うつ病や発達障害で就職活動や就職後が不安な方の対処法とは
みなさん、こんにちは。ディーキャリア高槻オフィスです。
このブログ記事では、
うつ病や発達障害の診断を受け、
就職活動や就職後に職場で無理なく働き続けられるか不安や悩みをお持ちの方に、
対処方法をいくつか紹介いたします。
少しでも解決のヒントに繋がると幸いです。
⚫ 利用者の不安や悩み
まずは実際に皆様がお持ちの不安や悩みと、
この記事の内容があっているかどうか、判断してもらうために、
事業所の利用者の事例をまとめます。
●就職活動の悩み
1.自分の希望や特性、適正に合った求人数が少ない
2.自分に合う仕事はあるのか、どんな仕事が合っているのかがわからない
3.障害の有無に関わらず、対等に接してもらえるか
4.障害のことをどこまで伝えるべきか
5.一人で就職・転職活動ができるか
●就職後の不安
1.自分が希望するサポートや配慮が受けられるか
2.自分のスキルや障がい特性を考慮した業務につけるか
3.人間関係で揉めないか、悩まないか
4.不安や困まりごとを相談できるか。または聞いてもらえるか
5.長期的に就労して安定した生活がおくれるか
以上、いかがでしょうか。
ご自身の悩みに近いことがありましたでしょうか。
⚫ 悩みへの対処方法とは
実際に上記の悩みに対して、他の支援機関との連携も含めて
事業所でおこなっている対処方法は以下のとおりです。
●就職活動の悩み
1.自分の希望や特性、適正に合った求人数が少ない
非公開での求人募集、採用はしなければならないが募集をしていないなど、
求人票に載っていない情報があります。DCで連携している企業などから
求職者の紹介を希望する声もあり、ご紹介をすることもあります。
一般の求人に比べ、求人数が少ないことに変わりはありませんが、
一人の就活よりも多くの求人と出会うことができます。
2.自分に合う仕事はあるのか、どんな仕事が合っているのかがわからない
ご自身に合った仕事を見つけることはとても難しいことだと思います。
社会資源を活用して、障害者職業センターや職業リハビリテーションセンターなどで
実施するMWS(ムース)職業検査などで作業能力としての得手不得手を測ったり、
厚生労働省のGATB(厚生労働省編一般職業適性検査)やVPI職業興味検査で
経験や思考による職業適性を測ったりすることで、自己理解を深めて選択する方法が
あります。
就労移行支援事業所ではそうした検査と障害特性などを踏まえて訓練を実施する中で、
よりよい職業選択ができるように支援をしています。
3.障害の有無に関わらず、対等に接してもらえるか
不安を煽るわけではありませんが、企業や人によって対応は違います。
実際に支援をする中で多くの企業や職場の担当者と接してきましたが、
障害に対してどの程度の知識を有しているか、どのような対応をしているのかは
個々に違いがあります。
こうした点も踏まえて、障害者雇用や一般のオープンで就労される方にとっては
理解者や支援者が必要になってくると感じています。
ご本人の代わりとなり、他者に伝えることは需要だと思います。
4.障害のことをどこまで伝えるべきか
診断名はもちろんのこと、就労する上で理解や配慮が必要な障がいについては
伝える必要があるかと思います。また伝えることによってサポートがもらえることも
多くあります。
相互に理解し、対処し、サポートをもらうことが就労する上で大事です。
内容の取捨選択や伝え方を一緒に考えて対処することも支援機関ではおこなっています。
5.一人で就職・転職活動ができるか
可能です。ただし、上記にある通り、企業の選択や対処方法の確率など、
一人で行える範囲には限りがありますし、労力も必要です。
より備えをしっかりとしていた方が就労後に苦労をしにくくなることも事実としてあります。
●就職後の不安
1.自分が希望するサポートや配慮が受けられるか
就労先である企業は合理的配慮をおこなう努力義務があります。
例えば、指示理解が苦手な方に指示を一つずつに分けて伝えたり、
イラストを駆使して説明するなどがあります。
その他に疲労や緊張が大きい方に休憩スペースの設置や業務時間の調整を
おこなっている企業もあります。
ただ、あくまで事業に大きく影響がでない範囲でおこなうといった努力義務で
あるため、企業によって対応はまちまちですし、求めるサポートが
すべて受けられるかというとそうではありません。
2.自分のスキルや障がい特性を考慮した業務につけるか。
上記に記載した内容通り、いかに適職を判断した上で就職先を選ぶかに
よって代わります。
向いているが興味がない、興味はあっても向いていないなど、
ある程度の取捨選択と見極めが必要かと思います。
3.人間関係で揉めないか、悩まないか。
就労先にもさまざまな方がおられるため、揉めたり悩んだりすることもあります。
ただし就労定着支援という障害福祉サービスを受けることで対処ができます。
就労定着支援では、就職した後に就労先とご本人様の間にたって業務面の調整や
人間関係の構築や改善などをおこない、長く就労定着できるように支援をしています。
友人関係でも、1対1よりも第三者が入ることで上手くいくこともあるかと思います。
4.不安や困まりごとを相談できるか。または聞いてもらえるか
少し就職のハードルが高くなり、対策も必要となりますが、
大手企業が障害者雇用のための子会社である特例子会社では
社内に産業カウンセラーや精神保健福祉士などが常駐しており、
定期的に面談をおこなっておられます。
またその他の企業でも社内で障害者雇用の担当者を決めて、
相談などを受けつけているところもあります。
不安や困りごとがある方はそうした企業を選ばれると良いです。
5.長期的に就労して安定した生活がおくれるか
職業や企業とのマッチング、医療や福祉のサポートなど、
ご自身の状態に合わせて選択をされると無理なく安定して就労や生活が
維持できると思います。
⚫ 対処方法のまとめ
いかがでしたでしょうか。
よくある不安や悩みに対して、参考になりましたでしょうか。
最後に上記を踏まえて、簡単にまとめておきます。
●不安や悩みの対処方法
①職業検査や障害の診断を受け、自己理解と対処をすすめる。
診断や検査はその時に心身の状態で左右され、情報の開示もご自身の意向で
行なえます。あくまで現状に理解と対処として行うことをオススメします。
ズレを無くすことで就職してからの困りごとを軽減できます。
②支援者、サポーターをつける。
障がいに関する全般的な職業や生活のなやみについては、
お住まいの地域の「障害者就業・生活支援センター」や
ご本人にあった支援先を考えてくれる「相談支援事業所」などがあります。
また就労までや就労後のサポートを全般的に任せられる「就労移行支援事業所」や
「就労定着支援事業所」などを利用してご自身のサポーターをつくる。
以上です。
当事業所では精神や発達の診断を受け、就労でお困りの方のサポートをしたいと
願っております。相談や質問などがあれば、ご連絡をいただければと思います。
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