【訓練内容】苦手な人と付き合うためにできること
みなさんは苦手なものってありますか?私はチーズケーキが少し苦手です。チーズは大好きなのですが、チーズケーキになるとどうしても苦手意識が出てしまいます。苦手なものってなかなか克服するのが難しいですよね。
人も同じです。
どうしても苦手な人っていませんか?
食べ物は避けられても、人となると避けられないことがあります。
今回は「苦手な人」にフォーカスを当てて、どのように関わればよいのか解説していきます。
目次
1.苦手な人と付き合うのはどうして難しい?
1-1.苦手になる理由
まずそもそも「苦手」は決して悪いことではないことをお伝えしておきます。例えば、学校や職場などの大人数の中に属した時、苦手な人もいればそうでない人もいますよね。中には価値観が合い、好きな人もいるはずです。それが当たり前です。
「苦手」と思うことは自身の防衛反応であり我慢をするべきではありません。ではなぜ「苦手」が生まれるのでしょうか。
【価値観の違い】
苦手な人とはまず「価値観が違う」ことが多いです。その結果、相手の行動が読めず理解できない場面が出てきます。なぜそのような行動をするのか理解ができなければ、不快感に繋がってしまいます。これは、文化の違いなども当てはまります。
【期待をしすぎてしまう】
人はつい期待をしてしまう生き物です。無意識にこの人はこうしてくれるだろう、と期待をしてしまいます。その期待が裏切られてしまったときどうなるでしょうか。がっかりするだけでは収まらず失望したり、時には怒りが湧いてきたりするかもしれません。
人に期待をするのは前向きでよいことですが、必要以上にしすぎるのは苦手を引き起こす原因になります。
【~すべき、という概念が裏切られる】
誰しもが「~すべき」という考えを持ち合わせています。例えば、遅刻はしないべきという考えを持っていたとします。そこに何回も遅刻してくる人がいたらどうでしょうか。この「~すべき」という概念が裏切られてしまったとき、怒りに繋がると言われています。怒りから自然と苦手意識が生まれてくるのではないでしょうか。
【過去の経験によるもの】
過去の経験で嫌なことをされた人の特徴と、似た傾向の人は無意識に苦手意識が出てしまいます。例えば怒鳴られた経験がある場合、声が大きい人が苦手になったりします。これも防衛反応の一種と言えます。
1-2.苦手な人と付き合うのが難しい理由
苦手な人と付き合うのが難しくなってしまうのには、大きく分けて2つの理由が考えられます。
まず1つ目は「不快感が態度に出てしまう」からです。例えば睨んでしまったり、無視してしまったりなどが挙げられます。円滑なコミュニケーションが難しくなってしまい関係構築も難しくなってしまいます。
2つ目は「譲歩できない」ためです。その他の人には少し譲って我慢することができることも、苦手な人の場合難しいです。これは苦手な人に好かれる必要性を感じないことからきていると言えます。
2.苦手な人と付き合うために自分ができること
苦手な人と、もし距離を取れるのであれば一番ですが、職場となるとそういかないですよね。どうしても苦手な人と付き合わなければならない場面が出てきてしまいます。そういったときできる対処法を2つご紹介します。
一緒に「こころをやわらかく」していきましょう。
2-1.リフレーミング
一番おすすめなのがリフレーミングです。リフレーミングとはすでに持っている意味づけや解釈を捉え直すことです。
例えばいつも機嫌が悪くて苦手な人がいたとします。機嫌が悪くて怖いなと捉えていたことをリフレーミングしてみましょう。もしかしたらその人は何か悲しいことがあったのかもしれません。あるいは常に緊張しているのかもしれません。
このように少し視点を変えるだけでも違った印象が持てます。苦手な理由が明確な場合は、是非リフレーミングして対処してみましょう。
2-2.他の対処法
【適度な距離をとる】
先ほども記述した通り、距離を取れるようであれば適度に距離を取りましょう。関係性に合った距離の取り方が重要になります。
見知らぬ人であればそっとその場を立ち去ればよいです。そうでない今後も関わる可能性がある人に対しては、無視をせず挨拶だけはきちんとしましょう。その後は別の作業に集中し、気をそらしてみるのも良いかもしれません。
【良いところを探す】
苦手だと悪い所ばかり見てしまいますよね。しかし、良い所を探してみると苦手が薄れることがあります。どんなに小さなことでも大丈夫です。当たり前のことでもその人ができていることをほめるようにして見てください。
「意外といい人かも」と思えるようになれば素敵ですよね。
【直接お願いをしてみる】
苦手の原因が避けられそうな事態の場合、直接お願いをしてみるというのも方法の1つです。その際、きつい言い方になってしまわないように気を付けましょう。
お願いしても治らない場合もあります。その場合は、無理に相手を変えようとはせず、リフレーミングなど他の対処法を実践してみましょう。
3.まとめ
いかがでしたか。
「苦手と向き合う=我慢をする」だと思われる方も多いですがそうではありません。こちらが優しくなりすぎる必要は無いのです。
あくまでも自分の心を第一優先にしながら、他者への受容範囲が少しでも広がれば、自分の心も楽にすることができます。
是非、対処方法を実践して「こころをやわらかく」してみてくださいね!
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