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ADHDで遅刻を繰り返す方へ|橋本の就労移行支援でできること

「また遅刻してしまった」。謝るたびに、自分がどんどん嫌いになっていく——そんな感覚を抱えていませんか。

実際、気をつけているつもりなのに、気づけばまた同じ失敗を繰り返してしまう。「なぜ自分だけできないんだろう」と、根性や気合の問題だと思い込んで、一人で抱え込んでいる方も少なくありません。

そこでこの記事では、精神保健福祉士として約20年、ADHDをはじめとする発達障害のある方の就労支援に携わってきた立場から、「遅刻を繰り返してしまうこと」の背景と、相模原市・橋本エリアで利用できる就労移行支援を通じた向き合い方についてお伝えします。

「また遅刻しました」という言葉の奥にあるもの

遅刻が続くと、周囲からは「時間管理が苦手」「だらしない」というADHD特性の一言で片づけられがちです。しかし、現場で数多くの方と関わってきた経験から言えるのは、それだけでは本人の苦しさが見えてこないということです。

なぜなら、その方が本当に守ろうとしているのは「自尊心」であり、「これ以上責められたくない」という気持ちだからです。遅刻するたびに謝罪と自己嫌悪を繰り返し、その積み重ねに一番苦しんでいるのは、他でもない本人自身です。

つまり、遅刻しているのではなく、遅刻し続けた人生に苦しんでいるのかもしれないのです。言い換えれば、必要なのは反省を促すことではなく、これまで責められ続けてきた経験に目を向けることです。

よくある誤解

  • 気をつければ直る、意識の問題だと思われる
  • 「社会人としての基本ができていない」と人格の評価にすり替えられる
  • 本人も「自分はダメな人間だ」と、努力不足のせいだと思い込んでしまう

こうした誤解が重なると、本人はますます自分を追い詰め、相談すること自体を諦めてしまいます。

大切なのは「遅刻ゼロ」より「相談しながら働ける状態」

だからこそ、支援の目標は、遅刻をゼロにすることそのものではありません。「またやってしまった」時に一人で抱え込まず、周囲に相談しながら仕事を続けられる状態を作ることです。

そのために有効なのは、精神論で気合を入れ直すことではなく、次のような具体的な工夫です。

  • 朝の準備や身支度の手順を、毎回同じ順番でルーティン化すること
  • 時間の見積もりが甘くなりやすい特性を前提に、余裕を持ったスケジュールを組むこと
  • 遅刻しそうな時に、責められることを恐れず早めに連絡できる関係性を築くこと

実際、こうした工夫は自己流で試行錯誤するより、専門職と一緒に自分の特性に合った形を見つけたほうが、ずっと早く定着します。

一人で抱え込む前に。「就労移行支援」という選択肢

「就労移行支援」とは、ADHDなどの発達障害や精神障害のある方が、一般企業への就職を目指して通う福祉サービスです。ハローワークとは異なり、次のような特徴があります。

  • 時間管理や優先順位付けが苦手な特性を、専門職と一緒に整理できる
  • 自分に合った工夫(アラーム活用、タスク管理ツールなど)を、実際の通所の中で試しながら見つけられる
  • 遅刻しそうな時にどう連絡し、どう相談するかを、実践形式で練習できる
  • 就職後も定着支援として、職場との調整に関わってもらえる

したがって、「これまで何度も注意されてきた」という段階でも利用を始められるのが、就労移行支援の大きな特徴です。ADHDの特性や治療については、厚生労働省 e-ヘルスネット「ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療」でも詳しい情報が公開されていますので、あわせてご確認ください。

橋本・相模原エリアで探している方へ

実際、相模原市・橋本エリアには、駅から通いやすい就労移行支援事業所がいくつかあります。ただし、事業所ごとにプログラムの特色や雰囲気が異なるため、まずは複数の見学・相談を通じて「ここなら安心して相談しながら働く練習ができそうか」を確かめることをおすすめします。

例えば、JR橋本駅からアクセスしやすい立地にあるディーキャリア橋本オフィスも、その選択肢の一つです。

ディーキャリア橋本オフィスが大切にしていること

私たちが最も大切にしているのは、「遅刻が多い」という事実だけで、その方を判断しないということです。

遅刻の背景には、必ずその方なりの特性と、これまで積み重ねてきた苦労があります。事実だけを見て「直してください」と伝えることは、これまでの苦しみに気づかないまま、さらに追い詰めることになりかねません。

だからこそ、支援の中で目指しているのは、遅刻という行動だけを矯正することではありません。あくまでご本人が、自分の特性と付き合いながら、安心して働き続けられる方法を一緒に見つけていくことです。私たちはそのための時間を、少しの間、一緒に過ごす存在でありたいと考えています。

監修者より

遅刻という事実だけを見ていませんか。その奥にある、遅刻で傷ついてきた人生を見ていますか。遅刻だけを見ないこと、遅刻で傷ついてきた人生を見ること——それが、支援の出発点だと考えています。

記事監修:I.Y(精神保健福祉士/ディーキャリア橋本オフィス)
精神・発達障害のある方の就労支援に従事、現場歴約20年

よくある質問

Q. ADHDの診断は受けていませんが、遅刻の多さに悩んでいます。相談できますか?

もちろん可能です。診断名の有無にかかわらず、時間管理に困りごとを感じている段階からご相談いただけます。

Q. これまで何度も職場で注意され、転職も繰り返しています。

その経験を否定せずに、一緒に振り返るところから始めます。何が難しかったのかを整理し、次の職場で活かせる工夫を具体的に準備していきます。

Q. 遅刻以外にも、忘れ物や片付けが苦手です。まとめて相談できますか?

はい、まとめてご相談いただけます。時間管理・整理整頓・優先順位付けなど、日常生活と仕事の両方に関わる困りごとを一緒に整理していきます。

Q. 家族から「甘えている」と言われてつらいです。

つらいお気持ち、よく分かります。特性による困りごとと、本人の努力不足は別のものです。まずはご本人の状況を、私たちと一緒に整理するところから始めてみませんか。

まずは、無料相談・見学から

そこで、「何度も注意されてきた」という段階で構いません。ディーキャリア橋本オフィスでは、無料相談・見学予約を随時受け付けています。

一人で抱え込まず、まずは話を聞くところから始めてみませんか。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の症状や治療法に関する医学的助言ではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関への相談も併せてご検討ください。