ビジュアルシンカーの私が思う、AIとITで「見て考える力」を仕事に活かす方法【AI×IT就労移行支援・立川】
〜苦手を補い、強みを伸ばす。視覚で考える人とAI・ITの付き合い方〜
「ビジュアルシンカー」という言葉、聞いたことはありますか? 言葉や文字よりも、頭の中の絵やイメージで考えるのが得意な人のことです。
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィス/立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
私も視覚で考えるタイプです。考えを整理するときはメモに図を書くと覚えやすく、その一方で、長い文章は読み飛ばしてしまうことがあります。
ビジュアルシンカーの基本的な特徴については、立川オフィスのブログで詳しく紹介しています。
この記事では一歩進んで、視覚で考える力をITの仕事にどう活かせるか、そしてAIを使って苦手をどう補えるかをお伝えします。
1. なぜ、ビジュアルシンカーとITの仕事は相性がいいと言われるのか?
ITの仕事は、目に見えない「仕組み」を扱う仕事です。プログラムの流れ、画面の構成、データのつながり。こうした仕組みを、頭の中で図や構造としてイメージできる力は、ITの仕事で役立つ場面があります。
特に、物の配置や仕組みを図として捉えるのが得意なタイプ(空間視覚思考者)の人は、構造を組み立てる仕事と相性がいいと言われています。
特性が活かせる可能性があるIT・Webの仕事
- Webデザイン・UIデザイン:画面のレイアウトや、見やすさ・使いやすさを考える力が活きる
- プログラミング:処理の流れや、プログラム全体の構造をイメージする力が活きる
- データの可視化・分析:数字の並びをグラフや図にして、パターンを見つける力が活きる
- システム設計:仕組みの全体像を図で考え、整理する力が活きる
もちろん、ビジュアルシンカーならこの仕事に向いている、と決まるわけではありません。得意なことは一人ひとり違います。大切なのは、自分の特性と仕事の内容が合っているかどうかです。
「自分のための図」が、相手の役にも立つ
私は、紙があると図や矢印を書きながら考えます。そうすると自分が理解しやすくなるのですが、あるとき、相手から「そのメモ、ください」と言われることがありました。自分のために書いた図が、相手にとっても分かりやすかったのです。
そのとき、「図にする力」には需要があるんだと知りました。複雑な話を図で整理して見せる力は、チームで仕事をするうえで、周りの理解も助けます。ITの仕事では、仕組みや流れを図で共有する場面がたくさんあります。視覚で考える力は、自分の苦手を補うだけでなく、周りの役にも立つ強みになるのです。
2. AIは、ビジュアルシンカーの「苦手」を補う道具になる
ビジュアルシンカーの苦手として多いのが、「長い文章を読むこと」や「頭の中のイメージを言葉にすること」です。実はここが、AIが得意とする部分でもあります。
言葉を扱うのが得意なAIと、イメージで考えるのが得意な自分。苦手な部分をAIに手伝ってもらうことで、自分の強みに集中しやすくなります。
※ここで紹介する使い方は、執筆時点で多くの生成AIツールで試せる一般的なものです。ツールによって、できることや使い方は異なります。
使い方① 長い文章を、要点や箇条書きにまとめてもらう
長い資料やメールを読むと、読み飛ばしてしまう。そんなときは、AIに「この文章の要点を3つの箇条書きにして」と頼んでみましょう。全体をつかんでから本文を読むと、大事な部分を見落としにくくなります。
使い方② 文章を「図の形」に整理してもらう
手順や仕組みの説明を、AIに「手順を番号付きで整理して」「関係を表にして」と頼むと、文章が見える形に変わります。そこから自分で図を描けば、さらに頭に入りやすくなります。
使い方③ 頭の中のイメージを、言葉にする手伝いをしてもらう
「頭の中では分かっているのに、うまく説明できない」。そんなときは、思いついた単語や箇条書きをAIに渡して、「これを報告文にまとめて」と頼んでみましょう。イメージを言葉に変える作業を、AIが手伝ってくれます。
使い方④ 図や画像を読み取ってもらう
画像を読み取れるAIもあります。手描きの図やホワイトボードの写真を見せて、「この図の内容を文章で説明して」と頼めば、自分の図を人に伝わる言葉に変えることもできます。
3. AIを使うときに気をつけたいこと
AIは便利な道具ですが、使い方には注意も必要です。
- 内容をそのまま信じない:AIの要約や説明には、間違いが含まれることがあります。大事な内容は、元の文章でも確認しましょう。
- 自分の考えを手放さない:AIに全部を任せるのではなく、「自分はどう思うか」を持ったうえで使うことが大切です。
- 職場のルールを守る:会社の情報をAIに入力してよいかは、職場によって決まりが違います。使う前に確認しましょう。
まとめ:「見て考える力」とAIを組み合わせて、自分らしく働く
ビジュアルシンカーの「見て考える力」は、仕組みや構造を扱うITの仕事で活かせる可能性があります。自分のために描いた図が、周りの人の理解を助けることもあります。そして、長い文章や言葉にすることといった苦手は、AIに手伝ってもらうことで補える場合があります。
苦手を無理に克服しようとするのではなく、道具を使って補い、強みを活かせる環境を選ぶ。それが、特性とうまくつきあいながら働くための一つの方法です。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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