長野県生坂村　京ケ倉に登りました！

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私の今年の目標の一つである「山に１回は登る」を達成することができました。

長野県に住んでいるという超メリットを生かし、私は１０代の頃から山登りをしてきました。
3000ｍ級の山にも何度も登りました。
ただ年齢を重ねてくると、自分の体力の衰えが気になり始めたこともあり、高い山は遠のき、自然と低山や里山に目が向いていきました。

ディーキャリアで講座を担当した時に「私の今年の目標は『今年は山に１回は登る』です」と宣言した手前、このうららかな春の陽気に誘われて、「よし！登ってみるか！！」と先日近場の京ケ倉という山へ登ってきました。

登山道は整備はされているが、はしごやロープがいたるところにあり、また尾根に出ると岩場も多く、絶壁も多いとの事前情報もありましたが、「まあ、ゆっくり行けば大丈夫かな」という軽い気持ちで挑みました。

その結果は・・・内容をご覧ください！

「え、こんな低い山で『登山計画書』の提出？？」

天気もまあまあ、風もなく心地よい暖かさ。
荷物の準備。
今日は雨具は使いそうもないな、と天気を確認。でも、一応車には積んでいこうか。。。

などと久しぶりの登山にわくわくしながら車に乗り込みました。
家を出てほぼ１時間ほどで登山口に到着。
平日の午前中、既に入山している人もいるようです。

靴を履き替えて、帽子をかぶり、少しストレッチなどして、

「よし、準備OK。さあ、行こうか！」

と登山口へ行こうとしたとき、小さなポストらしきものを発見。
近づいてみると、

なんと！
「登山届」を書くよう指示があるではないですか。

「えっ、こんな低い山（目指す京ヶ倉は990ｍ）で登山届出すの？」と驚きました。
登山届提出ということは、それなりに「危険な山」ということなんです。

さて、どうなりますことやら・・・

「・・・・こんな大変な山だったのね・・・💦」

コースタイムとしては、登り始めてから見晴らし台まで４５分、とりあえずそこまではノンストップで行ってみようと登り始めました。

最初は山肌を沿うように林の中を５分ほど行くと、いきなり急坂の出現です。
しかも大きな岩や、張り出した木の根っこが行く手を阻みます。

「来たね、なんか、山に来たって感じ～～」

と思えていたのはほんの最初だけ。
行けども行けども、そんな急坂と岩やはしごやロープが待ち構えていました。

「そっか・・・だから登山届出すほどの山なんだな」
と変に納得しました。

まだ登り始めて１５分ほどしかたっていないのに、汗が噴き出してきてしまったので、少し休んで水分補給と、上着を薄手のものに変えました。

気を取り直して、また、急坂を登り始めて２０分ほどで、ようやく第一目標の見晴らし台につきました。
恥ずかしながらその時はもう、へとへとでした。
ただ、そこからの風景は先ほど通ってきた犀川のダムも眼下に見え、とても素晴らしく、やっぱり登ってきてよかったなあと思えたのでした。
疲れも吹き飛びますね。

「・・・まずい・・足が・・・💦💦」

１０分ほど休んでから、登り始めました。
次は尾根までを目指します。

登り始めて数分で、足に違和感を感じました。
なんと、足の指がつり始めてしまったのです。
私にはよくあることなのですが、足の指がつると、脛の前側の筋肉・前脛骨筋（ぜんけいこつきん）もつる傾向にあるんです。

「まさか・・今？」という私の心配と不安をよそに、ほどなくして左足の前脛骨筋がつり始めたのです。
様子を見ながら少しずつ登っていたのですが、今度は右足にも同じ症状が・・・。

その時は
「もう、やめようかな・・。ここまで来たから今日は良しとしようか」
という自分と
「いやいや、せっかくここまで来たのだから、頂上まで行こうよ」
と思う自分との葛藤でした。

そんなことを思いながら、足は止めずに少しずつ登ったのです。
ところが、目の前に巨大な岩、そして長いロープが立ちふさがっていたのを見たときは
「ああ、もう本当にダメかな・・」と心が折れそうになりました。

が、ふと頭上を見ると、
「稜線まであと少し」
と書かれた看板が目につきました。

この時の私にはまるで「神のお告げ」のように感じられました。
なんだか、
「頑張れ、頑張れ」
と応援されているような気持になって、単純な私は
「あと少しなら、頑張ろうかな」と決め、また痛い足で登り始めたのでした。

稜線に出た～～～！！(≧◇≦)

岩山を登り、はしごを渡り、急坂を登り、
ようやく、本当にようやく稜線に出ました。

その時は「やった～～～～～～～！！」と心から思いました。

げんきんなもので、その時は足の痛みも忘れ、ともすると鼻歌気分で両側断崖絶壁の「馬の背」コースを歩き、頂上へ向かいました。

稜線にでると西側には北アルプス、東側には緑濃い山々の深い谷が手に取るようにみえて、爽快でした。
「やっぱり山はいいよね～～」なんて思いながら。

あと少しで頂上と思って、軽い気持ちで歩き出すと、最後に難関が待っていました。
最後の最後で高さが３ｍ以上はある大きな岩がまた出てきて、
（まるで「ラスボス」、そして槍ヶ岳の最終登りを思い出しました）

登りやすいように何本ものロープが両端にかかっていました。
「え～、これ登るの？」
とつい声に出してしまいました。
が、頂上はもう目の前、登るしかありませんよね。

頂上！！制覇しました～～

着きました！頂上です！！

「やった～～！」

と今度こそ声に出し、叫びました。（周囲に人がいないことを確認してから（笑））。

目の前に広がる北アルプスや眼下に見える犀川のダム湖、集落などをひとしきり眺めてから、ちょっと早いお昼です。

いつもより大きめのおにぎりを１つ、ほうばりました。
そのおにぎりのおいしいこと！
梅干しと昆布のシンプルなおにぎりですが、本当においしかったです。

山を渡る風は心地よく、久しぶりに登山ができたことに大満足でした。
頑張った自分も褒めました。
途中で諦めず、登ってきてよかったとも思いました。
幸せなひと時でした。

そこから縦走コースもあったのですが、足のことを考えて今回は止めました。

下山は、
「こんなところ登ってきたっけ？」
と思ってしまうほど、大変な下山でした。
足が届かない！
そんなところも多々ありましたが、下山はやはり登りよりは少し時間が早くて済みました。

登りでは気が付かなかった春の花も見つけたりして、少し楽しめました。
帰りは近場の温泉に入って、無事に帰宅しました。

目標達成はしましたが、やっぱり・・・

さて、今回は目標であった
「今年は１回は山に登る」
は達成できましたが、登ってみると本当に課題だらけになってしまいました。

この、新たに出てきた「課題」たちは次回の山登りに生かしたいと思っています。

それにしても、今回の山登りで、目標達成しても次の課題が出てくるということを身をもって体験しました。
ディーキャリアへ通う利用者たちも日ごろ目標設定をして、次々と出てくる「課題」に「ああ、またか」なんて思われることもあるかもしれませんが、自分でできることから解決していったり、その時の経験を活かして「じゃあ、次はこうしよう」と新たな目標を立てたりしていらっしゃると思います。

私の次の目標は「近場の里山へ登ること」ですが、今回の経験を活かして、また山登りを楽しみたいと思います。

さて、次はどこにのぼろうかな～～(*^^*)

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今回のブログ担当

生活支援員　宮澤貴子

スタッフの中で誰よりも人生経験が長いです！
ついつい母目線になってしまうのが玉にキズかな。
落ち込むこともありますが、打たれ強い前向きな性格で乗り切ります！
合唱団で歌ったり、山歩きや手芸、一人ドライブや道の駅めぐりが好きです。

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