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地域生活と観光の共存を考える
こんにちは。
ディーキャリア春日部オフィス就労支援員のKです。
鳥海山が日本百名山のひとつと聞いた事はあったけれど、
一体どこにあるどんな山なのだろうか…?
7月に山形を旅していた期間ずっと、
出羽富士と呼ばれている鳥海山の端整な姿を目にして
この山の何とも言えない魅力に触れたように感じました。

鳥海山は山形県と秋田県の県境、しかも日本海に近いところに位置し、
関東圏からすれば、最も奥深く入り込んだロケーションになります。
そして出羽地方のどこからも均整のとれた姿を目にすることができます。

今回の旅の中で鳥海山が見える印象に残ったスポットをご紹介します。
【山形県中央(玉簾の滝)から鳥海山を見上げる】
山形県側からは、
田畑が広がった先に鳥海山が見える場所が多い印象です。
そこには昔ながらの田舎にある原風景が広がっており、
その土地における農耕の守護神のような存在として
出羽富士が奥にゆったり構えている光景を感じることができます。

【日本海側の道の駅(象潟)から鳥海山を見上げる】
鳥海山は日本海からそびえる独立峰としても有名です。
象潟周辺では「九十九島」とも呼ばれる田園風景の先に姿をみせています。
この土地の自然美を象徴するシンボルのような存在を感じることができます。

【鳥海山5合目から日本海を見下ろす】
クルマで行けるのはブルーライン終点の5合目まで、
そこからは登山道が続くことになります。
この5合目から日本海を見下ろす景色も壮大でした。
山岳信仰の対象になっている鳥海山を感じることができる場所でもあります。

【ローカル列車から田園風景の先の鳥海山を眺める】
由利高原鉄道・鳥海山ろく線、通称「おばこ号」は、
地元の方々の貴重な足として運行されてきましたが、
最近は観光目的での運行もされています。
発着する矢島駅の外装は観光を意識した造りになっており、
駅舎内も鳥海山など地域を紹介したコーナーが多数ありましたが、
ホームや隣接する車庫はローカルな雰囲気をそのまま残している感じでした。

私どもが乗車した車両は観光用のもので、
“秋田おばこ”姿のアテンダントが沿線の説明をしてくれた上で
地域名産や記念グッツを社内販売されていました。

車窓からは、雄大な鳥海山とのんびりとした田園風景を見る事ができ、
2両編成の小さな車両がコトコトと走る独特な乗り心地も印象的でした。
https://www.obako5.com/
【観光のシンボル < 地域生活のシンボル】
今回この地域を旅しながら度々遭遇したことなのですが、
鳥海山が見える場所に移動する我々観光客を気遣って、
道を譲ってくれる地元住民の方々が多数いました。
また、観光客ばかりが乗車しているローカル線では、
遠慮がちに途中乗車していくる通勤・通学の地元住民の方々を見かけました。
完全な観光地として出来上がっていない田舎の場所だからこそ
我々のような観光客が往来させてもらって郷愁を感じられること、
ゆったりと流れる時間と共に鳥海山をじっくり眺められることを
今更のように感じました。

現時点では、富士山のような観光客によるマナー違反はないようですが、
今後この場がメジャーになって大量の観光客が押し寄せることになると、
オーバーツーリズムの問題が必ず発生する場所のような気がします。
おそらく、この地域に暮らす人々にとって
鳥海山は、日々の生活と一体となった風景であり、地域の誇りであり、
心の拠り所なのだと思います。
一時的な観光を目的に訪れている我々は、
この地域の生活のシンボルを観光目的で拝見させてもらう姿勢にたち、
この地域の生活を乱さないような配慮が必要と感じました。
一人ひとりがそういう気持ちで観光地を訪れることができれば、
各所で発生しているオーバーツーリズムによる諸問題についても
解決の糸口が見つかるかもしれません。

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