Hさん
訓練期間:14ヶ月

生きるのがラクになった

Hさん
訓練期間:14ヶ月
- ADHD(注意欠如・多動性障害)
- 集中力が続かない
- コミュニケーションが苦手
- マルチタスクが苦手
- 就職先
- 障害福祉ベンチャー企業
- 職種
- デザイナーアシスタント
- 雇用形態
- アルバイト(正社員登用制度有)
- 給与
- 18万円(時短勤務)
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学生時代は、忘れ物が多い・片づけられないなどの「苦手」はあったものの、生活に支障を感じることはありませんでした。社会人になってから、集中力が続かない・マルチタスクが苦手・コミュニケーションが円滑にとれないなど「出来ない」が増え、業務ミスが多発し、退職に至りました。自己嫌悪に陥り、ふさぎ込んでしまうことが多くありました。
障害による特徴
- 注意力が散漫になることや、注意の切り替えが難しいことがある
- 周囲の視覚刺激がある場合、気が散って集中しづらいことがある
- 複数の指示を口頭で出された場合に、情報を聞き漏らすこと、内容の理解ができないことがある
- 電話応対とPC作業など、複数の業務を同時におこなうことが困難なことがある
ストレスケア、感情のコントロール、コミュニケーションスキルなど、ディーキャリアで学んだことを、仕事面・プライベート面で活かせています。
自分の苦手なことを自覚することで、自分を責めることもなくなりました。
今では、「やりたい仕事」を見つけ、やりがいを感じながら日々仕事に励むことができています。
自分の苦手なことを自覚することで、自分を責めることもなくなりました。
今では、「やりたい仕事」を見つけ、やりがいを感じながら日々仕事に励むことができています。
就職先での配慮事項
- 注意力が下がったとき(集中力が切れる、ケアレスミスが増える等)は小休憩を挟む
- 業務指示を口頭でおこなう際には、タスクごとに一つずつ説明をおこなう。できるかぎり、チャットやタスク管理ツールなど文面での指示をおこなう
- 視覚刺激の入りづらい環境設計(パーテーションの設定、席の配置)をおこなう
- 電話受付は担当業務外とする
Sさん
訓練期間:13ヶ月

自分の望む職に就けた

Sさん
訓練期間:13ヶ月
- ADHD(注意欠如・多動性障害)
- コミュニケーションが苦手
- マルチタスクが苦手
- 短期記憶が弱い
- 就職先
- システム開発会社
- 職種
- システムエンジニア
- 雇用形態
- 正社員
- 給与
- 21.5万円
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小さいころから人付き合いは苦手でしたが、学生時代はとくに問題なく生活ができていました。しかし、就職後に、仕事上で必要とされる「マルチタスク」「コミュニケーション」「対応力」などで苦労することが多くなりました。毎日のように上司から注意を受け、日々自己否定感が強まり「なぜ自分は出来ないんだろう?」「自分は生きてる価値はあるのか?」と悩んでいました。
障害による特徴
- 複数の業務を並行して進めることができない。作業中に別の業務が発生した際、適切な切り替えができず、集中力が欠如しミスが増えることがある
- データ入力をしながら会話をする、電話をしながらメモをとるなど、2つのことに同時に取り組めないことがある
- 短期記憶の弱さから、口頭で言われたことを記憶してメモをすることが苦手。電話番号の確認や議事録の作成が難しいことがある
- 言葉や文章で伝えられた作業を想像できずに、理解ができないことがある
- 定量的ではない、曖昧な表現をされると混乱することがある
セルフケアを学び、業務をおこなううえで必要となるスキルを訓練で身につけられました。特性によって自身では解決できないことを、「合理的配慮」として就職先に説明ができるようになったことで、理解のある企業への就職を実現することができました。
日々の訓練の中で、できるようになったことをスタッフの方が評価してくれたことで、自信を持つことができるようになりました。
日々の訓練の中で、できるようになったことをスタッフの方が評価してくれたことで、自信を持つことができるようになりました。
就職先での配慮事項
- 業務の優先度と期限を具体的に示し、週1回業務進捗を確認する
- 業務を時間ごとに区切っておこなうようにする。差し込み業務が入るときには、考えを整理するための時間を与える
- メモ帳とボイスレコーダーの携帯・使用を許可する。指示は文章(メモやメールなど後で確認ができるもの)でおこなう
- 目標や期限を数値で提示する。マニュアルを用意する