初めに

今回のオフィスブログでは先日就職を決め、無事卒業されたIさんの最後の３分間スピーチをご紹介します。Iさんは2017年に体調を崩されて、引きこもり状態でいらっしゃいました。そこから社会復帰を希望されるように気持ちが変わり、私たちディーキャリア蕨オフィスの存在を知り、訓練を受けた上での復帰を決心されました。以下、スピーチのスライドをご紹介します。

就職はここに通う方の一つの大きな目標です。そのためには体調と生活の安定させる術を身につけていくことが必要不可欠です。また体調と生活の安定を脅かすものは、「身体と精神の疲労」です。これらが蓄積すると体調を崩すきっかけになります。体調は一度崩すと回復させるのが大変です。だから重篤になっていない軽いうちに対処していくことが大切です。そして回復の方法をたくさんもっているほうが有利です。時々見直し、より効果的なものを探していく必要があります。

社会に身を置く以上、コミュニケーションスキルが重要であるということを誰もがわかっていることだと思いますが、分解するとこの「受信力」「発信力」「雑談力」の３つであるとIさんはまとめてくれました。またコミュニケーションスキルは一度身につけたと思っても、使っていないと衰えていきます。グループディスカッションや昼休みの日常会話、３分間スピーチがスキルの維持向上に役立ったようです。コミュニケーションは体調を維持するためにも重要です。ディーキャリアに通うことで、Iさんはそれに気が付いたと言います。また、非常事態になりそうな時やなってしまった時に助けを求めること、つまり相談することが何より重要です。早めに助けを求めることで、自分にはもちろん周囲への悪い影響も最小限にすることができます。

Iさんの最大の目標は就職し、そしてその状態を安定させて継続することです。そのためにはモチベーションの向上と維持が欠かせないと気づいたそうです。特にやりがいを感じることを「役割を果たすこと」、「人と関わること」とまとめていました。「責任を果たしているという実感」「社会や会社の一員であるという実感」と言いかえることもできます。この実感が持てるとモチベーションが上がるということが訓練を通してわかったそうです。

今後モチベーションは働いていく中で徐々に変わっていくかもしれません。そしてモチベーションの基となものがダメになった時にも困らないように、そのネタはたくさんあった方が安心できそうだ、とＩさんは話してくれました。

最後に

3分間スピーチとは別にニュースレターにも寄稿文を寄せてくれたIさん。「ディーキャリアに通うことによって、私は自分を取り戻せただけでなく、さまざまなものを得ることができました。例を挙げると、コミュニケーションスキル、多角的で前向きな思考、就労に対する不安の解消と意欲の向上、相談する習慣、同じ目標を持った仲間、受け入れ支えてくれる支援者です。どれも私にとって大切な財産で人生の支えです。充実した日々を過ごせたのは訓練生の皆様、スタッフの皆様のおかげです。ありがとうございました」とまとめてくれました。不安一杯だったIさんが就職できたのは、Iさん自身が努力をした結果です。私たちはそのお手伝いができ、就職につながったことを本当にうれしく思っています。

ディーキャリア蕨オフィスがあなたをサポートします。
いつでも見学・体験お待ちしております。

♪見学・資格保持者による無料相談会随時受付中♪

↓お問い合わせはこちら
TEL：048-299-7772
warabi@dd-career.com
https://dd-career.com/office_data/warabi/

ディーキャリア蕨オフィスまでご連絡ください。