「ちゃんと聞いているのに…」なぜか会話がうまくいかない?職場で役立つ「聴く力」
こんにちは。就労移行支援事業所 ディーキャリアかごしまオフィスです。
相手の話をちゃんと聞いているつもりなのに、
「聞いてる?」
と言われてしまったことはありませんか?
反対に、相手の話を最後まで聞いたのに、
「結局、何を伝えたかったんだろう?」
と分からなくなってしまうこともあるかもしれません。
職場では、自分の考えを伝える力だけでなく、相手の話を受け取る力も大切です。
今回は、職場でのコミュニケーションに役立つ「聴く」について考えてみましょう。

「聞く」と「聴く」は少し違います
私たちは普段、さまざまな音や言葉を「聞いて」います。
しかし、相手が何を伝えようとしているのかを理解するためには、
意識して相手の話に耳を傾ける
ことが必要になります。
これが「聴く」です。
職場では、上司から指示を受けたり、同僚から相談されたり、お客様と話したりと、人の話を聴く場面がたくさんあります。
だからこそ、 「自分は聞いている」だけではなく、「相手には聞いているように見えているか?」 という視点も大切になります。
① 相手の方を向くだけでも伝わり方は変わる
パソコンの画面を見ながら、 「はい、聞いています」 と言われるのと、一度手を止めてこちらを向いて、 「はい」 と言われるのでは、受け取る印象が違います。
もちろん、ずっと相手の目を見続ける必要はありません。
体の向きや表情、姿勢もコミュニケーションの一部です。
「あなたの話を聴いています」という姿勢を相手に見える形で示すことも、傾聴の一つです。
② うなずき・あいづちを入れる
話を聞いている時にずっと無反応だと、相手は、 「伝わっているかな?」 「聞いてもらえているかな?」 と不安になることがあります。
そこで、 「はい」 「なるほど」 「そうなんですね」 といったあいづちや、軽いうなずきを入れてみます。
重要なのは、たくさん入れることではありません。
相手が安心して話を続けられる反応を返すことです。
③ 分からない時は「分かったふり」をしない
職場では、話を聞いていても内容が分からないことがあります。
そんな時、 「何度も聞いたら迷惑かもしれない」 「分からないと言ったら怒られるかもしれない」 と思って、そのまま「はい」と答えてしまうことがあります。
しかし、その結果、違う仕事をしてしまえば、後から困ることになります。
そんな時は、 「〇〇という理解で合っていますか?」 と確認してみましょう。
ただ「分かりません」と伝えるより、自分がどこまで理解しているのかも相手に伝わりやすくなります。
④ 最後まで聴いてから考える
相手が話している途中で、 「それならこうすればいいのに」 「自分だったらこうする」 と答えを考え始めてしまうことはありませんか?
答えを考えることに集中すると、その後の話が頭に入らなくなることがあります。
特に相談を受ける場面では、相手が必ずしも「アドバイス」を求めているとは限りません。
まずは、 「この人は何を伝えようとしているんだろう?」 と最後まで聴いてみることも大切です。
⑤ 要約して確認する
話が長くなった時や、仕事の指示を受けた時には、最後に内容を整理してみましょう。
「確認ですが、今日はAを終わらせて、その後Bに取りかかるということで合っていますか?」
このように確認することで、
自分の理解が合っているか確認できる
相手も伝わっているか確認できる
というメリットがあります。
これは仕事上のミスを防ぐことにもつながります。
「聴くことが苦手」にもいろいろあります
一言で、 「人の話を聴くのが苦手」 といっても、その理由は人によって違います。
話が長くなると内容を整理できなくなる。
どのタイミングであいづちを入れればいいか分からない。
相手の話を聞きながら別のことを考えてしまう。
質問したいことがあると、相手が話している途中でも言いたくなる。
曖昧な表現だと、相手が何を求めているのか分からない。
大切なのは、 「コミュニケーションが苦手だから仕方がない」 で終わらせないことです。
「どの場面で、何が難しいのか?」 まで分けて考えてみると、自分に合った対処方法が見つけやすくなります。
「聴く力」は練習することができます
傾聴というと、 「コミュニケーションが得意な人が自然にできるもの」 と思われるかもしれません。
でも、
・相手の方を向く
・うなずく
・分からないことを確認する
・最後まで聴く
・要約する
と一つひとつ分けてみると、練習できる行動になります。
最初から全部できなくても構いません。
まずは、 「今日は相手が話し終わるまで待ってみよう」 など、一つだけ意識するところから始めてもよいと思います。
ディーキャリアではコミュニケーションも「実践」しながら学びます
ディーキャリアかごしまオフィスでは、コミュニケーションについて知識を学ぶだけではなく、訓練や日々のやり取りを通して実践することも大切にしています。
実際にやってみることで、 「意外とできた」 「ここで話を遮ってしまうな」 「確認すると分かりやすくなった」 など、自分の特徴にも気づくことができます。
そして、その気づきが自己理解につながっていきます。
まとめ|「話す力」だけがコミュニケーションではありません
職場でコミュニケーションというと、 「上手に話さなければ」 と考えてしまいがちです。
でも、仕事では「聴く力」も同じくらい大切です。
今回ご紹介した、
① 相手の方を向く
② うなずき・あいづちを入れる
③ 分からないことを確認する
④ 最後まで聴く
⑤ 要約して確認する
という5つから、自分が取り組みやすいものを一つ選んでみてください。
上手に話そうとする前に、まず相手の話を受け取る。
それだけでも、職場でのコミュニケーションは少し変わるかもしれません。
ディーキャリアかごしまオフィスでは、見学・体験も随時受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。
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