「第一回　障がい者就労フェスタ」のご報告

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ディーキャリア松本オフィス管理者の山下です。
今回のブログは、2024年10月9日（水）に南松本なんなんひろばにて開催した、第一回障がい者就労フェスタの報告です。
当日は、障害をお持ちの方やご家族、支援者、医療関係者など、約80名の方々にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。

【イベント始動の経緯】

『「誰一人取り残さない」というSDGsの基本理念に基づいた社会の実現に向け、地域のクロスオーバーを目指す。働きたい当事者やその家族、障害者雇用を検討する企業、支援機関などから多様な立場の人に参加していただく。競合する就労移行支援事業所が共同開催することで話題性を上げ、低迷する地域の障害者雇用に影響を与えていく事を目指す。』

私はこのような目的を掲げて、近隣の就労移行支援事業所に共同開催の声掛けをしました。
ディーキャリア松本オフィス単独で開催したところで、さほどの影響を与えることはできないと考えたからです。
2社の就労移行支援事業所が主催として賛同してくださり、今まで地域になかったイベントの開催に向けて動き出すこととなりました。

【障がい者就労フェスタとは？】

イベントの内容については、以下のように企画しました。
①障害者雇用に力を入れている企業を招き、障害者雇用の経緯や取り組み、事例などを発表していただく。
②一般企業で雇用されている当時者の方に登壇していただく。
③当日の運営には各事業所の利用者からピアスタッフを動員し、「障害者＝働けない」のイメージを払拭していく。
④就労移行支援各事業所のブースを用意し、来場者が個別に説明を受けられる機会を用意する。
イベントのサブタイトルも「～障害者雇用から考える共生社会～」としました。

【登壇者の選定と当日の様子】

実際にディーキャリアの卒業生が就職された企業の担当者に登壇を依頼したところ、快く受けていただきました。

（株式会社大和様、株式会社アドヴァンスト・インフォーメイション・デザイン様、ありがとうございます！）
当事者講演については、長野県ヘルプマークディレクターの猪又竜氏にお願いしました。

企業の事例発表は、障害者雇用を開始した当初の困難や取り組み、好事例だけでなく苦い経験についてもお話いただだきました。これから障害者雇用を始めようという企業の担当者も来場されており、励みになったのではないかと思います。 どちらの企業も「戦力」として期待していること、ミスマッチを起こさないためにも障害について隠さずに伝えて欲しい、という事をお話されていました。
猪又竜氏からは、「自分らしく働くために、自分が取り組むこと・周りが取り組むこと」という演目で、自己理解と自己開示の大切さについてお話いただきました。自身の体験に基づくお話には説得力があり、メモを取りながら熱心に聴講される人の姿が多くみられました。

【社会資源を活用した障害者雇用のすすめ】

私も就労移行支援の立場から少しお話しました。
障害者雇用が進まない背景には「①求職者側の自己理解と説明力不足」「②企業側の障害理解と支援力不足」があるとお伝えしました。そして、「障害の有無に限らず、お互いに理解するためには継続的な対話が必要である。」ことをお伝えしました。
私自身、支援を仕事にするまでは「障害」に対して全くの無知でした。支援を通して、一概に「障害」といえども特性は人それぞれなこと、障害がある人の真面目さ、優しさ、強さなどを知ることができました。
どんな人でも未知に対しては警戒し、恐れるものです。ですが、膝を突き合わせて対話を続ければ、お互いが過ごしやすくなって来ることを知っています。
本当の意味での共生社会の創生に向けて、今回のイベントも助力になれば幸いです。
2回、3回と開催し、さらに多くの人を巻き込んで行ければと思います。
今回ご協力・ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました！

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こんな感じで、役に立ったり立たなかったりのブログを更新していきます。
ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね。

今回のブログ担当　管理者　山下智和

2019年に埼玉県から移住してきました。
ガーデニングと愛犬「ぽっけ」が私の癒しです。
周囲に山が見えないと落ち着かないくらい
長野県が好きになりました。
男性目線のアドバイスが欲しい方など、
気軽に話しかけてください。

♦ディーキャリア松本オフィスとは

ディーキャリア松本オフィスは、長野県松本市にあり、特に発達障害の支援に応じた、『就労移行支援事業所』です。
カリキュラムを通してあなたの個性と向き合い、「自分らしく長く働ける力」を身に付けるお手伝いをいたします。
現在は松本市はもちろん、安曇野市や塩尻市から通われている方もいらっしゃいます。

♦就労移行支援とは

障害・難病をお持ちの方で、一般企業で働くことを目指している方の訓練支援です。
「就職ができない」「就職しても、なかなか続かない」「学校卒業後の進路が決まらない」などのお悩みありませんか？
就労移行支援は、就職を希望しているが、さまざまな困難によりうまくいかないといった、障害・難病等の方を対象に、一般企業で働くために必要な知識・スキル向上のサポートをおこないます。また、求人検索、面接練習、書類添削等、就職活動の支援や、通院、面接同行などの支援もおこないます。

♦就職してからもサポート継続

就職することがゴールではありません。
ディーキャリア松本オフィスは、就職してからも、心も体も健康に働き続けらることを目指して、就職後のサポート『定着支援』も致します。
就職すると、環境の変化や人間関係の変化など、慣れないことがたくさんあります。
その中で出てくる、悩みや困りごとに対応しながら、ご本人も、企業の方も、双方が働きやすい環境となるよう支援いたします。

♦利用対象者

ディーキャリア松本オフィスをご利用できる方は、就職を希望されていて、以下のような方です。
・18歳～65歳未満の、発達障害、精神障害、難病のある方。
・18歳～65歳未満の自立支援医療の制度を利用している、もしくは主治医の診断書がある方。

※その他18歳～65歳未満で、上記に該当しないが、うつ状態や引きこもり状態が続いている方など、その他お悩みがある場合でも、毎月無料相談会も開催しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。お力になれるかもしれません。(無料相談会の日程は、ホームページやInstagram、ツイッターでも告知しております。)

♦ご利用料金

就労移行支援事業所のご利用料金(１か月あたりの自己負担額)は、前年の世帯所得で決定されます。
世帯所得とは、ご本人、またはご本人と配偶者の所得の合計です(ご両親の所得は含まれません)。
詳しくは、ディーキャリア松本オフィスまで、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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〒390-0811　長野県松本市中央1-15-7 ハネサム松本201
(松本駅(お城口)から徒歩３分)
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