【新潟で就職を考えるあなたへ】「はい」と言ってしまうのはなぜ?発達障害のある方が“わかったフリ”をしてしまう理由と対策
「職場の指示がうまく理解できない…」
「わかってないのに“はい”と返事してしまう」
そんな経験、ありませんか?
実はそれ、あなたの性格のせいではなく、発達障害の特性かもしれません。
就職活動を進める中で、対人関係やコミュニケーションに苦手意識を感じている方にとって、「わからない」と言い出しにくい場面は多いもの。
この記事では、
- なぜ“わかったフリ”をしてしまうのか?
- そのままにするとどうなるのか?
- どうすれば“自分らしく働ける”ようになるのか?
について、新潟で発達障害がある方の就職支援をおこなっている、就労移行支援の現場からお伝えします。

◆「はい」と言ってしまうのは、なぜ?
発達障害(ASD・ADHD)の特性を持つ方の中には、その場での空気や相手の機嫌を気にして「本当はわかっていないけど、つい“はい”と言ってしまう」ことがあります。
✦ ASD(自閉症スペクトラム障害)の場合
- あいまいな言い回しや複数の指示が理解しづらい
- 「わからない」と言うこと自体が苦手
- 周囲とのトラブルを避けるため、とりあえず同意してしまう
✦ ADHD(注意欠如・多動性障害)の場合
- 話を聞いてもすぐに忘れてしまう
- 注意がそれて、途中から理解できなくなる
- 聞き返すタイミングを逃してしまう
ある種、これまでの経験から培ってきた「処世術」でもあるのですが……。
◆「わかったフリ」のままにしておくと…
「その場がしのげればいい」と思っても、
時間が経つと、次のようなトラブルにつながることがあります。
- 指示通りに作業できず、何度もやり直しになる
- 周囲から「適当に返事をする人」と誤解されてしまう
- 「また失敗してしまった」と自己肯定感が下がる
- 同じことでつまずき、長く続かない
◆ディーキャリア新潟オフィスでの事例紹介
ディーキャリア新潟オフィスに通っていたAさん(ADHD傾向あり)は、前職「これ、お願いね」と言われると、「はい」と返事はするものの、内容を理解できていないまま作業を進め、何度もミスを繰り返していました。
しかし、本人も「指示がよくわからない」とは言えずにいたそうです。
この経験から、ディーキャリア新潟オフィスでは「指示を復唱する練習」や「確認するタイミングの確認」、「言い換えを使って、指示者の意図と本人の理解のすり合わせ」など、指示理解についての訓練をおこないました。
最終的には、実習先でも「Aさんは確認が丁寧で安心」と高く評価いただき、自信を持って就職活動に進むことができました。その後トライアル雇用を経て、企業に就職し毎日業務に励んでいます。
◆ “わかったフリ”を防ぐための3つの工夫
① 指示を自分の言葉で復唱する(言い換え)
「○○をすればいいんですね」と、確認することで理解度が上がり、ミスも減ります。
② わからないことはメモに残し、後で聞く
リアルタイムで聞けないときは、指示をメモして、自分なりに整理した上で再確認しましょう。
③ 「確認できる人は信頼される」と捉え直す
「また聞いてる」と思われるのが不安かもしれません。でも、本当に信頼されるのは、わかったフリをしない人です。
◆「自分らしく働く」ために、今できること
ディーキャリア新潟オフィスでは、
- ASD・ADHDの特性に合わせたトレーニング
- 指示理解・報連相の練習
- 実践的な職場シミュレーション
を通して、「働く前の不安」を「働く力」に変えていけるサポートをおこなっています。
「就職したいけど、自信がない」
「今のままでうまくいく気がしない」
そんな方は、まず一度、見学や体験から始めてみませんか?
まとめ:わかったフリを卒業しよう
わからないことを「わからない」と伝えることは、
働く上での強みになります。
就職を目指すあなたが、自分らしく一歩踏み出すために、
ディーキャリア新潟オフィスで就職準備してみませんか?
✅ 発達障害がある・グレーゾーンで就労移行支援の利用を迷っている方
✅ 新潟で就職を考えているけれど、一人で動けずにいる方
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ディーキャリア 新潟オフィスは大人の発達障害に応じたプログラムの就労移行支援事業所です。
精神障害・発達障害を対象に就労支援を受けることができ、 「働き続けるためのプログラム」で高い職場定着率を実現しています。
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