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発達障害の私が思う「好きを仕事にすると苦しい」理由——好き=自分だから、評価が怖い【就労移行支援・立川】

〜「ダメ出し=自分の否定」の自己否定ループから、そっと降りるライフハック〜

好きなことを仕事にしたはずなのに、なぜか苦しい。作ったものにダメ出しされると、自分の存在を否定された気がする。評価されるのが怖くて、好きだったことまで嫌になってきた——そんな経験、ありませんか?

こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

「好きと得意を分けましょう」「趣味と仕事を分けましょう」——よく言われることです。でも、正直に言うと、それができないから苦しいんですよね。 私にとって「好き」は、趣味という枠に収まるものではなく、自分そのものでした。好きなことと自分が一体になっているから、切り分けようとしても、うまくいかないんです。

そして、ここに苦しさの正体があります。好きなことを仕事にすると、その好きが評価される。でも好き=自分だから、評価がまるごと自分への評価に感じられて、ダメ出しされると自分自身を否定された気持ちになる。この記事では、その自己否定のループの正体を整理したうえで、少しだけラクになるための、具体的な考え方をお伝えします。


1. なぜ、「好きを仕事にする」と自己否定のループに落ちるのか?

好きを仕事にして苦しくなるのは、心が弱いからでも、打たれ弱いからでもありません。いくつかのごく自然なしくみが重なっています。

  • 「好き」と「自分」が、分けられないほど一体になっているから。
    発達障害のある方は、好きなことへの没頭が強く、それが自分のアイデンティティそのものになっていることがあります。「好きなこと=自分」という状態です。だから、その好きなことが評価の対象になると、まるで自分自身が値踏みされているように感じてしまうのです。

  • 「作ったもの」への評価を、「自分」への評価だと受け取ってしまうから。
    本来、仕事での評価は「その成果物」に対するものです。でも好き=自分だと、成果物への「ここを直して」が、「あなた(の存在)はダメだ」と聞こえてしまいます。この受け取り方のズレが、ダメ出しを過剰に痛く感じさせます。

  • 一度「否定された」と感じると、ループから抜けにくいから。
    発達障害のある方は、否定されたと感じた経験が強く記憶に残りやすい傾向があります。「好き→自分→評価→自己否定」——このループに一度入ると、「どうせまた否定される」という先読みが働き、好きだったことにすら手が伸びなくなってしまいます。

2. まず知っておく!「分けられない」あなたは、間違っていない

「好きと自分を分けられない自分はおかしい」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

「好きと自分を分けなさい」とよく言われます。でも、それができないのは、あなたが未熟だからではありません。それだけ本気で、好きなことに向き合ってきた証拠です。 好きと自分が一体になっているのは、いいかげんに生きていない人ほど起こることです。

だから、無理に「好き」と「自分」をきっぱり切り離す必要はありません。大切なのは、切り離すことではなく、「好き=自分」と「評価」の間に、ほんの少しだけすき間をつくることです。ぴったりくっついていると、評価がダイレクトに自分を刺します。ほんの少しすき間があるだけで、その痛みは驚くほどやわらぎます。

無理に分けようとして「できない自分」を責めるループから、まずそっと降りましょう。


3. その場で試せる!自己否定のループから降りる対策

「好き=自分」と「評価」の間に、少しだけすき間をつくるための対策を紹介します。

【対策①】評価を「成果物へのコメント」と言葉にして切り分ける

ダメ出しされたとき、頭の中で「これは”私”じゃなくて”作ったもの”へのコメントだ」と、あえて言葉にしてみましょう。ハードルを地面まで下げて、完全に切り分けられなくていいです。「今のは成果物の話」と一度言葉にするだけで、評価と自分の間にほんの少しすき間ができます。この小さなすき間が、痛みをやわらげます。

【対策②】「好き」を仕事の外にも1つ残しておく

好きなこと全部を仕事にすると、評価される「好き」しかなくなって、逃げ場がなくなります。評価とは関係なく楽しめる「好き」を、仕事の外に1つ残しておきましょう。誰にも見せない、評価もされない、ただ自分のためだけの好き。この「守られた好き」があるだけで、仕事で評価に傷ついても、心の避難場所が残ります。

【対策③】「否定された」と感じたら、事実だけを取り出す

ダメ出しを「自分の否定」と感じたときは、感情をいったん横に置いて、「相手が実際に言った事実だけ」を取り出してみましょう。「ここを直して」と言われただけなのに、頭の中で「自分は才能がない」「価値がない」と拡大していないか。事実(言われたこと)と解釈(自分が付け足した否定)を分けると、ループが止まりやすくなります。

【対策④】「好きなことをしている自分」そのものを認める

自己否定のループから降りる一番の土台は、「成果」ではなく「好きなことに向き合っている自分」を認めることです。うまくできたかどうかに関係なく、「今日も好きなことに向き合えた」という事実を大切にしましょう。評価は他人がするものですが、「向き合った自分」を認めることは、自分にしかできません。ここが、揺るがない土台になります。


■ まとめ:分けられなくていい。少しだけ、すき間をつくろう

「好きと自分を分けられない自分はダメだ」と一人で抱え込んで自己否定のループに落ちるのをやめて、「評価を成果物へのコメントと切り分ける」「守られた好きを残す」「向き合った自分を認める」という道具を使いながら、好きと自分と評価とちょうどいい距離でスマートにつきあっていこう。

好きと自分が分けられないのは、あなたがそれだけ本気で生きてきた証拠です。無理に切り離す必要はありません。「好き=自分」と「評価」の間に、ほんの少しだけすき間をつくる。それだけで、ダメ出しされても自分ごと否定される痛みが、少しやわらぎます。あなたの「好き」は、誰かの評価で決まるものではありません。

もし今、評価が怖くて好きなことにすら手が伸びず、気持ちがとてもつらいときは、一人で抱えず、信頼できる人や専門の窓口に頼ってくださいね。


最後に:ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「好き・自分・働き方」を一緒に整理しよう

ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、自分の「好き」や特性と向き合いながら、評価に振り回されすぎない働き方を一緒に考えていくプログラムに取り組んでいます。「好きを仕事にしたら苦しくなった」「ダメ出しされると自分ごと否定された気がする」「評価が怖くて動けない」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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