【服薬しているからOK!】←実はこれダメです
おはようございます。ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフのKです。
発達障害の特性がある人の多くは何かしら服薬をしているケースが多いです。私も実際に毎日服薬をしています。しかし、これは服薬をしているから何をしても問題ないという意味ではありません。今回は服薬について考えてみましょう。

ーーーーー服薬はセルフケアを促すものーーーーー
薬とは症状を和らげたり、回復を促したりするものであって、症状そのものを直接消滅させるものではありません。風邪を引いたときをイメージすると分かりやすいかもしれません。いくら風邪薬を服薬したからといって、いつも通りの生活をしたり、激しい運動をしたりしていいわけではありません。服薬をしたうえで安静にすることで、風邪を治すことができます。
これは風邪に限った話ではなく、全ての症状でも同様です。発達障害の特性に対する薬を服薬したからといって、何も考えずに今まで通りの生活を送るだけでは効果は発揮しないのです。薬はあくまでもセルフケアを促すための薬であることをしっかりと念頭に入れておきましょう。
ーーーーー薬とセルフケアーーーーー
薬の効果をしっかりと発揮させるためにはセルフケアは必要不可欠です。例えば、私であれば睡眠の質を高めるためにマイスリーという睡眠導入剤を就寝前に服薬しています。ですが、服薬した=しっかりとした睡眠が保証されるというわけではありません。ベッドでスマホを見続けていればいつまで経っても脳が覚醒状態のままですので、当然ですが全く眠れません。そうなれば起床したときも疲れが全然取れず、かえって睡眠の質が低下してしまいます。
ですので、薬の効果がしっかりと発揮できるようセルフケアをおこなうことが大事です。寝る時にスマホをいじらないのは大前提として、例えば入眠1時間前からはブルーライトを浴びないようにするといったように、脳を徐々に睡眠状態に持っていく工夫が大事です。
実際にこのセルフケアをおこなうことで、ベッドに入ってから眠るまでの時間も短くなり、起床時の疲労度合もかなり減りました。服薬の際には、薬の効果を最大化するためのセルフケアは何か?までをセットで考える癖をつけておきましょう。
ーーーーー面接でもセルフケアを聞かれるーーーーー
障害者雇用の面接では、自身の特性に対してどういったセルフケアを用意できているかを必ず聞かれます。その際に“薬を飲んでいます”と答えてしまうのはNGです。先ほども伝えた通り、薬そのものに特性を解決する効果はなく、自身のセルフケアがあって初めて効果が出るものです。ですので、薬を飲んだうえでどういったセルフケアをしているのかを面接官は見ています。
“質の良い睡眠をとるために、入眠1時間前からブルーライトを浴びないようにしています”
“余暇時間を決めてしっかりと睡眠時間を維持するよう努めています”
こういったように、自分自身でどういった工夫をしているのかを伝えることができるようにしましょう。
また、+αとしてオフタイム以外にもオンタイムのセルフケアも用意できるとさらに良いでしょう。オフタイムのセルフケアだけだと職場で体調が悪くなってしまった際の対処がなくなってしまいます。では睡眠に関するオンタイムのセルフケアとは何でしょうか?疲れたら仕事中に仮眠を取らせてくださいでは、恐らく殆どの職場では許容されないでしょう。
オンタイムのセルフケアを考える場合には、自分以外にも働いている人がいることを考慮したセルフケアでなければなりません。
睡眠であれば、どうしてそもそも質の高い睡眠をとらなければならないのか考えてみます。
私の場合、過集中状態やマルチタスクの処理による疲れやすさが原因となっています。そのため、職場では過集中状態にならないよう意図的にペースを落としたり、マルチタスクにならないようにスケジュールを組むといったやり方ができます。他にも、昼休みであれば仮眠を取っても問題はありませんので、こういった時間の静養もセルフケアの一環になります。
このように自身のどういった特性による影響なのかを分析し、それに対するセルフケアをオンオフ双方で確立することが大切です。安定して長く、無理なく働いていくためにも、自身にあったセルフケアを探してみましょう。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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