「頑張りすぎてしまう…」仕事で無理を重ねないための5つの工夫
こんにちは。就労移行支援事業所 ディーキャリアかごしまオフィスです。
仕事を任されると、つい最後まで自分一人でやり遂げようとしてしまう。
周囲から頼まれると断れず、気づけば自分の仕事がどんどん増えている。
そんな経験はありませんか?
責任感を持って仕事に取り組むことは、もちろん大切です。
特に、周囲の期待に応えたいという気持ちや、失敗したくないという思いが強い方ほど、目の前の仕事に一生懸命取り組もうとする傾向があるかもしれません。
しかし、頑張ることが習慣になっていると、自分がどのくらい無理をしているのか分からなくなることがあります。
その結果、仕事が終わる頃には疲れきってしまったり、翌日まで疲労が残ってしまったりすることもあるでしょう。
就職して長く働いていくためには、仕事を頑張る力だけでなく、自分の状態に合わせて仕事の進め方を調整する力も必要です。
今回は、頑張りすぎてしまう方に知ってほしい、仕事で無理を重ねないための5つの工夫をご紹介します。

① 「できること」と「無理なく続けられること」を分けて考える
仕事を考える時、「自分にできるかどうか」を基準にすることがあると思います。
しかし、ここで意識しておきたいのが、できることと、それを無理なく続けられることは必ずしも同じではないという点です。
たとえば、集中すれば3時間で終わらせられる仕事があったとします。
ただ、その3時間は休憩も取らず、終わった後には何もする気が起きないほど疲れてしまうとしたら、どうでしょうか。
確かに仕事は完成していますが、同じ状態を毎日続けることは難しいかもしれません。
一方、途中で休憩を挟みながら4時間かけて取り組むことで、翌日も安定して仕事ができるのであれば、長い目で見た時には、そちらのほうが自分に合った働き方である可能性もあります。
大切なのは、「どこまで頑張れるか」だけでなく、「どのくらいなら安定して続けられるか」という視点を持つことです。
② すべての仕事を100点にしようとしない
真面目な方ほど、仕事の細かい部分まで気になり、なかなか作業を終えられないことがあります。
資料を作成する時に、文字の位置が少しずれていることが気になって何度も修正する。
メールを送る前に、文章を繰り返し読み直してしまう。
丁寧に取り組もうとする姿勢は良いことですが、必要以上に時間をかけてしまうと、他の仕事に影響が出る場合もあります。
そこで考えたいのが、「その仕事では、どの程度の完成度が求められているのか」ということです。
正確性が特に重要な仕事もあれば、まずは一定の時間内に仕上げることが優先される仕事もあります。
すべての仕事に同じ時間と労力をかける必要はありません。
自分だけで判断するのが難しい場合には、上司に「どの程度まで仕上げればよいでしょうか」と確認してみるのも一つの方法です。
完璧を目指すことが悪いのではなく、仕事の目的に合わせて力の入れ方を調整できることが大切なのです。
③ 頼まれた仕事をすべて引き受けない
職場では、自分が取り組んでいる仕事の途中で、別の仕事を頼まれることがあります。
そんな時、「断ったら迷惑をかけるかもしれない」「期待に応えたい」と考え、つい引き受けてしまう方もいるでしょう。
しかし、仕事を引き受けることと、その仕事を期限までに完成させられることは別の話です。
すでに複数の仕事を抱えているのであれば、新しい仕事を引き受ける前に、現在の状況を伝えることも必要になります。
「今はAの仕事を進めていて、15時頃に終わる予定です。その後でもよろしいでしょうか」
このように、自分の状況を説明したうえで相談すれば、相手も仕事の優先順位や期限を調整しやすくなります。
仕事を断ることに抵抗がある方は、「断る」のではなく「仕事の進め方を調整する」と考えてみると、少し伝えやすくなるかもしれません。
④ 疲れを感じた時には仕事の進め方を見直す
10月13日のブログでは、集中力の低下やミスの増加、イライラなどが疲れのサインになることをお伝えしました。
こうした変化に気づいた時、「もっと集中しなければ」と考えてしまうことはありませんか?
もちろん、気持ちを切り替えることで仕事が進む場合もあります。
ただ、疲れが原因で集中力が落ちているのであれば、気合いだけで乗り切ろうとしても、思うように改善しないことがあります。
そんな時は、仕事の進め方そのものを見直してみましょう。
長時間続けている作業を一度区切ったり、複雑な作業を小さな工程に分けたりすることで、負担を調整できる場合があります。
また、業務の優先順位を確認して、急ぎではない仕事を後に回せるか相談することも方法の一つです。
重要なのは、疲れに気づいた後、どのような行動を取るかということです。
疲れている自分を責めるのではなく、今の状態で仕事を進めるためには何が必要なのかを考えてみましょう。
⑤ 自分なりの「頑張りすぎるサイン」を知っておく
頑張りすぎてしまう方の中には、仕事をしている間は疲れを感じず、帰宅してから急に動けなくなるという方もいます。
また、忙しくなると休憩を忘れてしまったり、周囲に相談する余裕がなくなったりする方もいるでしょう。
こうした特徴は、自分自身ではなかなか気づきにくいものです。
そこで役立つのが、日々の活動を振り返り、頑張りすぎている時にどのような変化が出るのかを知っておくことです。
「忙しくなると昼休みも作業を続けてしまう」
「疲れてくると人に質問しなくなる」
「仕事が終わった後に頭痛が出やすい」
など、自分なりの傾向が見えてくるかもしれません。
こうしたサインを把握しておくことで、無理を重ねる前に休憩を取ったり、仕事量について相談したりするきっかけになります。
自分の限界を知ることは、能力が低いということではありません。
むしろ、自分の力を安定して発揮するために必要な自己理解の一つなのです。
「頑張ること」が目的になっていませんか?
仕事に一生懸命取り組むことは素晴らしいことです。
ただ、いつの間にか「頑張っていること」そのものが目的になってしまう場合があります。
本来、仕事で求められているのは、決められた役割を果たし、周囲と協力しながら成果を出していくことです。
そのためには、必要な時に相談したり、優先順位を調整したり、適切に休息を取ったりすることも欠かせません。
特に、就職したばかりの頃は、新しい環境に慣れようとするだけでもエネルギーを使います。
早く仕事を覚えたい、周囲に認めてもらいたいという気持ちから、普段以上に頑張ってしまうこともあるでしょう。
しかし、最初の1週間だけ無理をして頑張ることと、その後も安定して働き続けられることは違います。
「今日、どれだけ頑張れたか」だけでなく、「明日も同じように働けそうか」という視点を持つことも大切です。
ディーキャリアでは「自分に合った仕事のペース」も考えていきます
ディーキャリアかごしまオフィスでは、ライフスキルコースで自己理解やセルフケアについて学び、ワークスキルコースでは職場を想定した活動を通して、実践的な仕事の進め方を身につけていきます。
その中で大切にしているのが、単に作業ができたかどうかだけでなく、どのような状態で取り組めたのかを振り返ることです。
予定どおり仕事を終えられたとしても、途中で無理をしていなかったか、疲れが強く残っていないか、困った時に周囲へ相談できたかなど、さまざまな視点から自分の働き方を確認していきます。
また、訓練の中で自分の得意・苦手や疲れやすい場面が分かってくると、就職後に必要な工夫や配慮についても、より具体的に考えられるようになります。
就職するために頑張ることはもちろん大切ですが、ディーキャリアでは、就職後も自分の力を発揮しながら働き続けられることを大切にしています。
まとめ|頑張り方を調整することも仕事のスキル
今回は、仕事で頑張りすぎないための5つの工夫についてお伝えしました。
仕事を無理なく続けるためには、自分がどのくらいの負担なら安定して働けるのかを知り、仕事の目的に合わせて力の入れ方を調整することが大切です。
また、仕事を抱え込みすぎないように周囲と相談し、疲れのサインが出た時には、早めに仕事の進め方を見直すことも必要になります。
頑張りすぎてしまう方は、つい「もっとできるようにならなければ」と考えがちです。
しかし、働くうえでは、何でも一人でできるようになることだけが成長ではありません。
自分の状態を把握し、必要な時には周囲の力を借りながら、安定して仕事を進められるようになることも大きな成長です。
頑張る力だけでなく、頑張り方を調整する力も身につけていきましょう。
明日は、今週のシリーズの締めくくりとして、「仕事で疲れた後、自分に合った回復方法をどう見つけるか」について考えていきます。
ディーキャリアかごしまオフィスでは、見学・体験も随時受け付けています。
仕事の進め方や自分に合った働き方について悩んでいる方も、お気軽にお問い合わせください。
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