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体験談から紐解く、ASDで仕事が続かない原因

「がんばると決めていたはずなのに、また辞めてしまった」——そんな経験を繰り返し、自分を責めてしまっていませんか。

ASD(自閉スペクトラム症)の特性がある方の中には、仕事が続かないことに悩み、転職を重ねている方が少なくありません。ですが、それは決してがんばりが足りないからではなく、特性と職場環境とのミスマッチや、困りごとの伝え方が原因になっているケースが多くあります。

この記事では、仕事が続かない背景にある原因を整理しながら、実際に自己理解を深めることで変化があった利用者さんの気づきをご紹介します。

ASDの特性が仕事の”続かなさ”につながる場面

ASDの特性によって感じやすい困りごとは人それぞれですが、職場でよく見られるのが次のような場面です。

  • 複数の業務を同時に進める場面で、優先順位づけが難しくなる
  • あいまいな指示(「適当に」「いい感じに」など)の意図をつかみにくい
  • 予定外の変更や割り込み業務に、気持ちの切り替えが追いつかない
  • 感覚の過敏さから、職場の音や照明などが強いストレスになる

こうした困りごとが積み重なると、「ミスが増える」「評価が下がる」「職場に居づらくなる」という悪循環に陥りやすくなります。大切なのは、これらを本人の努力不足として捉えるのではなく、特性に応じた対処ができる環境かどうかという視点で見直すことです。

ある利用者さんが気づいたこと

ある利用者さんは、困りごとを感じてもうまく言葉にできず、ひとりで抱え込んでしまう傾向がありました。我慢を重ね、限界に達すると突発的に退職してしまう——そうしたことを繰り返していたそうです。

伝えようとする場面があっても、つい強い言い方になってしまい、かえって相手との関係がこじれてしまうこともありました。困りごとを我慢すること、そして伝え方そのものにも課題があったのです。

ライフスキルコースの座学を通じて自分の特性を整理していく中で見えてきたのは、「がんばりが足りなかった」のではなく、困りごとを小さいうちに、攻撃的にならずに伝える方法を知らなかっただけだった、ということでした。

自分の気持ちも大切にしながら、相手も傷つけない伝え方があると知ったことで、今では以前よりも気持ちが楽に、前向きに仕事と向き合えるようになったそうです。

「伝え方」を知ることで変わること

困りごとを我慢し続けるのではなく、早い段階で、かつ相手を尊重する形で伝えられるようになると、職場の人との関係性は大きく変わります。

  • 小さな違和感の段階で相談できるため、負担が積み重なりにくくなる
  • 相手に配慮の必要性が伝わりやすくなり、業務の調整を相談しやすくなる
  • 「自分の特性を理解したうえで工夫している」という安心感が、自己肯定感にもつながる

こうした伝え方は、ひとりで身につけるのが難しい場合もあります。自分の特性を客観的に整理する機会や、練習を重ねられる環境があることで、少しずつ無理なく身につけていけるよう工夫していくことが大切です。

ひとりで抱え込まず、相談することも選択肢に

仕事が続かないことに悩んでいるとき、原因が見えないままひとりで抱え込んでしまうと、同じことを繰り返しやすくなります。

ディーキャリアでは、自己理解を深めるライフスキルコースや、困りごとの伝え方を練習する機会を通じて、就職後も長く働き続けられるよう支援を行っています。「またダメだった」を繰り返さないために、選択肢のひとつとして考えてみませんか。

まずはお気軽に、見学や相談のお問い合わせをお待ちしております。

就労移行支援事業所 ディーキャリア北九州オフィス

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