「また失敗するかも…」ASD傾向のある方が“不安”を感じやすい理由

「相手の反応が気になってしまう」
「急な予定変更で頭がいっぱいになる」
「失敗した記憶を何度も思い出してしまう」
ASD傾向のある方の中には、“不安の強さ”に悩む方が少なくありません。
特に、
- 見通しが立たない状況
- 想定外の出来事
- 人間関係でのすれ違い
などが重なると、不安が強くなりやすいことがあります。
「また同じことをするかも…」という不安
過去に、
- 「空気が読めない」と言われた
- ミスを強く注意された
- 会話で傷ついた
経験があると、
「また失敗するかもしれない」
という不安につながることがあります。
周囲からは「気にしすぎ」に見えても、本人にとっては毎回強い緊張を感じている場合があります。
また、
- 相手の表情を何度も思い返す
- 「嫌われたかも」と考え続ける
- ミスした場面が頭から離れない
など、“考え続けてしまう”状態になる方もいます。
「先が見えない」と不安が強くなることも
ASD傾向のある方の中には、
- 曖昧な指示
- 急な変更
- イレギュラー対応
が重なると、頭の整理が追いつかなくなる方もいます。
例えば、
「あとでお願いするね」
「状況を見ながら進めて」
と言われた時に、
- いつ?
- 何を?
- どこまで?
- どう動けばいい?
が見えず、不安が強くなることがあります。
周囲から見ると小さな変化でも、本人にとっては大きな負担になっている場合があります。
実際にあったご相談例
「また怒られるかも…」と不安が強かったAさん
Aさんは、職場でミスを注意された経験から、
「また失敗したらどうしよう」
「確認したいけど聞き返すのが怖い」
という不安を強く感じていました。
特に、
- 急な予定変更
- 口頭だけの曖昧な指示
- 複数の作業が重なる場面
では頭がいっぱいになり、焦ってしまうことが多かったそうです。
ディーキャリアでは、
- 不安になりやすい場面の整理
- 「リフレーミング」スキルによる捉えなおしの練習
- メモの取り方の学習と実践
- 模擬職場での指示確認の練習
などを通して、「どうすれば落ち着いて対応しやすくなるか」を一緒に考えていきました。
するとAさんからは、
「不安はあるけど、前より不安でいっぱいにならずに済むようになった」
という声も聞かれるようになりました。
現在Aさんはトライアル雇用で働かれており、
職場で不安なことや困ったことがあると、
職場の上司やディーキャリア新潟に相談することで、継続して働くことができています。
不安な気持ちはなくなりませんが、うまく付き合っていくことはできるのですね。
「自分が弱いから」ではない
不安が強いと、
「もっと頑張らなきゃ」
「気にしすぎなんだ」
と、自分を責めてしまう方もいます。
ですが、不安には理由があります。
だからこそ大切なのは、
“無理に慣れる”ことではなく、
“自分が不安になりやすい場面を知ること”。
そこから
”場面に対して、対策を考え練習しておくこと”と、
”不安な時に相談できる相手を持っておくこと”。
です。
一人で抱え込まず、相談してみてください
ディーキャリアでは、
- 自分の特性理解
- 不安になりやすい場面の整理
- 対処方法の準備
- 働き方の工夫
などを通して、「自分に合う働き方」を一緒に考えています。
一人で抱え込まず、まずは相談してみてください。
ディーキャリア 新潟オフィスは大人の発達障害に応じたプログラムの就労移行支援事業所です。
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