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【卒業生の声】 発達障害 のある私が、働くイメージを持てるようになるまで

今回は、実際にディーキャリアびわこ第一オフィスへ通所され、就職・卒業された「 発達障害 当事者 」の利用者さんに、ご自身の経験を文章にまとめていただきました。

通所前に感じていた悩みや不安、訓練を通して変化したこと、そして就職に至るまでの過程について、率直な言葉で書いてくださっています。

「働きたいけれど不安がある」
「自分に合う働き方が分からない」
「 発達障害 の特性とどう向き合えばいいのか悩んでいる」

そんな方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

※プライバシーに配慮し、一部表現を調整・編集しています。


このたび、ディーキャリアびわこ第一オフィスを卒業することになりました。

通所期間は約1年10カ月です。自分のペースでのびのびと成長することができました。

ここでは、特に「通ってよかった」と感じていることを3つご紹介します。

生活リズムが安定し、フルタイム就労を目指せるようになった

一番大きな変化は、生活リズムが整ったことです。

幼少期から夜なかなか眠れず、幼稚園や学校には寝不足のまま通うことが多く、とてもつらい思いをしてきました。大学生の頃は特に睡眠リズムが乱れ、生活が不安定な状態でした。

しかし、ディーキャリアに通所するようになってから、少しずつ朝型の生活リズムを作ることができました。

そのきっかけの一つが、毎日の睡眠時間や体調、気持ちを記録して提出する取り組みです。記録を続けることで、自分が眠れなくなる原因や体調の傾向に気づくことができました。

私の場合、夜になると「反芻思考」が出やすいことが分かりました。反芻思考とは、過去の失敗やネガティブな出来事を何度も思い返してしまい、気分が落ち込みやすくなる思考のループのことです。特に疲れているときに出やすいことにも気づきました。

さらに、自分の疲れやすさの傾向も分かりました。例えば、土日両方とも外出すると月曜日まで疲れを引きずってしまう一方で、家にこもりすぎると気分が落ち込みやすくなることがありました。そこで、土曜日は通所して外出の機会をつくり、日曜日は家事をしながらゆっくりするという過ごし方が、自分にとって心身のバランスを保ちやすいと分かりました。

スタッフの皆さんが毎日体調や気持ちを丁寧に聞いてくださり、言葉にして整理することで、自分の傾向を理解することができました。

その結果、はじめは週3日で欠席しがちだった通所も、現在では週5日終日安定して通えるようになりました。活動時間が増えたことで、フルタイム勤務も視野に入れられるようになり、応募できる求人の幅も広がりました

考え方のクセに気づき、疲れにくくなった

訓練を通して、自分の考え方のクセに気づけたことも大きな学びでした。

私は「べき思考」が強く、

「こうしなければならない」
「こうしてはいけない」

といった考えを自分に強く課してしまう傾向がありました。そのため、自分を必要以上に追い込んでしまい、疲れやすく落ち込みやすい状態になっていました。

訓練の中でこうした考え方の傾向を知り、「どのような場面でこのクセが出やすいのか」を意識するようになりました。

現在は、ネガティブな考えが強くなりすぎたときに気持ちを切り替える練習をしています。例えば、「どうでもいい」「ささいなこと」といった自分が安心できる言葉をすぐに見られるようにしておき、緊張や不安を和らげる工夫をしています。

このような対処方法を少しずつ身につけることで、以前よりも疲れにくく、落ち込みにくくなったと感じています。

働く姿をイメージできるようになり、就職に前向きになれたこと

ASDの特性の一つとして、「経験のないことを具体的に想像することが難しい」という点があると言われています。私自身もその傾向があり、就労経験がなかったため、「自分が働いている姿」をうまく想像することができませんでした。そのため、働くことに対して大きな不安を感じていました。

ディーキャリアでは、スタッフの方と一緒に自分の特性や得意なことを整理しながら、どのような仕事や環境が合っているのかを丁寧に考えることができました。

具体的に、

  • スタッフさんとハローワークで相談
  • 企業説明会への参加

などを通して、いろいろな仕事を知ることができました。

こうした取り組みを約10カ月かけてじっくり進めたことで、自分に合った働き方や職場環境を少しずつ見つけることができました

その結果、

「なんとなく向いていそう」ではなく、
「○○が得意だから」
「△△の環境だと安心して働けそうだから」

といった、具体的な理由を持って求人に応募することができました。

そのため、就職活動中の不安はほとんどなく、面接官の方と落ち着いてお話しすることができました。通所を通して自分の経験や特性を整理できていたことが大きかったと思います。

現在は、実際に働くことへの楽しみや期待の気持ちが大きくなっています

まとめ

通所前の私

ディーキャリアの訓練で得られたこと

  • 生活リズムが乱れており、長時間働くことに不安があった
  • 特性を言葉で説明できず、対処方法も分からないため疲れやすかった
  • 自分が働く姿を想像できず、就職活動に不安を感じていた
  • 生活リズムが安定し、フルタイム就労を目指せるようになった
  • 考え方のクセに気づき、疲れにくくなり落ち込みにくくなった
  • 自分に合う環境を整理でき、働くことに前向きな気持ちを持てるようになった

最後に

これまで支えてくださったスタッフの皆さま、ハローワークの担当者の方、そして日々一緒に過ごした利用者の皆さん、本当にありがとうございました。

皆さんとの関わりの中で、多くの気づきや学びを得ることができました。

特に、面談の際に特性や考え方の傾向を対話の中から言語化し、引き出してくださったスタッフさんには、仕事のことだけでなく、人生全体を通して自分が生きやすくなる方法に気づかせていただきました。ありがとうございました。

これから社会人として新しい環境で働くことになりますが、ディーキャリアで学んだことを大切にしながら、長く働き続けられるように生活リズムや気持ちのセルフケアに取り組んでいきたいと思います。

今後とも、定着面談などでご相談させていただくこともあるかと思います。その際はどうぞよろしくお願いいたします。

これまで本当にありがとうございました。


同じ悩みを抱えている方へ

ここからは、ディーキャリアびわこ第一オフィスより補足です。

就職に向けた悩みや不安は、人それぞれ異なります。

ですが、自分の特性を整理し、「どのような環境なら力を発揮しやすいのか」を言語化していくことで、少しずつ働くイメージが持てるようになる方は少なくありません。
【発達障害の方の就労が続きづらい に関する記事は こちら

今回の記事が、同じような悩みを抱えている方にとって、一つの参考や安心材料になれば嬉しく思います。

ディーキャリアびわこ第一オフィスでは、自己理解や働き方の整理を大切にしながら、一人ひとりに合わせた支援を行っています。

見学・相談は随時受け付けていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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