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発達障害の私が思う、やる気が育たない本当の理由——自分で「芽」をつんでいた話【就労移行支援・立川】

〜「やる気が出ない自分」を責めない、動き出しの方法〜

「やる気を出そう」と思っても、なかなか動き出せない。自分の中から、やる気が湧いてこない。「どうして自分はこんなにやる気がないんだろう」と、責めてしまう——そんな経験、ありませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

私は、自分の中からやる気を出すのがずっと苦手でした。たとえば、人より睡眠時間が長くて、朝なかなか動き出せない。そんな自分に「やる気が足りない」「気合いが足りない」と、いつもダメ出しをしていました。

でも、あるとき気づいたんです。やる気が育たなかった本当の理由は、能力や気合いの問題じゃなくて、自分でやる気の”芽”をつんでいたからだと。この記事では、そのことを整理しながら、やる気とのつきあい方の、具体的な工夫をお伝えします。


1. なぜ、「やる気」が自分の中から湧いてこないのか?

やる気が湧かないのは、怠けているからでも、意志が弱いからでもありません。いくつかのごく自然な理由があります。

  • 「自分の中からやる気を出す」のが、そもそも難しいから。
    やる気には、大きく2種類あります。「自分の中から湧いてくるやる気(自分で作るもの)」と、「外からの働きかけで生まれるやる気(環境や仕組みから来るもの)」です。発達障害のある方は、この「自分の中からやる気を作る」ことが特に難しい傾向があります。だから「やる気を出そう」と自分に言い聞かせても、なかなか動き出せないのです。

  • 脳が疲れやすく、動き出すためのエネルギーが不足しやすいから。
    発達障害のある方は、日常の中で感覚の処理や情報の整理に多くのエネルギーを使っています。そのぶん疲れやすく、「動き出すためのエネルギー」が残っていないことがあります。人より睡眠が長く必要だったり、朝動き出しにくかったりするのも、これが関係していることがあります。やる気がないのではなく、エネルギーが足りていないだけかもしれません。

  • 「やる気がない自分」を責めることが、さらにやる気を奪うから。
    動き出せないと、「自分はダメだ」と責めてしまいます。この自己否定がエネルギーを奪い、さらに動けなくなる——責めるほどやる気がなくなる悪循環に入りやすいのです。

2. まず知っておく!やる気が育ちにくいのは、自分で「芽」をつんでいるから

「やる気は自分で出すもの」「自分でやる気を作れない自分はダメだ」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

発達障害のある方は、「自分の中からやる気を作る」のが難しいことが多いです。だとすれば、まずは”外から生まれるやる気”の力を借りればいいのです。「予定があるから動く」「人と約束したから行く」——外の力なら、自分でやる気を作れない日でも、動き出すきっかけになります。

そして、ここが一番大切なところです。「自分の中から湧くやる気」は、いきなり作れるものではありません。外の力で動き出して、「できた」「意外とよかった」という小さな芽が出たときに、そこから少しずつ育っていくものです。

ところが——その小さな芽を、私たちはよく自分でつんでしまいます。「今日は動けた」という芽が出ても、「こんなの当たり前」「まだ全然できてない」「どうせ続かない」と責めることで、芽が育つ前に枯らしてしまうのです。やる気が育ちにくい本当の理由は、能力や特性ではなく、自分で芽をつんでいることかもしれません。

だから、大切なのは「外の力を借りて動く」ことと、「動けた小さな芽を、責めずに育てる」こと。この2つなのです。


3. その場で試せる!やる気を育てながら動き出す工夫

やる気が出ない自分を責めず、芽を育てながら動き出すための工夫を紹介します。

【工夫①】まず「通う場所・予定」という外の力を作る

自分の中からやる気が湧きにくいなら、「動かざるを得ない外の力」を作りましょう。就労移行支援に通う、人と会う約束をする、決まった予定を入れる——「予定があるから動く」という仕組みは、やる気を自分で作れない日でも、体を動かしてくれます。ハードルを地面まで下げて、まずは週に1つ、外に出る予定を作るところから始めましょう。

【工夫②】動けた小さな芽を「つまずに」認める

これが一番大切な工夫です。外の力で動き出せたら、その「できた」を、絶対に責めずに認めましょう。「通所できた」「予定をこなせた」——「こんなの当たり前」と芽をつむのではなく、「今日は動けた、それでいい」と、そのまま受け止めます。小さな芽を責めずに残しておくことが、内側のやる気を育てる、一番の土台になります。

【工夫③】動き出したあとに「小さなご褒美」を用意する

動き出したあとに、小さなご褒美を用意しておきましょう。「通所したら好きな飲み物を買う」「予定をこなしたら好きな動画を見る」——「動いたらいいことがある」という経験を重ねると、「動くのも悪くないな」という気持ちの芽が、少しずつ育ってきます。ご褒美は、やる気の芽に水をやる作業です。

【工夫④】「今日できたこと」を1つだけ書き留める

寝る前に、「今日できたこと」を1つだけ書き留めましょう。どんなに小さくてもOKです。「朝起きられた」「予定に行けた」——書き留めることは、芽を「つまずに残す」ための、一番シンプルな方法です。責める代わりに記録する。この習慣が、やる気の芽を守り、育ててくれます。


■ まとめ:やる気の芽を、自分でつまないであげよう

「やる気を出せない自分はダメだ」と一人で抱え込んで責めるのをやめて、「通う場所・予定という外の力を作る」「動けた芽をつまずに認める」「できたことを1つ書き留める」という道具を使いながら、自分のやる気とちょうどいい距離で育てていこう。

やる気が自分の中から湧きにくいのは、あなたのせいではありません。そして、やる気が育たなかったのは、あなたに力がないからではなく、自分を責めて小さな芽をつんでいたからかもしれません。まずは外の力を借りて動き出し、動けた小さな芽を、責めずに大切に育てる。それだけで、やる気は少しずつ育っていきます。


最後に:ディーキャリアITエキスパー立川オフィスは「動き出すための外の力」になれる場所です

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、決まったリズムで通所することを通じて、「動き出すための外の力」として、生活リズムや動機づけを一緒に整えていくサポートに取り組んでいます。そして、あなたの小さな「できた」を、一緒に喜び、大切に育てていきます。「やる気が出なくて動けない」「自分の中からやる気が湧かない」「まず動き出すきっかけが欲しい」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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