2022年10月12日

「キャリアコンサルタント通信」　第1号 “オープンorクローズ“

「キャリアコンサルタント通信」　第1号

発達障害とキャリア　

“オープンorクローズ“

発達障害とキャリア　

　発達障害者の“働く”を応援するキャリアコンサルタント（就労支援員）の佐藤です。

　朝晩はめっきり過ごしやすくなってきましたが、日中はまだ気温が30℃を超える日もあるなど、新潟では残暑が続いています。しかし、夜になると鳴く虫の声が秋を感じさせてくれています。

今回からこのブログ（キャリアコンサルタント通信）を通じて私がディーキャリア新潟オフィスで、どのような活動を行っているのか読者の皆様に知っていただく機会としたいと思います。発達障害をお持ちの利用者の方と毎日向き合って感じているのは、キャリアコンサルタントとしてどのような支援をおこなうことが、「利用者にとって適切な職業選択につながるのか」です。試行錯誤を繰り返しながら活動をしています。

日ごろの行動や感じていることなどを、ありのままにお伝えしたいと思います。拙い文章ですが最後までお付き合いをください。

記念すべき第1号のテーマは、「オープンorクローズ」です。

　私はディーキャリアに見学・相談に来られる方の応対もしておりますが、ほとんどの方は、これからの就職について「障害者雇用」（オープン就労）とするのか「一般就労」（クローズ就労）とするのか迷って相談されます。そこで、あなたは何のために働き、どうなりたいのか？を考えたことがありますか。という質問を逆に相談者に投げかけています。

障害者雇用になると正社員になれない。給料が安い求人が多い。などオープン就労の場合のデメリットに目が向く方が多くいますが、先ずは自分の「キャリアプラン」をしっかりと考えることが重要だと思っています。その上で自分の置かれている環境や周囲の環境を適切に判断して決定することが重要では？とお話ししています。

適切なキャリアプランを描くことができることを目的としてディーキャリア新潟オフィスでは、ライフスキルコースのキャリアプランニングの訓練をおこなっています。その上で自身のキャリアプランに照らし合わせて、オープンorクローズについて適切に意思決定できるよう支援しています。

またリクルートコースにおいては、オープンorクローズに関わらず、個別面談を通じてお一人おひとりに対してしっかり向き合い本人の意思を尊重することをモットーとして支援しています。

自分に合った適切なキャリアプランをどのように作っていくのか。は次回以降発信していきます。