2024年05月30日

発達障害の当事者（30代）、就職！　障害者雇用！　卒業生インタビュー　Tさん

投稿日2024/5/31

このコラムでは、ディーキャリア海老名オフィスに通所されていた発達障害のある方が実際に診断された経緯、就労移行支援事業所に通所するきっかけ、現在の状況など、実際に卒業された方に協力いただきインタビュー形式でご紹介しています。

このコラムは5分前後でお読みいただけます。

【ディーキャリア海老名オフィス】職場定着率100％（2023年）
発達・精神障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援です。
発達障害(ADHD/注意欠如多動性障害)(ASD/自閉症スペクトラム障害)(SLD/限局性学習障害)の方、精神障害(うつ病など)の方が多く利用されています。
【発達障害フレンドリーサポート施設】にも認定され、専門スタッフがサポートをおこなっています。

１. 診断されたきっかけ
 ２. 就労移行支援に行こうと思った理由
 ３. ディーキャリア海老名オフィスを選んだ理由
 ４. ディーキャリアを通じて変わったこと
 ５. 就職した企業の仕事内容
 ６. 今の気持ち＆今後の目標
 ７. ディーキャリアでの過ごし方（後輩へのアドバイス）
８.まとめ

１. 診断されたきっかけ

ディーキャリア海老名オフィスに来る前ですが、一般就労で2回ほど数か月で仕事を休職してしまうことがありました。

抽象的な指示がどうしても理解できないと思い、これは発達障害かもしれないと思いました。病院で診断を受けると、ASDとADHDの傾向があると診断され、その時に自分の障害について知りました。

２. 就労移行支援に行こうと思った理由

診断を受けて、初めてオープンで就労しようと思いましたが、自分にノウハウがないのと、自分の人生を一緒に考えてくれる人が欲しかったのがきっかけです。

３. ディーキャリア海老名オフィスを選んだ理由

就労移行新事業所を自分でいろいろと調べて見学していきました。4か所程見てみたのですが、

一番親身に相談に乗ってくれたのがディーキャリア海老名オフィスでした。

支援員の小野さんと若林さんが、自分の話を傾聴してくれて、自分自身の困りごとを詳しく言語化し、理解してくれました。だから、ここなら安心して通えると思いディーキャリア海老名オフィスに決めました。

４. ディーキャリアを通じて変わったこと

・ネガティブな捉え方の癖が変わりました。怒りへの対処の訓練であるアンガーマネジメントで、重要か重要でないかの部分を見て、重要でないことは別に考えないことを意識することを練習して気にしなくていいものを気にしないようになりました。

・あと、早とちりや、ミスをしてしまうことの自身の特性を具体的に説明できるようになりました。精神発達障害の人は見た目では障害が分からないので、自分から発信して相手に伝える力が必要になることを支援員の方から説明されました。シートに特性、自己対処、求める配慮事項を書き、面接練習と説明練習をしてもらい、改善していき、そのおかげか面接では非常に打率が良く、いくつかの会社から内定をもらうことができました。

５. 就職した企業の仕事内容

・障害開示のオープン就労
・実験で得られたデータの分析、入力。
・実験補助の仕事

６. 今の気持ち＆今後の目標

正直、不安な気持ちがありますね。以前の就職していた時にうまくいかなかったことが、まだ、ぬぐえていないのがあります。もしかしたら、また、同じことが起こるのではないかと……。
でも、ディーキャリアで学んだことを活かし、しっかり仕事していき、ゆくゆくは契約社員から正社員を目指していきたいと思います。
将来、人を教える立場になって、自分のように抽象的な説明で離職する人を増やしたくない。そういう方々をサポートできる人になりたいと思います。

７. ディーキャリアでの過ごし方（後輩へのアドバイス）