オフィスブログ
ディーキャリア蕨オフィス夏祭り2025~真夏の楽しいひとときを過ごしました

夏祭りとは
ディーキャリア蕨オフィスでは、毎年この時期に夏祭りをおこなっています。卒業生を招いて盛大におこないます。訓練生の中からスタッフが幹事を任命し、チーム一体となって運営をおこないます。企画から買い物、当日の仕切りも訓練生が担当し、スタッフは必要に応じて、チェックやサポートなどの後方支援をおこないます。数日前から夏祭りのポスターを張り出し、ワクワク感が高まります。前日は、全員で飾り付け。一生懸命作りました!レクリエーション的な要素が強いですが、もちろんそこは訓練の一環としておこないますので、目的や目標をどこに置くのか検討し、役割分担やタイムスケジュールの策定など綿密に検討し、話合い、準備をして、紆余曲折を経て当日を迎えました。

今回は、幹事リーダーをおこなってくれたNさんは、ポスターも作ってくれました。Nさんが夏祭りを振り返り、文章にまとめてくれました。以下は、Nさんの文章です。
Nさんの振り返り
8月9日はディーキャリア蕨で卒業生、現訓練生を対象に夏祭りを開催しました。卒業生6名、現訓練生10名、スタッフ5名の計21名が参加しました。私は4名の幹事の中の一人として参加し、当日は夏祭りを支える側に回りました。
1か月少し前から幹事として選ばれて動き始めました。始めは順調に感じた夏祭りのプロジェクトでしたが、当日が近づいていくうちに徐々に歯車がうまく嚙み合わなくなっていきました。体調を崩す人も出てきて幹事ミーティングが延期になったり、人数が4人揃わなかったりしてきました。その時になってようやく、このままではまずいと思い始めました。今までリーダー任せで「何とかなるだろう」と鈍感に受け止めていたまま、残り1週間というところになってしまっていたのです。そこで施設長とスタッフ1名を含めた6名で話し合いの場が持たれました。施設長からは「本当に夏祭りを担っていくのか?」という覚悟を問われました。リーダーが体調不良で動けなくなり、「今までのリーダーに依存して何とかなると思っていた。自分が本気になって担わないと!」と決意して私が体調不良で休みがちになってしまったリーダーの代わりにリーダーを自分から引き受けました。
それから何が何でも夏祭りを成功させたい!という強い意志が私に芽生えて「自分が場の中心になる」「必ず来た人に喜んでもらえる夏祭りを実現する」と腹を決めました。また私は体調が悪い時でも必ず通所し、来ているメンバーとだけでも買いだすものリストの見直し、当日の個々の動きの確認をしていきました。そして曖昧になっていたことを具体化していきました。ディーキャリアのスタッフも助けてくれ、協力してくれました。
そして当日、まだ充分な打ち合わせができていなかった状態でぶっつけ本番の夏祭りが始まりました。始めはらはらしていましたが、その心配はどこへやら。会場は和やかな雰囲気で皆各々楽しんでいました。幹事のメンバーも主体性をもって来場者と上手にコミュニケーションをとりながら楽しくやっていました。食事は焼きそば、ホットドッグ、サラダ、ピザでした。私はディーキャリアのスタッフの方と分担して調理を担いました。



催しものはカードゲーム、ニンテンドースウィッチのスポーツゲームでした。来場された卒業生の方たちも楽しそうにやってくれて、うれしい気持ちになりました。

あっという間に時間がきて終了の時間になっていました。スタッフの方たちが率先して手伝ってくださり助けてくれたことにはとても感謝しています。今振り返ると、幹事団のメンバー間で揉めることもなく無事終了できたこと、幹事団のメンバーが最後に一つにまとまっていったことを思い出してうれしくなります。そして清々しい気持ちになりました。
今回は貴重な体験をさせていただきました。困難もあった今回の夏祭りのプロジェクトでしたが、最後は笑顔で感謝で終われてとてもよかったと思います。

最後に
訓練生の感想から今年も夏祭りをやってよかったと思いました。実際の業務とはもちろん違いますが、予算策定や実施計画を立案し、担当者間でコミュニケーションをとり、実施していくという経験は実務にも通じるものと考えます。一旦崩れそうになったプロジェクトを「本気で」取り組んで立て直した経験は貴重だと思います。幹事をはじめ、集まってくれた卒業生、積極的に運営に協力し、準備や催しものをやってくれた訓練生、みなさんお疲れさまでした。



