「マルチタスクが苦手、優先順位がつけられない」ADHDの特性によるものかもしれない|マルチタスクの対策法
発達障害がある方が仕事をしていると、ほぼ必ず直面する特性課題「マルチタスク」。
複数業務を優先順位付けして取り組んだり、スケジューリングしたり。
特にADHDのある方はこの「マルチタスク」「優先順位づけ」が苦手になりがち。
優先度の低い仕事を先にこなして、重要な仕事を後回しにしたことで怒られた。
でも、どう優先順位をつけていいかわからず困っている。そんな話を耳にします。
この記事では
そんな発達障害の特性としての「マルチタスクの苦手」「優先順位付けの苦手」
という問題に焦点を当て、その原因と対処法についてお伝えします。
このような人におすすめの記事です。
「仕事の重要度がわからず、どこから手をつけていいかわからない」
「マルチタスクが苦手」
「計画的な行動や段取りをつけられない」
「時間の見積もりが苦手」
実はそのような傾向は
発達障害の一つである「ADHD(注意欠如・多動性障害)」の特性である可能性があります。
この傾向に対処するために必要なことは、周囲のサポートをもらいながら働くことです。
優先順位付けで失敗しないためにも、
なぜ苦手さが出るのかその原因、対処方法を確認しましょう。
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ディーキャリア 新潟オフィスは大人の発達障害に応じたプログラムの就労移行支援事業所です。
精神障害・発達障害を対象に就労支援を受けることができ、 「働き続けるためのプログラム」で高い職場定着率を実現しています。
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目次
1.発達障害(ADHD)の特性について
発達障害は主に「自閉症スペクトラム障害(ASD)」「注意欠如・多動性障害(ADHD)」
「限局性学習障害(SLD)」に分類され、発達障害の併存をする場合もあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2・「マルチタスクが苦手」「優先順位付けが苦手」の対策は?
対処方法
- マルチタスク、優先順位付けが苦手な特性があることを把握しておく
- 優先順位付けは一人で行わず、周囲に確認しながら行う
- タスクは書き出して、視覚化して捉える
- マルチタスクの時こそ、慌てず落ち着いて対応する
先延ばしの特性と同じように、まず最初におこなうことは「苦手さを自覚する」こと。
苦手だからこそ、対処が必要と考えて自分にあった対策を見つける必要があります。
例えば「優先順位付けは一人で行わず、周囲に確認をしながら行う」について
周囲の人に迷惑では……と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし優先度を間違えたり、〆切に間に合わなかったりするよりは、事前に確認して
間違いなくタスクに取り組んでもらった方が、指示者としてはありがたいことが多いです。
その際大切なのが「周囲に丸投げしないこと」。
まずは自分なりに優先順位付けを行った上で、
確認してもらう形で進めれば相手にとって負担は小さくなります。
マルチタスクについても同じ。
「できないから仕方ない」ではなく、どうやったらできるようになるか考えていく必要があります。
マルチタスクの苦手さから、さまざまなことに手を付けてどれも中途半端になりやすいのがADHDの特性。
作業の途中で別のことに意識が向いたり、他の思考に意識を取られ、タスクの進捗がわからなくなったまま、次々別のタスクを進めてしまうことが一つの要因です。
裏を返せば、タスクの進捗状況さえわかっていえば、元のタスクへ戻ることもできるはず。
どこまで作業が進んでいるのか、今どのタスクを進めているのか?
頭の中で記憶を保持しておくことは特性上難しいため、視覚化できる形で残しておくことが大切です。
メモなどに視覚化したタスクは「現在取り組んでいること」には〇印を、
「優先度が高いもの」には◎、「すでに完了したもの」には✓や取り消し線を引くなど、
ぱっと見てわかる形で記録しておくと、タスクの抜け漏れや今進めるべきタスクがわからなくなることはぐっと減るはずです。もちろん、印は自分でわかりやすい形で決めてもらって構いません。
また、こうした作業遂行能力に効いてくれるようなお薬や
慌てずに作業遂行する、気が散ってはかどらないような特性に
効果があるような薬もあります。作業遂行の苦手さや集中できないことに困り感がある方は、その旨をお医者様に相談することも大切です。
3・障害者雇用を支援する機関/発達障害の疑いがある場合に相談できる場所
こちらの記事にまとめさせていただきました。
【発達障害・グレーゾーン】「働きやすさ」「長く働く」には、そもそも何から始めればいいの?
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