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傾聴訓練「ワードウルフ」のご紹介
ディーキャリアでは発達障害のある方の就職に役立つ訓練を数多くおこなっています。
訓練と聞くとついつい堅苦しいイメージもあるかもしれません。しかし皆さんが楽しく参加できること！を1番に考え、日々いろいろな方法で訓練をおこなっています。
先日の傾聴訓練では、ワードウルフを活用しました。 とてもとても盛り上がり、皆さん自然と傾聴の姿勢を実践できた良い訓練の場になりましたので、ご紹介させてください。
1.テーマはみんなが知っているもので！
今回の傾聴訓練では、参加者全員が話しやすいようにテーマを「食べ物」に限定しました。好きな料理や食材にまつわる話題は、発達障害特性により初対面や集団での会話が苦手な方でも参加しやすく、自然と会話が広がります。
ASDやADHDのある方にとって、関心が持てるテーマであることは、会話へのハードルを下げる重要なポイントです。
2.ワードウルフで育まれる「聴く力」と「観察力」
ワードウルフは、与えられたお題が1人だけ異なる“ウルフ”を会話の中から探し出すゲームです。
- 相手の発言をしっかり聞く
- 会話の流れをつかむ
- 他の利用者の表情や反応を読み取る
といった要素が求められます。
これらは職場での傾聴、チームワーク、相手意図の理解に直結するスキルです。ASDで特に難しいとされる「非言語的なサインを読み取る力」や、ADHDで課題になりやすい「注意の持続」も、ゲームを通して自然に練習できます。
3.発言が苦手な方も積極的に
驚いたのは、普段は発言をためらいがちな利用者様が、ゲームの場ではいつも以上に積極的に話せたことです。
「ウルフを見つけたい！」という目的があるため、自己表現が苦手な方も自分の意見を伝えようと努力する姿が見られました。
4.就労に活きるコミュニケーション訓練
ASDやADHDのある方は、職場で「話を最後まで聞く」「相手の意図を読み取る」「適切に発言する」ことに課題を感じるケースが少なくありません。今回のようにゲームを活用した傾聴訓練は、楽しみながら実践的に学べる方法として非常に有効です。
就労移行支援の現場でワードウルフを取り入れることで、
- 聴く力
- 表情や声色の観察力
- 積極的な発言力
これらをバランスよく伸ばすことが可能になります。
訓練後も、楽しかった〜と参加したメンバー全員でゲームの感想を話すご様子が見られ、仲もより一層深まったのを感じました。
ゲームをしながら楽しく学んでみたい！という方、ぜひ体験などお気軽にいらっしゃってくださいね。
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