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発達障害の私が思う、スキルよりコミュニケーションが大切な理由——「伝える」と「伝わる」は違う【就労移行支援・立川】

〜スキルを活かすために、”伝わる”を意識するライフハック〜

「コミュニケーションなんて面倒くさい。それより、スキルを磨けばいい」「実力さえあれば、認められるはずだ」——そう思っていませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

正直に言うと、私は昔、コミュニケーションを「スキルアップの邪魔」だと思っていました。雑談も、報連相も、確認のやり取りも、全部が時間の無駄に感じていて、「その時間があるなら、もっとスキルを磨きたい」と本気で思っていたんです。

でも、あるとき気づきました。どんなにスキルを高めても、それが相手に伝わらなければ、意味がない。 そして、もうひとつ大切なこと。「伝える」と「伝わる」は、まったく違うということです。この記事では、なぜスキルよりコミュニケーションが大切なのかを整理したうえで、”伝わる”を意識するための、具体的な考え方をお伝えします。


1. なぜ、「スキルさえあればいい」と思ってしまうのか?

「コミュニケーションより実力」と考えるのは、傲慢だからでも、人嫌いだからでもありません。いくつかのごく自然な理由があります。

  • スキルは「一人で完結できる」から、安心感があるから。
    スキルを磨くことは、自分一人で取り組めます。相手の反応に振り回されることもなく、努力が結果に結びつきやすい。一方、コミュニケーションは相手がいて、思い通りにいかないことも多い。発達障害のある方はコミュニケーションで苦労してきた経験が多いぶん、「一人で完結できるスキル」に安心を求めやすいのです。

  • コミュニケーションが苦手だから、「不要なもの」と思いたくなるから。
    苦手なものは、「大切じゃない」「無駄だ」と思うことで、自分を守ろうとすることがあります。「コミュニケーションなんて邪魔だ」という気持ちの奥には、「苦手なものと向き合いたくない」という自然な防衛が隠れていることもあります。

  • 「スキル=評価される」と思い込んでいるから。
    「実力さえあれば認められる」という考えは、一見正しそうに見えます。でも実際の仕事では、どんなに高いスキルがあっても、それが相手に伝わり、相手の役に立って初めて評価されます。この「伝わって初めて意味がある」という部分が、抜け落ちてしまいがちなのです。

2. まず知っておく!「伝える」と「伝わる」は、まったく違う

「ちゃんと言ったんだから伝わっているはず」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

私がスキルよりコミュニケーションが大切だと気づいた、一番のポイントがこれです。「伝える」と「伝わる」は、まったく違います。

  • 伝える:自分が言った、説明した、という「自分側」の行為。言ったかどうかが基準。
  • 伝わる:相手が理解した、受け取った、という「相手側」の結果。相手がわかったかどうかが基準。

自分では「ちゃんと伝えた」と思っていても、相手に「伝わって」いなければ、仕事は進みません。どんなに素晴らしいスキルや考えを持っていても、それが相手に伝わらなければ、存在しないのと同じになってしまうのです。

だから、スキルを活かすためにこそ、コミュニケーションが必要です。「自分のスキルをどう高めたいか」「どうありたいか」——それも、相手に伝わって初めて、周りが力を貸してくれたり、チャンスをくれたりします。コミュニケーションは、スキルの邪魔ではなく、スキルを世界に届けるための道具なのです。


3. その場で試せる!”伝わる”を意識する対策

「伝える」で終わらず「伝わる」を意識するための対策を紹介します。

【対策①】伝えたあとに「伝わったか」を確認する

自分が説明したあと、「伝えた」で終わらせず、「伝わったかな」を確認しましょう。「ここまでで、わかりにくいところはありますか?」と一言添えるだけで十分です。この確認をするかしないかで、「伝える」が「伝わる」に変わるかどうかが決まります。ハードルを地面まで下げて、まずこの一言から始めてみましょう。

【対策②】「相手が受け取れる形」に変換して伝える

同じ内容でも、相手によって伝わりやすい形は違います。口頭が伝わりやすい人、文字が伝わりやすい人、図が伝わりやすい人——相手が受け取りやすい形を意識するだけで、「伝わる」度合いが大きく変わります。自分が言いやすい形ではなく、相手が受け取りやすい形を選ぶのがコツです。

【対策③】「どうありたいか」を、言葉にして周りに伝える

「自分はこういうスキルを高めたい」「こういう働き方をしたい」——こうした思いは、心の中に持っているだけでは、周りには伝わりません。言葉にして伝えることで初めて、周りが応援してくれたり、機会をくれたりします。「伝わっているはず」と思い込まず、大切なことほど、言葉にして伝えていきましょう。

【対策④】コミュニケーションを「スキルの一つ」として磨く

「コミュニケーションは才能」と思うと、苦手な人は諦めてしまいます。でも、コミュニケーションもスキルの一つです。確認の仕方、伝え方、聞き方——どれも、練習で少しずつ身につけられます。「苦手だから避ける」のではなく、「スキルとして磨く」と捉え直すと、向き合いやすくなります。スキルを磨くのが得意なあなたなら、きっとできます。


■ まとめ:スキルは、伝わって初めて力になる

「スキルさえあればいい」と一人で抱え込んでコミュニケーションを避けるのをやめて、「伝わったかを確認する」「相手が受け取れる形にする」「どうありたいかを言葉にする」という道具を使いながら、自分のスキルと相手とちょうどいい距離でスマートにつながっていこう。

スキルを高めることは、とても大切です。でも、そのスキルが相手に伝わらなければ、力を発揮できません。「伝える」と「伝わる」は違う——この違いを意識するだけで、あなたのスキルは、ずっと大きな力になります。コミュニケーションは、スキルの邪魔ではなく、スキルを届けるための翼です。


最後に:ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「伝わるコミュニケーション」を一緒に磨こう

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、PCスキルなどの技術訓練と並行して、「伝わるコミュニケーション」を実際の場面に近い形で一緒に練習できるプログラムに取り組んでいます。「スキルはあるのに評価されない」「自分の考えがうまく伝わらない」「コミュニケーションを苦手なまま終わらせたくない」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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