りの目を気にして頑張りすぎてしまう、期待に応えようとしなくても大丈夫です。また、職場の人間みんなから好かれようと嫌われないようにと無理に接する必要もありません。できないことはできないと断る。自分と合わない人がいたら無理に距離を縮めなくても大丈夫です。人として必要最低限の挨拶や業務コミュニケーションをとるだけで十分です。自分が疲弊しない程度のほどよい距離感で人間関係や仕事を円滑にできるように訓練を通して、自分らしくディーキャリアでの時間を過ごしみてください。

４つとも主体が「自分」にあててお話しくださいました。