感情がコントロールできないのはなぜ?イライラ・不安に振り回される理由と整え方
「ちょっとしたことでイライラしてしまう」
「嫌なことがあると頭から離れない」
「不安になると止まらない」
こんな経験はありませんか?
感情が大きく動くと、自分でコントロールできなくなったように感じることがあります。
感情は消せない
まず知っておきたいことがあります。
感情は消すものではありません。
怒り、不安、悲しみ。
これらはすべて必要な反応です。
怒りは「嫌なことがあった」と教えてくれる。
不安は「危険に備えよう」と教えてくれる。
悲しみは「大事なものを失った」と知らせてくれる。
つまり感情は敵ではありません。
問題は、
感情が出たあとにどう考えるか
です。
感情を悪化させる3つの思考パターン
研究では、精神的健康を悪化させやすい考え方が明らかになっています。
① 反すう(何度も考え続ける)
「あのときこうすればよかった」
「なんであんなこと言ったんだろう」
何度も同じことを考える状態です。
考えること自体は悪くありません。
でも終わりのない思考は、感情を長引かせます。
特に不安や落ち込みを強めやすいです。
② 自責(全部自分のせい)
「自分が悪い」
「また失敗した」
必要以上に自分を責める状態です。
反省と自責は違います。
反省は改善につながります。
自責は自分を傷つけます。
研究でも、自責が抑うつと関連することが示されています。
③ 破局化(最悪を想像する)
「もう終わりだ」
「きっと全部ダメになる」
問題を必要以上に大きく考える状態です。
これが続くと、不安がどんどん大きくなります。
研究でも破局化は不安・抑うつを高める傾向がありました。
感情を整える考え方
ではどうすればいいのでしょうか。
研究で効果が示されているのが、
肯定的再評価
です。
これは、
出来事の意味を見直すこと
です。
例えば、
失敗した
→ 自分はダメ
ではなく
失敗した
→ 学べることがあった
という見方です。
事実は変わりません。
でも意味づけは変えられます。
イライラしたときの対処法
感情が強くなったときは、まず止めることが大切です。
① 6秒待つ
怒りのピークは短いです。
すぐ反応しない。
これだけでも違います。
② 言葉にする
「今イライラしている」
感情を言葉にすると整理されやすくなります。
頭の中だけより効果的です。
③ 事実と解釈を分ける
事実
「相手に言われた」
解釈
「否定された」
この二つを分けると冷静になりやすいです。
不安が止まらないときの対処法
不安には特徴があります。
未来を考えすぎることです。
だから今に戻ることが大切です。
例えば、
・深呼吸する
・足の感覚を意識する
・周囲を見る
これだけでも思考の暴走を止めやすくなります。
感情コントロールは「抑えること」ではない
よくある誤解があります。
感情コントロール=我慢
ではありません。
むしろ逆です。
感情を認識し、整理し、扱うことです。
怒らないことではなく、
怒っても壊れないこと
これが本当の感情コントロールです。
まとめ|感情に振り回されるのは考え方のクセかもしれない
感情がコントロールできないと感じるとき、
問題は感情そのものではないことがあります。
研究では、
・反すう
・自責
・破局化
がメンタル不調を強めることが示されています。
一方で、
・意味づけを変える
・整理する
・距離を取る
ことで感情は整いやすくなります。
感情はなくすものではありません。
扱えるようになるものです。
もし今、イライラや不安に振り回されているなら、
まずは
「自分は今どう考えているか」
を見つめてみてください。
感情を変える第一歩は、
考え方に気づくことから始まります。
参考文献
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282680275434240
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