錦秋の鬼怒川(ライン下り船頭のトーク術)
こんにちは。
ディーキャリア春日部オフィス就労支援員のKです。
前回ブログで鬼怒川ロープウェイおさるの山に行ったことをお伝えしましたが、
更にその後、鬼怒川ライン下りにて船頭さんの巧みなトーク術に遭遇したので
そのエピソードをご紹介したいと思います。
おさるの山からライン下りまでは無料のシャトルバスで移動、
昼過ぎの運航便に辛うじて潜り込むことができました。
さあ、鬼怒川の約6kmを30~40分で下る船旅の出発です。
急流では半端ない水しぶきが入ってくるので、
船の両側に貼られたビニールを自分で持ち上げて水しぶきをしのぎます。
急流での船の揺れも半端ないのですが、
船頭のオジサンはシッカリと立ち続けています。
シニアとは思えない強固な体幹をお持ちになっているのでしょう。
そして途中に多数通過する見所スポットではタイムリーに説明をされつつ、
乗客には頻繁に声掛けをして感想を引き出したり、笑いを誘ったりしています。
お客さんは人によってさまざまなリアクションをしますが、
その一つ一つをキャッチし、
それに合わせたトークの返しをするところが プロフェッショナルと感じました。
驚いたことに、途中からダム湖に入り、流れがなくなると
エンジンボードが何気に近づいてきて、この船を最終地点まで牽引します。
最終地点について乗客を降ろした後は、
エンジンボートが改めて船を牽引して近くのクレーン配置場所に戻っていきました。
この船はクレーンでトラックの荷台に積まれ、トラックで出発地点に戻るそうです。
この鬼怒川ライン下りは、11月末で今季は終了し、船頭のオジサンたちは、
12月から鶏頂山のエーデルワイスなどのスキー場で働くそうです。
(スキーゲレンデでは、オジサンたちトーク術は発揮できるのでしょうか?)
とにかく、乗客を楽しませている船頭のオジサンには脱帽です。
音声ガイドとは違って、人間の生の話に勝るものはないと感じました。
ライブ感やわくわく感があります 。
季節や天気によって見える景色は変わってくる、
様々な乗客によってリアクションは変わってくる、
それらに臨機応変にトークを返してくるところは流石ですし、
これまで積み重ねてきた経験から多彩な引出しを作り上げたのだと思います。
この船頭のオジサン達のこのドヤ顔もわかります。
感心している場合ではなく、この人生の先輩たちを見習い、
私もディーキャリア春日部オフィスのスタッフとして
利用者たちが通所を少しでも楽しめるように
自分の引き出しを増やしていきたいと
気持ちを新たにした船旅でした。
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