障害を持ちながら働く人を支える制度“ジョブコーチ制度”を知っていますか?
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです。
みなさんは、“障害を抱えながら働く人たちを支える制度”というものがあることを知っていますか?
障害を抱えながら働くことは負担が大きかったり、難しさを感じることが多かったりとさまざまな場面で大変さを感じることがあるかもしれません。しかし、“障害を持っている方も力を発揮して社会で活躍できる”ように、さまざまな制度があります。
その中でも今回は「ジョブコーチ制度」について詳しく紹介していきたいと思います。
障害を持っているけれど、就職を目指している方
障害を持ちながら仕事をしているけどなかなかうまくいかない方
自分に合った会社を探すためのヒントを探している方
などがいらっしゃいましたら、ご参考にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
ジョブコーチ制度とは?
ジョブコーチと呼ばれる支援をおこなう人がいることをご存じでしょうか?
ジョブコーチとは、障害を持った方が新たに企業に就職する場合や、既に働くことはできるが、なかなか業務を的確に実施することができていない場合に、企業と労働者の間に入り、働く環境を整備したり、業務の指示の出し方を考えて変更したり、働く方の理解に合わせて業務の内容や構成を変更することで、働く方が無理なく業務をおこなうことができるように支援する専門職です。
正式には、「職場適応援助者」と呼び、「企業在籍型」と「訪問型」の2種類が存在します。
「企業在籍型」の職場適応援助者は、人事部や障害者の方が在籍する部署に配置されて、特に援助が必要である場合に、期間を決めて集中的に支援をおこないます。最終的には働く方ご自身が、その周囲の方と協力関係を構築し、自然に働いて行ける環境を整えていきます。
また、「訪問型」の職場適応援助者は、事前に策定した支援計画をもとに、週や月に決まった回数、時間に訪問し、働く環境を整えていきます。
障害を持つ方を受け入れる企業にとっても、雇い入れる障害者の方がしっかり働いていける環境を整えることは必須事項です。しかしながら、専門知識を持った社員が在籍していないことを理由に、障害者雇用自体を積極的に進めていくことに躊躇されている企業は少なくないのです。また、障害者のご本人にとっても、相談したい時にいつでも相談ができる体制があることは、非常に安心だと思います。
実際にジョブコーチは何をしてくれるの?
「決まった業務内容はあるが、その中に課題があり、どうしても上手く完了することができない」ような場合に、障害者の当事者の方や、企業の担当の方からジョブコーチに支援を依頼することでサービスを受けることができます。また、ジョブコーチが常駐している企業の場合には、障害者雇用で入社をし、相談などの依頼をすることによってサービスを受けることが可能です。
例えば、ジョブコーチは障害当事者の方が、実際の業務の中で苦手な作業があり、業務内容を完遂することができない場合に、
①何が原因で業務を行うことができないのか。
②作業の流れ、内容に問題がないか。
などを確認します。仮に作業内容に課題がある場合は、課題を分析し、作業内容を分割したり、他の業務と合わせたり、組み合わせ方を考えたり、仕組みを作ったりしながら、その方がその業務をしっかりできる方法を考え提案をしていきます。同時に、周囲のスタッフの方にも支援内容を理解してもらえるよう説明をし、ジョブコーチの支援がなくなっても、問題なく当事者の方が働いていけるように環境を整備していきます。
ジョブコーチの支援をうけることで、複雑な内容の作業でもやりやすい作業へ変更し、誰でも対応できる業務にすることにできます。また、健康状態に不安がある方は、定期的面談を行うことで、安心して業務に集中することができます。また、毎日わずかな時間の面談でも、前日までの業務内容の整理と当日の業務内容を確認することができるので、安心して業務をおこなえるメリットがあります。入社後、業務に慣れていない段階の方が疲労を抱えてしまうと、業務が続けられなくなってしまうことがありますが、定期的な面談をおこなうことで、困難な時期を問題なく乗り越えることができます。ジョブコーチは障害をもつ当事者の方が抱えがちな悩みを、一人で乗り越えるのではなく、一緒に乗り越えるために伴走をしてくれるパートナーのような存在なのです。
実際に当事業所の卒業生にもジョブコーチが常駐している企業に就職された方がいらっしゃいます。その方は、業務自体は問題なくこなせていましたが、体調管理やビジネスマナー、通勤距離が長いことによる疲労の蓄積など、今すぐではないにせよ業務に支障が起こる可能性の高い課題が就職後に出てきました。常駐しているジョブコーチと通勤距離に対する配慮や、体調管理についてなどの面談を定期的におこない、そこで一つ一つの課題を整理・解決していくことによって、今でも大きな問題なく就業を継続できています。さらにステップアップとして、作業内容もワンランク上の作業を任せてもらえるまでになったそうです。
このように、うまくサービスを利用することによって課題を解決し、自分の力を仕事で発揮することができる事例は多くあります。
ジョブコーチと障害者雇用
障害をもつ当事者の方だけでなく、企業の関係者の方も、ぜひ「ジョブコーチ」という存在について、注目をしていただきたいと思います。今後、障害者の方が社会に出て活躍する場面が増えれば、増えるほど、ジョブコーチの活躍の場も増えてくると思います。
障害者雇用率が年々引き上げになり、企業もそれに対して応えていく必要があります。そのためにはこのようなサービスを企業も取り入れていく動きがより活発になることも予想されます。
この社会の変化に伴い、より障害を持った方々が働きやすい・受け入れられやすくなっていくと考えられるため、さまざまな制度を利用しながら“一般就労”の実現を目指してくと良いのではないでしょうか!
ディーキャリアでできること
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、自己理解の訓練を通して自分は何が得意で何が苦手なのか、どんな強みを生かして仕事をしていくと良いのか、どんな工夫をすることで働きやすくなるのかを支援員も協力をしながら考えていくことができます。
また、模擬職場の環境で実際に仕事の場面で起こるような困りごとを見つけたり、自分なりに考えた対処を実践していくことができます。
さらに、一般就労での就職が実現したら、そこから6か月間の定着支援を受けることも可能です。さらに、2024年4月からはその先の“就労定着支援”との連携もおこなっていきますので、就職した後も最大3年半の間支援を受けながら仕事をしていくことも可能です。
因みに、ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスには、「訪問型」職場適応援助者が在籍しています。障害者雇用において、企業がどのような社員を求めるかを的確に把握し、リクルート活動においても適切な支援を行って参ります。また、障害を持つ方が企業へ入社した後も、定着支援と並行してジョブコーチ支援をおこなうことで、安心して働くことができます。
就職に対して不安がある、困っている方、この記事を読んで興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽にご相談ください。
見学、体験もいつでも受け付けています。ご連絡お待ちしています!
↓人気のオフィスブログはこちら!
・“障害者雇用で働く“ことのメリットは?|大人の発達障害
・障害者雇用の現状は?|発達障害向け就職耳寄り情報
・障害を持つ方への就職支援の一つである“定着支援”を知っていますか?|大人の発達障害
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
神奈川県指定 就労移行支援事業所
ディーキャリア ITエキスパート海老名オフィス
IT・Webスキル(プログラミングスキル)の習得を目指せる就労移行支援事業所です。
所在地:〒243-0432 神奈川県海老名市中央2丁目9−1 スタービレ海老名 201
電話:046-204-8920
E-MAIL: it-ebina@dd-career.com
X(旧Twitter):@it_ebina
執筆者:田中(就労支援員)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
ITエキスパート海老名オフィスのブログ一覧
オフィス情報
ITエキスパート海老名オフィス
- アクセス
- JR線「海老名駅」西口より徒歩8分
- 電話番号
- 046-204-8920