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ディーキャリア所沢オフィスブログ:農園型障がい者雇用とは?
こんにちは。
ディーキャリア所沢オフィスです。
先日、弊所では「はーとふる農園」のスタッフ様をお招きして、はーとふる農園の仕組み、企業目線の自己理解、業務体験の時間を設けていただきました。
◆はーとふる農園の仕組み
皆さんは、「農園型障がい者雇用」という言葉を聞いたことはありますか??
この農園型障がい者雇用に取り組んでいる「はーとふる農園」についてご紹介いたします。
下図は「障害のある方」「企業様」「はーとふる農園」の相関図

【出典元:はーとふる農園提供資料より】
上の図を見ていただいてわかるように
▲障害のある方と、一般企業が「雇用契約」を結びます
▲企業は「はーとふる農園」と利用契約を結びます。
▲いわゆる、はーとふる農園では企業が指示するお仕事があるわけです。
▲障害のある方は雇用関係を結んだ企業に直接出勤することなく、はーとふる農園でお仕事をするわけですネ

【出典元:はーとふる農園提供資料より】
では、はーとふる農園ではどんなお仕事をするのでしょうか?
大変、気になるところです。
一例ですが、企業と雇用契約をした障害のある方のお仕事は「ベビーリーフ」栽培です。
ベビーリーフについては多くの方がご存じと思います。

【出典元:イラストAC】
ベビーリーフって、こんな感じのお野菜で皆様も食べていると思います。
今現在のはーとふる農園は6か所。
■埼玉県に4か所・神奈川県に1か所・宮城県に1か所
各農園には
■農園責任者(所長)
農園の管理全般
■農業技術指導者
農業大学出身者等が野菜の育て方から収穫までアドバイスを行います。
■ワークサポーター
障がい福祉に関する資格を持った者(介護福祉士・精神保健福祉士・サービス管理責任者研修修了者)などが
就労上の悩み相談など、就労者の日々の就労をサポートします。
◆企業目線の自己理解、業務体験
そして取り組み以外にだけでなく、自己理解の大切さもお話ししていただきました。
① 社会力
社会人として必要な、「挨拶」「ルール・マナー」「コミュニケーション」。
基本的なやりとりが、職場の信頼関係につながります。
② 生活準備力
「生活リズムの安定」「ストレスとの付き合い方」「自分の特性への理解」も大切なポイント。
生活が整ってこそ、安定した就労につながります。
③ 経験力
「まずやってみる」「経験から学ぶ」「学んだことを次に活かす」。
成功も失敗も、すべてが次につながる経験になります。
④ 基礎力
仕事に必要な、「行動する力」「考える力」「協力する力」。
仲間と協力しながら一歩ずつ成長する姿勢が求められます。
ひとつひとつ意識して積み重ねていくことで、働き続ける力は育っていきます。
「働くための準備」も、就労に向けた大切な一歩ですね。

最後には、卓上でできる業務体験もさせていただき
実際の作業をイメージできるように専用のキットを用意してくださいました。
土に決まった深さの穴を開ける道具を使ったり
実際に種を植える作業を体験したりと手を動かしながら学ぶ時間となりました。
普段の生活ではなかなか味わえない作業もあり、とても貴重な経験になりました。
はーとふる農園さん、本当にありがとうございました!



