発達障害の私が思う「仕事を辞めたい」——ADHDで転職を繰り返してしまう理由と対処【就労移行支援・立川】
〜「またこのパターンだ」を抜け出す、辞めたい気持ちとのつきあい方ライフハック〜
「また仕事を辞めたくなってきた」
「気づけば何度も転職を繰り返している」
「今度こそ続けたいのに、どうしても続かない」

——そんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。
「仕事を辞めたい」という気持ちは、誰にでも起こるものです。でも、発達障害、特にADHDのある方の中には、「辞めたい気持ちが人より強く出やすい」「気づけば転職を繰り返している」という悩みを持つ方が少なくありません。私自身も、「またこのパターンだ」と何度も落ち込んできました。
この記事では、なぜ人は仕事を辞めたくなるのか、そしてなぜ転職を繰り返してしまうのかを整理したうえで、辞めたい気持ちと上手につきあうための、具体的な対処をお伝えします。
1. なぜ、人は仕事を辞めたくなるのか?——そして、なぜ繰り返すのか?
仕事を辞めたくなるのは、忍耐力がないからでも、わがままだからでもありません。いくつかのごく自然な理由が重なっています。
- 刺激への慣れが早く、「飽き」が来やすい。
ADHDのある方は、新しいことへの興味が強い一方で、慣れてくると刺激が減って「飽き」を感じやすい傾向があります。最初は楽しかった仕事が、慣れてくると急につまらなく感じる——この特性が、「辞めたい」という気持ちを人より早く強く生みやすいのです。これは意志の弱さではなく、脳の刺激の求め方の特性です。
- 疲労や人間関係のストレスが、限界まで気づかずに溜まる。
発達障害のある方は、疲れや対人ストレスのサインに気づくのが遅れやすい傾向があります。「まだ大丈夫」と我慢し続けて、ある日突然「もう無理、辞めたい」と限界が来る——この「気づいたら限界」というパターンが、衝動的な退職につながりやすいのです。
- 「辞めれば楽になる」という衝動が、そのまま行動に直結しやすい。
ADHDの衝動性があると、「辞めたい」と思った瞬間に、その気持ちがそのまま「辞める」という行動に直結しやすいです。じっくり考える前に動いてしまい、あとから「早まったかも」と後悔する——この繰り返しが、転職を重ねる一因になります。
2. まず知っておく!「辞めたい」には2種類ある
「辞めたい=すぐ辞めるべき」と考える前に、その気持ちの種類を整理しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。
「辞めたい」という気持ちには、大きく2種類あります。
一時的な「辞めたい」:疲れ・飽き・一時的な人間関係のもやもや・衝動から来ているもの。少し休んだり、時間を置いたりすると、気持ちが落ち着くことが多いです。
本質的な「辞めたい」:その職場の環境や仕事内容が、根本的に自分の特性に合っていないことへのサイン。この場合は、転職を真剣に考える価値があります。
問題は、この2つをその場で見分けるのが難しいことです。特に衝動性があると、一時的な「辞めたい」を本質的なものだと思い込んで、勢いで辞めてしまいやすい。だからこそ、「辞めたい」と思ったら、まず判断を少し先送りにすることが大切です。衝動のピークをやり過ごしてから考えると、冷静な判断がしやすくなります。
3. その場で試せる!辞めたい気持ちとつきあう対処
「辞めたい」と思ったとき、転職の繰り返しを防ぐための対処を紹介します。
【対処①】「辞めたい」と思ったら、まず2週間だけ判断を保留する
衝動的に辞めてしまうパターンを防ぐには、「辞めたい」と思っても、すぐに結論を出さないことです。ハードルを地面まで下げて、「2週間だけ判断を保留する」と決めましょう。2週間後にも同じ気持ちが続いているなら、本質的なサインかもしれません。逆に落ち着いていたら、一時的なものだった可能性が高いです。
【対処②】「辞めたい理由」を紙に書き出して仕分ける
頭の中で「辞めたい」がぐるぐるすると、気持ちが増幅します。辞めたい理由を紙に書き出して、「これは解決できることか/できないことか」を仕分けしてみましょう。「飽きた」なら仕事の進め方を変えられるかもしれない。「特定の人が苦手」なら相談で解決できるかもしれない。書き出すことで、「辞めるしかない」と思っていたことに、別の道が見えることがあります。
【対処③】自分の「辞めたくなるパターン」を把握しておく
転職を繰り返している方は、「どんなときに辞めたくなるか」のパターンがあることが多いです。「入社3か月で飽きる」「人間関係で疲れると辞めたくなる」——過去の退職を振り返って、自分のパターンを書き出してみましょう。パターンがわかれば、「あ、今またこのパターンだ」と気づけて、衝動的な判断を止められます。
【対処④】一人で抱え込まず、辞める前に相談する
「辞めたい」と思ったとき、一人で決めてしまう前に、信頼できる人や支援者に相談しましょう。「今こういう理由で辞めたいと思っているんですが、どう思いますか?」と話すだけで、自分では見えていなかった視点がもらえます。相談することは、衝動的な決断にブレーキをかける、一番シンプルで効果的な方法です。
■ まとめ:「辞めたい」を、衝動じゃなく整理で扱う
「また辞めたくなった、自分はダメだ」と一人で抱え込んで衝動的に決めてしまうのをやめて、「2週間判断を保留する」「辞めたい理由を仕分ける」「自分のパターンを把握する」という道具を使いながら、辞めたい気持ちとちょうどいい距離でスマートにつきあっていこう。
仕事を辞めたくなるのは、誰にでもあることです。転職を繰り返してしまうのも、あなたの忍耐力のせいではなく、特性が関係しています。大切なのは、「辞めたい」を衝動のまま行動に移すのではなく、一度立ち止まって整理すること。そして、もし本当に合わない環境なら、辞めることも前向きな選択です。自分のパターンを知って、後悔のない選択をしていきましょう。
最後に:ディーキャリアITエキスパート立川オフィスで「自分に合った続けられる働き方」を一緒に見つけよう
ディーキャリアITエキスパート立川オフィスでは、「転職を繰り返してしまう」「仕事が続かない」という悩みに対して、自分の特性や辞めたくなるパターンを一緒に整理しながら、続けられる働き方を見つけていくサポートに取り組んでいます。「また辞めたくなっている」「今度こそ長く働きたい」「自分に合う仕事や環境がわからない」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリアITエキスパート立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリアITエキスパート立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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