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あぁ、発達障害の私はSNSがやめられない——なぜこんなにも手が止まらないのか、3つの理由と対策

〜「ちょっと見るだけ」が止まらない仕組みを知って、上手につきあうライフハック〜

「気づいたら1時間以上スマホを見ていた」「寝る前についSNSを開いてしまう」「通知が来るたびに確認せずにはいられない」——そんな経験、ありませんか?

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

「SNSをやめたい」「スマホを見すぎている」とわかっていても、なかなかやめられない。これは意志が弱いからでも、自己管理ができないからでもありません。SNSには、人間の脳が「やめにくくなる」しくみが最初から組み込まれています。そして発達障害のある方は、特性によってその影響を受けやすいポイントがいくつかあります。

この記事では、SNSがやめられなくなる理由と、発達障害の特性によって影響を受けやすいポイントを整理したうえで、今日からすぐ使える、SNSと上手につきあうための具体的な対策をお伝えします。


1. なぜ、SNSはこんなにもやめられないのか?

SNSをやめられないのは、意志が弱いからでも、依存体質だからでもありません。SNSそのものに、人が「離れにくくなる」3つのしくみが組み込まれています。そして発達障害のある方は、特性によってこの影響をより強く受けやすい場合があります。

しくみ① コストゼロで「誰かの気配」を感じられる

リアルな人間関係では、気を遣ったり会話のエネルギーを使ったりすることが必要です。でもSNSは、タイムラインを見るだけで「誰かがいる」という感覚が得られます。発達障害のある方は人間関係でのエネルギー消耗が大きいことが多く、「省エネでつながれるSNS」が特に心地よく感じやすいのです。

ただし、情報の多さ・速さが特性によっては疲れの原因になります。 タイムラインの情報量や通知に脳が常に反応し続けることで、疲労・頭痛・混乱・パンクにつながりやすくなります。また、冗談や皮肉、暗黙のノリが読み取りづらく、誤解や孤立に発展してしまうこともあります。

しくみ② 「ちょうどいい距離感」が、いつの間にか依存に変わる

近すぎず遠すぎない”ちょうどいい距離感”は快適です。でも、常時接続が当たり前になると、スマホを閉じた静けさが「不安」や「取り残される恐怖」に変わってしまいます。

発達障害のある方はこだわりや過集中から、好きな話題や推しに夢中になり、気づいたら長時間経っていたということが起きやすいです。これが生活リズムの乱れや、やるべきことの後回しにつながります。

しくみ③ 「いいね」の数字が、脳の報酬系を強く刺激する

いいねや通知などの数字は、脳の「報酬系」を強く刺激します。認められる快感を一度知ると、「どう見られているか」を何度も確認したくなります。

発達障害のある方は他人の”キラキラ”した投稿と自分を比べて、自己評価が下がりやすいという影響を受けやすいです。落ち込みや自己肯定感の低下につながりやすく、見るほど気持ちが沈んでいく、という悪循環に入ることがあります。また、通知や既読プレッシャーにストレスを感じやすく、すぐに返信できないことへの罪悪感や、未読が気になって落ち着かないという状態になりやすいです。


2. まず知っておく!SNSは「安心と依存が循環する永久機関」だ

「SNSをやめればいい」という思い込みを、まず手放しましょう。ここを整理しておくことが、一番大切な下ごしらえです。

SNSは、「最も省エネで傷つきにくい人間関係」を与えてくれる一方で、「それがないと不安になる仕組み」も同時につくり出します。 つまり、安心と依存が循環する”永久機関”になりやすいのです。

そして発達障害のある方は、特性によってSNSの影響を受けやすいポイントが人それぞれ異なります。「自分はどのパターンに当てはまりやすいか」を知っておくことが、SNSと上手につきあうための一番の入り口です。

SNSは「悪者」じゃなく、使い方と距離感がカギです。 あなたの特性はあなただけの素敵な個性。その特性を理解して、自分にやさしい選択を積み重ねていきましょう。


3. その場で試せる!具体的な対策

発達障害の特性を踏まえた、SNSと上手につきあうための対策を紹介します。

【対策①】使う時間をタイマーやアプリで「区切る」

「やめよう」と思っても手が動いてしまうのは、衝動性のある方には特によくあることです。ハードルを地面まで下げて、「やめる」のではなく「見る時間を決める」だけにしましょう。タイマーやスマホのスクリーンタイム機能を使って「時間の区切り」をつくるのが、ライフハックとして有効です。

  • 「朝の通勤中だけ」
  • 「夜21時までは見てOK、それ以降は見ない」
  • 「食事中は見ない」

【対策②】通知は必要最小限にして、脳の負担を減らす

通知が来るたびに確認してしまう方は、アプリの通知設定をオフにしましょう。静かな環境を守るだけで、脳の負担が大きく減ります。「通知が来る→確認する」という受け身の動きを、「自分が見たいときに開く」という能動的な動きに変えるだけで、スマホを触る回数が自然と減ります。

【対策③】比べてしんどくなったら「見ない・距離をとる」を選んでいい

他人の投稿と自分を比べて気持ちが沈んでしまうとき、ミュートやフォロー整理、一時的にアプリを閉じることは、立派なセルフケアです。「見ない選択」は逃げではありません。自分の心が何より大切です。完璧じゃなくていい、疲れたら休んでいい、比べなくていい——これをSNSの使い方にも当てはめましょう。

【対策④】安心できる人・場所をSNSの外にも持っておく

SNSがやめられない理由のひとつは、「ほかに孤独をやわらげる場所がない」からです。信頼できるつながりが、心のセーフティネットになります。

  • 信頼できるスタッフとの定期面談
  • 通所仲間との短い雑談
  • 好きなことについて話せるリアルな場所

「SNSをやめる」より「SNS以外の居場所を少し増やす」ほうが、依存から抜け出しやすくなります。自分のペースと特性を大切にしながら、自分に合う使い方を少しずつ見つけていきましょう。


■ まとめ:SNSがやめられないのは、あなたのせいじゃない

「またSNSを見すぎてしまった」と一人で抱え込んで自己批判するのをやめて、「使う時間を区切る」「通知を必要最小限にする」「比べてしんどくなったら距離をとる」という道具を使いながら、SNSとちょうどいい距離でスマートにつきあっていこう。

SNSは「安心と依存が循環する永久機関」です。完全にやめる必要はありません。しくみと自分の特性を知ったうえで、自分なりの距離感を決めること。あなたらしく、心地よくつながれる使い方を、一緒に見つけていきましょう。


最後に:ディーキャリア立川オフィスで「SNSとのつきあい方」を一緒に整えよう

ディーキャリア立川オフィスでは、スマホやSNSとの距離感を含む生活リズムの整え方を、自分の特性に合わせて一緒に考えていくプログラムに取り組んでいます。「SNSがやめられなくて睡眠が乱れる」「通知が気になって仕事に集中できない」「比べてしんどくなってしまう」という方も、ぜひ一度、見学や無料相談にいらしてください。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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