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ADHDで仕事が続かない…そんな自分を責めなくていい理由と、自分に合う仕事の見つけ方

働きたい気持ちはあるのに、気づけば仕事が続かない。そんな自分にがっかりしてしまうことはありませんか。

ADHDのある方の中には、「頑張っているはずなのに、また同じところで失敗してしまう」「周りと同じようにできない自分が情けない」と感じている方が少なくありません。ですが、それは決してあなたの努力が足りないからではありません。ADHDの特性による得意・不得意の差が、職場という環境の中でうまくかみ合っていないだけ、というケースがとても多いのです。

この記事では、ADHDで仕事が続かないと悩む方に向けて、自分を責めすぎずに考え方を少し整えるヒントと、自分に合う仕事の見つけ方について、就労移行支援の現場で大切にされている視点も交えながらお伝えします。

なぜADHDだと仕事が続かないと感じてしまうのか

ADHDの特性として、興味のあることには高い集中力を発揮できる一方で、ルーティン作業や優先順位づけ、時間管理に苦手さを感じやすいことが知られています。職場では、複数のタスクを同時に管理したり、締め切りを意識しながら動いたりする場面が多く、こうした特性がミスマッチとして表れやすくなります。

さらに、「ケアレスミスを指摘される」「約束を忘れてしまう」といった経験が積み重なると、自己評価が下がり、次第に「自分は仕事ができない人間だ」と思い込んでしまうことがあります。しかし、これは能力の問題ではなく、特性と環境の組み合わせの問題であることが多いのです。

本人の努力不足では決してないということ

仕事が続かないという結果だけを見ると、「もっと頑張ればよかった」と自分を責めたくなるかもしれません。ですが、努力の量と結果が必ずしも一致しないのが、発達障害の特性が関係する働きづらさの難しさです。

大切なのは、努力の方向性を変えることです。無理に特性そのものを変えようとするのではなく、自分に合った環境や工夫を見つけていくこと。これは「治す」ということではなく、自分と向き合いながら、働き方を少しずつ整えていくという考え方に近いものです。

考え方を少し変えるポイント

仕事が続かないという経験を繰り返すと、「自分には向いている仕事がないのかもしれない」と感じてしまうことがあります。しかし実際には、「向いていない仕事」ではなく、「今の環境が自分の特性と合っていなかった」というだけかもしれません。

例えば、マルチタスクが求められる仕事で苦労した方が、一つのことに集中できる仕事に変わったことで、力を発揮できるようになったというケースは少なくありません。つまり、仕事が続かなかった経験は「失敗」ではなく、自分に合う環境を知るための大切な情報でもあるのです。

日常でできる小さな工夫

大きく生活を変えることは難しくても、日常の中でできる小さな工夫はいくつもあります。

  • スケジュールやタスクを紙やアプリで「見える化」する
  • 一日の予定を詰め込みすぎず、余白の時間をつくる
  • 疲れやストレスのサインに気づいたら、早めに休息をとる
  • 一人で抱え込まず、家族や支援者に状況を共有する

こうした工夫は、特性を無理に抑え込むのではなく、自分に合ったやり方を少しずつ見つけていくためのものです。すぐに完璧にできなくても大丈夫です。焦らず、できることから整えていくことが大切です。

就労移行支援でできるサポート

一人で工夫を続けるのが難しいと感じたときには、就労移行支援を活用するという選択肢があります。就労移行支援では、自分の特性や得意・不得意を整理しながら、無理のない働き方を一緒に考えていくサポートを受けられます。

具体的には、生活リズムを整えるためのトレーニングや、職場での人間関係の工夫を学ぶプログラム、実際の職場を想定した実習などを通じて、少しずつ「働く自分」への準備を進めていきます。厚生労働省の資料でも、就労移行支援は障害のある方の一般就労を支える重要な福祉サービスとして位置づけられています。厚生労働省の就労移行支援に関する情報国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターなどが情報を整理するのに参考になります。

介護福祉士監修の視点:支援の現場で大切にしていること

支援の現場では、「できないこと」に注目するよりも、「その人がどうすれば力を発揮できるか」を一緒に考えることを大切にしています。ADHDの特性は人によって表れ方が異なるため、同じ工夫がすべての人に合うわけではありません。

大切なのは、本人が自分の特性を否定的にとらえすぎず、「自分にはこういう特徴がある」と少しずつ受け止めていくことです。支援者はその過程に寄り添い、焦らず、その人のペースに合わせて一緒に整えていく役割を担っています。仕事が続かなかった経験も、決して無駄なものではなく、次のステップを考えるための材料として活かすことができます。

まとめ

ADHDで仕事が続かないという経験は、決してあなたの価値を下げるものではありません。特性と環境が合っていなかっただけであり、これから自分に合う働き方を見つけていくことは十分に可能です。

一人で抱え込まず、小さな工夫を積み重ねながら、自分のペースで向き合っていくこと。それが、これからの働き方を整えていく第一歩になります。

まずは相談から始めてみませんか

働くことに不安がある方は、一人で抱え込まずに、まずは見学や相談から始めてみませんか。ディーキャリアワーク多摩センターオフィスでは、発達障害や精神障害のある方一人ひとりの特性に合わせた支援を行っています。「自分に合う仕事がわからない」「働くことに不安がある」という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。


※本記事は介護福祉士の監修のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。必要に応じて医療機関や専門機関へご相談ください。

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