インフルエンザ流行中…体調管理をどう考えればいい?

こんにちは!ディーキャリア川崎オフィス、生活支援員の伊藤です。
朝晩の冷え込みが増えてきましたが、「今年はもうインフルエンザが流行っているらしい」というニュースを目にした方も多いのではないでしょうか。
「通所しても大丈夫?」「体調が悪いのに休むと、訓練が遅れてしまいそうで不安」「就職活動中に体調を崩したくない」。就労移行支援をご利用中の方や、利用を検討されている方・ご家族から、こうした声をよく耳にします。今回は、神奈川でインフルエンザが流行している今の状況と、通所中・通所を検討中の方が意識しておきたい体調管理のポイントをまとめました。
今年のインフルエンザは「例年より早い」
厚生労働省などの発表によると、2026年は8月28日に全国で「流行入り」が発表されました。これは現在の調査が始まった1999年以降で、2009年に次いで2番目に早い流行入りです。例年は12月〜3月ごろが流行シーズンですので、かなり早い動きといえます。
直近の状況(第39週:9月21日〜27日)
・全国の定点あたり報告数:7.17人(前週の8.48人からは減少)
・神奈川県の定点あたり報告数:8.59人(9月中旬に一度大きく増え、その後は減少)
・検出されたウイルスは、ほぼA型(A(H1N1)pdm09)が中心
前の週より減っている地域もありますが、まだ高い水準です。「減ったから終わった」と考えるのは早く、神奈川県でもインフルエンザの流行が続いていると受け止めて対策しておくのが安心です。
ポイント:厚生労働省は、早く流行が始まったことが「必ずしも今後の大きな流行を意味するものではない」としています。必要以上に不安にならず、できる対策を淡々と続けることが大切です。
※数値は2026年10月初旬時点で公表されている情報にもとづきます。最新の状況は厚生労働省・JIHS(国立健康危機管理研究機構)や神奈川県の発表をご確認ください。
通所している方・検討中の方が意識したいこと
就労移行支援事業所は、複数の利用者とスタッフが同じ空間で過ごします。だからこそ、一人ひとりの体調管理が、本人にとっても周りの方にとっても大切になります。基本の対策は次のとおりです。
- 手洗い・手指衛生:外出後、食事前など、こまめに
- 換気:空気を入れ替える習慣づくり
- 咳エチケット・必要な場面でのマスク:人の多い場所や症状があるとき
- ワクチン接種の検討:接種の時期や可否は、かかりつけ医に相談
- 睡眠・食事・休息:生活リズムを整え、疲れをためない
- 体調不良のときは、無理せず相談をする
「少し無理をして通う」が、いちばん長引くことも
「休むと遅れる」「迷惑をかけたくない」と考えて、無理に通所してしまう方は少なくありません。ただ、無理を重ねると回復が遅れたり、周りに感染を広げてしまったりすることもあります。就職後も、体調不良のときに適切に休む・連絡するという行動は、長く働き続けるための大切なスキルです。
「自分でできる対処」と「相談したい部分」を分けて考える
体調管理には、特性や感じ方による個人差があります。たとえば次のような場面です。
- 体調の変化(だるさ・熱っぽさなど)に気づきにくい
- マスクの感触や匂いが苦手で、長時間つけ続けるのがつらい
- 不安が強くなり、「休むか、通うか」の判断に迷う
- 体調を崩すと生活リズムが乱れ、立て直しに時間がかかる
こうした困りごとは、すべて自分ひとりで克服しなくても大丈夫です。まずは自分でできる範囲を整理して、自己管理の方法として形にしてみましょう。そのうえで、どうしても難しい部分は、相談してみましょう。
自分でできる対処の例
・朝の体温や体調をチェックする習慣をつくる(記録をつけるなど)
・肌ざわりの良いマスクを探す、携帯用の除菌グッズを用意する
・「この症状があれば休む」という目安を、事業所のルールや、スタッフとの相談のうえで決めておく
相談したい部分の例
・体調不良時の連絡方法(電話が難しい場合は別の手段にするなど)
・マスクが難しい場面での、席の配置や距離の工夫
・体調が戻ってきたときの、訓練の進め方やペースの調整
「自分の状態を整理する → できる工夫を試す → それでも難しい点を、具体的に伝える」。この流れを身につけておくと、就職後の職場でも役に立ちます。ディーキャリアでは、特性の理解と、配慮の伝え方を一緒に練習していくことを大切にしています。
体調が悪いと感じたときの基本の流れ
- ① 朝の体調を確認する:発熱、のどの痛み、強いだるさなどがないか
- ② 無理に通所せず、事業所へ連絡する:決めておいた方法で、早めに
- ③ 医療機関を受診する:受診方法は事前に地域の案内で確認しておくと安心
- ④ 復帰するときに、体調やペースを相談する
ポイント:きちんと休んで連絡することも、就職に向けた大切な練習のひとつです。「休むこと」を後ろめたく感じすぎなくて大丈夫です。
まとめ:体調管理の力は、就職後の安定につながります
今年はインフルエンザの流行が早く、神奈川でも流行が続いています。大切なのは、過度に心配しすぎず、手洗い・換気・体調確認といった基本の対策を続けること、そして体調が悪いときは無理をしないことです。
体調管理の方法や、困ったときの伝え方は、練習を重ねるほど精度が上がっていきます。就労移行支援で今のうちに身につけておくことは、就職後の定着にもつながります。「自分の場合はどんな工夫ができるだろう?」と思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。ディーキャリア川崎オフィスの事業所のご案内もあわせてご覧いただけます。


