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セルフケア訓練ブログ ~寝ても良い訓練ってどんな訓練?~
就労移行支援の現場では、発達障害(ASD・ADHDなど)のある方を中心に、職場で長く働くための「セルフケア」スキルを学ぶ訓練がおこなわれています。
今回、その一環として実施したのが、“眠気対策”をテーマにした15分検証ワークです。 集中力を維持する力は、どの仕事でも欠かせません。今回はその内容と利用者様の感想をご紹介します。

1.眠気対策を考えよう
まずは全員で「これまで試したことがある眠気対策」「やったことがないが気になる方法」を出し合いました。
- 顔を洗う
- ストレッチ
- 仮眠を取る
- 深呼吸
- 冷たい水に触る、顔を洗う
など、シンプルで実践しやすい方法が多く挙がりました。
多様な特性に合わせて「今までやったことがない方法を選ぶ」という条件をつけることで、柔軟に挑戦するきっかけを作りました。
2.15分間、自分だけの検証タイム
参加者それぞれが選んだ方法を15分間、自分なりに実践。
「寝るのも良し!」「ストレッチも良し!」「顔を洗うも良し!」と自由度が高く、就労移行支援のプログラムとしては珍しい“自分で決める”スタイルです。
中にはスマホで「眠気に効くツボ」を調べ、その場で実践する方も。周囲もその話を聞いて興味を持ち、早速取り入れる姿が見られました。

3.参加者からのリアルな感想
ワーク後の感想会では、以下のような声が寄せられました。
- 「ちょうど座学中で眠くなっていたので、リアルな検証の場になった」
- 「試したことがない方法を知り、自分に合うか確かめられて良かった」
- 「ツボ押しが思ったより効果的。これなら職場でもすぐ実践できそう」
- 「顔を洗うのは効果的だが、顔を拭く手間が気になった」
自分の体感を具体的に振り返ることでセルフケアの引き出しを増やせます。
プラスな感想もマイナスな感想も、検証の場では大切です。その後も早速実践してみましたという声が多くありました。
4.職場で活きる“自分に合った眠気対策”を知る
就労移行支援の目的は、就職だけでなく長く働き続ける力をつけること。そのためには「眠気をどう乗り越えるか」という小さな自己管理がとても重要です。
今回の訓練は、
- 自分に効果的な方法を見つける
- 状況に合わせて選ぶ柔軟性を身につける
- 自分の状態を客観的に観察する
といった力を育てる実践の場となりました。
ASDやADHDのある方は、職場で眠気や集中力低下に悩むケースが少なくありません。
しかし、自分に合った方法を知っておけば、勤務中のパフォーマンスを安定させることが可能です。
就労移行支援でおこなった15分眠気対策検証は、ゲーム感覚で楽しく、自分の体と向き合える貴重なプログラムでした。 今後もセルフケアのアイデアを増やしながら、ASD・ADHDを含む発達障害の方が安心して働ける力を一緒に育んでいきます。
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