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発達障害当事者が思う、怒りを「なくす」ことはできるか?

〜感情を無理に消すのではなく、社会で生き抜くための「道具」に変える〜

「どうしてあんなにイライラしてしまったんだろう」 「怒りっぽい自分は、社会失格なのだろうか」

こんにちは!ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフ、かまちです。

仕事や人間関係の中で、ふとした瞬間に湧き上がる「怒り」。これに振り回されて自己嫌悪に陥った経験は、誰しもあるのではないでしょうか。よく「怒らない人になりたい」という声を聞きますが、果たして怒りを完全になくすことはできるのでしょうか?

発達障害の当事者として日々を過ごす私の結論から言えば、怒りをなくすことはできません。 今回は、消せない怒りとどう向き合い、社会生活を円滑に進めていくかについて考えてみたいと思います。

「怒る自分」を責める必要はない

「なんで自分はこんなに短気なんだろう」 「どうしてこれくらい、こらえることができないんだろう」

そうやって、自分を責めてはいませんか?

  • 短気は「感度の高さ」かもしれない: 「こらえられない」と感じるのは、あなたがそれだけ周囲の刺激や違和感に対して、高い感度を持っている証拠でもあります。普通の人なら聞き流せるノイズが、あなたには爆音で聞こえているようなもの。爆音に驚いてサイレン(怒り)が鳴るのは、生物として当然の反応です。
  • 「こらえる」の賞味期限: 根性で「こらえる」ことには限界があります。無理に抑え込もうとすればするほど、内側の圧力は高まり、いつか爆発してしまいます。「ああ、今サイレンが鳴り響くほど、自分は負荷を感じているんだな」と、まずはその状態を認めてあげてください。

感情を「コントロール」するという知的な戦略

怒りをなくすことはできなくても、「適切な形にコントロールする」ことは可能です。そして、社会生活を営む上で、これほど強力な武器はありません。

  • 「反応」を「対応」に変える: イラッとした瞬間にそのまま言葉を出すのは「反応」です。一呼吸おいて、「今、自分は怒っているな」と客観的に眺め、どう伝えれば自分の目的が達成できるかを考える。これが「対応」という技術です。
  • 技術は「練習」で身につく: 感情のコントロールは性格の問題ではなく、後天的なスキルです。最初から完璧にできる人はいません。「また失敗した」と自分を責めるのではなく、「今は練習中だ。次はもう少し反応を遅らせる道具を使ってみよう」と、自分を訓練していく感覚でいいのです。

自分の「怒りのクセ」を知る改善行動

今、この記事を読みながら「確かに、怒りを抑えるのは難しいんだよな」を感じているあなた。

「どうすればうまくコントロールできるだろう?」と方法を探し始めたその瞬間から、すでにあなたの「改善行動」は始まっています。

  • 「何に反応したか」を把握する: 自分がどんな言葉や状況にイラッとするのか、その「スイッチ」を把握することは、最強の自己理解になります。姿勢の記事でもお伝えした通り、「イラッ」の正体を知ることは、自分を乗りこなす鍵になります。
  • 自分を助ける「道具」を準備する: その場を一度離れる、深呼吸をする、あらかじめ決めたフレーズで返す。これらはすべて、自分を救い、社会生活を円滑にするための「道具」です。

怒りを「乗りこなす」人になる

怒りをなくした聖人君子を目指す必要はありません。

「そうやって、自分らしいスタイルで、感情を賢くコントロールして過ごしていこう」

ディーキャリア立川オフィスでは、「怒るな」と精神論を強いることはありません。なぜ短気だと感じてしまうのか、その奥にある疲れや特性を一緒に解き明かし、「こらえる」以外の対処法を練習していきましょう。

自分を責めるエネルギーを、自分を助けるための「工夫」に変えていく。そんな一歩を、一緒に踏み出してみませんか?

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部

普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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