ディーキャリアITエキスパート
八王子オフィス

私には発達障害とうつ病の障害があります。障害を踏まえたうえでの就職をしたいと思っていたため、就労移行の利用を検討していました。将来的にIT業界へ就職したかったので、ITに特化した事業所を探し、いくつかに候補を絞った記憶があります。複数の事業所を見学して比較し、ディーキャリアの雰囲気が自分に合っていると感じたため通所に至りました。
　発達障害の特性では、コミュニケーションの難しさを感じており、話しかけることや人前で発表することが苦手です。また、うつ病については疲れやすさや希死念慮を自覚しています。信頼できる人と話すと気持ちが楽になるので、家族やスタッフさんとの会話がセルフケアです。
　ディーキャリアに通い始め大きく変化を感じているのは、体力とコミュニケーション能力の向上です。通所開始時は週に2日通所、残りの3日は在宅での利用だったのですが、今では週に5日通所できる体力がつきました。また、通所をすると定期的にスタッフさんや利用者さんと話す機会があり、通所以前よりもコミュニケーションに慣れたと感じます。苦手意識のあるプレゼンテーションも、訓練や委員会活動を通して場数を踏み、緊張しつつも前向きに取り組めるようになりました。
　ディーキャリアは、スタッフさんも利用者さんも穏やかな方ばかりで過ごしやすいです。お昼休みにはボードゲームをするなど和気あいあいとした雰囲気もあり、楽しく通所しています。イベントも活発におこなっており、よく参加しますが、楽しくコミュニケーション能力を向上できる機会なのでありがたいです。
　ワークコースに移行後、就職活動をおこなっていたのですが、この度内定が決まりました。勤務日数や勤務場所に重きを置いて活動し、長く働き続けたいという自分の希望が叶った就職です。就職活動を始めたばかりの頃は、何を話したらいいのかも分からず、困惑したのを覚えています。スタッフさんの力を借り、質問の受け答えを考えたり、面接の練習をしたりしました。今では、答えを用意していない質問をされても落ち着いて対応できています。練習を重ね、面接で話すうえでの自分の軸ができました。今回はオープン雇用でいくつか配慮をいただくのですが、いずれはフルタイムで働くことが目標です。今後も資格取得などを通して、IT系の勉強を続けていきます。
　通所を検討している方は、就職に向けての不安がいくつもあるはずです。少しだけ踏み出して、スタッフさん方と関わる中で不安が解決できたらいいなと思います。

私の障害は抑うつで、過去には自己否定、不安感、希死念慮などの症状がありました。これらは、通所を通してほとんどが改善済みです。現在感じている不眠と疲れやすさは、服薬で対処しています。セルフケアは散歩です。好きな飲み物をもって出かけたり、自然に触れたりしながら歩くことがリフレッシュになっています。知らない道を散歩すると新しい発見があり、面白いです。楽しみながら体力づくりもできて一石二鳥だと思います。
　以前は、SEとしてIT企業で働いていました。元々、評価のチームに所属していましたが、コロナ禍のタイミングで開発へ異動しています。覚えなければいけない作業が増える中、リモートワークとなり、コミュニケーションの難しさに直面しました。また、在宅での勤務は多少の無理もきいてしまうので、発熱などの不調を感じつつも業務を続けていた記憶です。その結果、不眠、食欲低下、涙が出るなどの症状が現れ始め受診をしたところ、抑うつの診断を受け休職に入っています。復職もしたのですが、体調不良が続き、退職に至りました。
　しばらくは休息に努め、体調が安定しだしたときに再び働きたいと思いました。しかし、ブランクがあり、一人での就職活動は継続が難しくなると考え、就労移行支援を検討しています。3〜4の事業所を見学・体験し、SEのスキルを活かしつつ経験を積め、雰囲気が合っていると感じたディーキャリアに通所を決めました。ディーキャリアは訓練が充実しており、セルフケア、ストレス対処などを学べ、実生活に活かせていると感じます。通所を通して、体力をつけながら昼型の生活に戻せました。また、自分を客観視する力が育め、自信がついたと思います。だんだんと発症前の状態を取り戻せていて嬉しいです。
　現在は、業界や職種を絞らず、勤続できる企業への就職を目標に就職活動を始めています。自分でおこなう対策のほかに、スタッフさんと面接練習をしたり、提出書類の確認をしていただいたりしています。なにかと不安の多い就職活動も、スタッフさんに並走していただき心強いです。就労は私の中で大きな目標であり、金銭面の不安や社会との繋がりの希薄さを解消するうえでも不可欠だと感じています。スケジュールと体調の管理をしながら、無理なく就職活動を継続していきたいです。
　失敗は怖いですし、不安ですよね。でも、それで命を落とすわけではありませんし、失敗も一つの収穫だと思います。もし今の環境を変えたいと思う方には、少し勇気をもって踏み出してみて欲しいです。スタッフさんも優しい方ばかりなので、ぜひ一度ディーキャリアに来てみてくださいね。

私の障害名は広汎性発達障害です。発症したきっかけは幼少期からすでにありましたが、障害の特性を強く意識し始めたのは薬科大学入学後になります。自分の思考を言語化するのに時間がかかるので、相手に「何か不満があるのでは」と誤解されてしまいやすいことです。また時間管理やスケジュール管理・タスク管理が困難です。具体的には自分一人では順序だてや時間の見積もりが甘いことがあり、締切までに一通り作業を済ませることが困難であること、生活リズムが狂いやすいことが挙げられます。
　就労移行に通おうと思ったきっかけは、女子大学卒業を見据えた際、生活習慣、対人コミュニケーション能力などに不安があったためです。Dキャリアを選んだ理由としましては、見学・体験した事業所の中で馴染みやすい雰囲気であると感じたこと、生活習慣や対人コミュニケーションの改善と、パソコンスキル向上の双方について訓練を受けられると感じたからです。
　通所後の変化といたしましては、以前と比較すると、訓練を通して就労に必要なことを考え、対処を続けてきたことで、時間を意識した行動が出来るようになったと思います。また現在も改善が必要ですが、報連相など支援員やメンバーとのやりとりにおいて、多少はスムーズに対応できるようになってきたと感じています。
　Dキャリアのおすすめポイントといたしましては、生活習慣の改善や対人コミュニケーション能力の向上、プログラミングやパソコンスキルの学習などについて幅広く対応可能であること、穏やかな雰囲気でありながら模擬職場として締める所は締めているメリハリの良さです。訓練から就活に活かしていることといたしましては、アサーティブコミュニケーションや傾聴スキルです。またKPT 法などを活用した問題解決の経験やリフレーミングは、履歴書やナビゲーションブック、エントリーシートなどの作成時に役立っています。
　今後の目標といたしましては、利用期間があと数カ月しかないので、まずは内定を勝ち取り就労を安定させることが目標です。通所を検討している方々へのメッセージといたしましては、前提として、就労移行支援事業所は会社ごとに特性があるので、色々体験や見学に参加して自分の特性や目的に合ったところを選ぶと良いと思います。ただ、時間には限りがあります。通所してみたい、就職活動に挑戦したいと決めたなら、ぜひすぐに行動してみてください。