【気圧ジェットコースターに負けない】体調安定の秘訣
おはようございます。ディーキャリア立川オフィスです。
気圧の変化による体調不良にお悩みではありませんか？
雨の日や季節の変わり目に感じる頭痛やだるさの原因「気象病」について解説し、今日からできる具体的な対処法をご紹介します。自律神経を整える生活習慣、内耳の血行を促すマッサージ、効果的なツボ押しなど、自宅で簡単に試せるセルフケアで、つらい症状を和らげましょう。
★★気圧の変化と私たちの体★★
私たちの体は、常に外からの気圧と釣り合いを保っています。しかし、台風が近づいたり、急な天候の変化があったりすると、外の気圧が急激に変わります。すると、体の中の圧力とのバランスが崩れ、さまざまな不調を引き起こします。これが「気象病」と呼ばれるものです。
気圧の変化に影響を与えるのは、体の奥にある内耳です。内耳には気圧を感知するセンサーがあり、気圧の変化を脳に伝えます。この信号を受け取った脳が、自律神経のバランスを崩してしまうことがあるのです。自律神経は、心臓の鼓動や呼吸、消化など、意識せずとも体の機能を調節している重要な神経です。このバランスが乱れると、頭痛やめまい、だるさ、関節痛といった症状が現れます。
★★対処法：日常生活でできること★★
1. 自律神経を整える
自律神経を整えることが、気象病の根本的な対策になります。
●十分な睡眠：睡眠は自律神経をリセットする大切な時間です。規則正しい生活を心がけ、質の良い睡眠を確保しましょう。寝室を暗くし、静かで快適な環境を整えることも重要です。
●バランスの取れた食事：特に、ビタミンB群やカルシウム、マグネシウムは神経の働きを助けます。これらは、イワシや牛乳、ナッツ類などに多く含まれています。腸内環境を整えることも自律神経に良い影響を与えるため、発酵食品なども積極的に摂りましょう。
●適度な運動：ストレッチやウォーキング、軽いヨガなど、無理のない範囲で体を動かすと、血行が良くなり、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。特に、朝の光を浴びながらのウォーキングは、体内時計を整える効果もあります。
2. 内耳の血行を促進する
●内耳マッサージ：耳の周りを優しくマッサージしたり、耳たぶをゆっくりと引っ張ったりするのも効果的です。特に、耳の付け根にあるツボ「翳風（えいふう）」を刺激すると、血行が良くなります。お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うとより効果的です。
●温める：耳の周りを温かいタオルなどで温めるのも良いでしょう。蒸しタオルや、市販の温熱シートなども活用できます。これにより、内耳の血流が改善され、気圧の変化による不調が和らぐことがあります。
3. ツボを刺激する
東洋医学では、特定のツボを刺激することで体調を整えるという考え方があります。
●頭痛に効くツボ：
百会（ひゃくえ）：頭のてっぺん、両耳から上に上がった線が交わる場所。指の腹でゆっくりと押し込むように刺激します。
風池（ふうち）：首の後ろ、髪の生え際にあるくぼみ。親指で下から上へ押し上げるように刺激すると良いでしょう。
●めまいに効くツボ：
内関（ないかん）：手首の内側、指3本分ほどひじ側にあるくぼみ。親指でゆっくりと押します。乗り物酔いにも効果があるとされています。
これらのツボを、気持ちいいと感じるくらいの強さでゆっくり押してみましょう。息を吐きながら3〜5秒押し、ゆっくりと離す、という動作を数回繰り返します。
4. 薬に頼る
症状がひどい場合は、無理をせず市販薬や医療機関を受診することも選択肢の一つです。
●酔い止め薬：内耳の平衡感覚を司る機能に働きかけ、めまいや吐き気を抑える効果があります。気圧の変化によるめまいが頻繁に起こる場合は、気圧が変動し始める前に服用すると効果的です。
●頭痛薬：市販の頭痛薬でも、症状が和らぐことがあります。ただし、常用するとかえって頭痛を引き起こす「薬物乱用頭痛」になる可能性もあるため、用法・用量を守り、漫然と使用しないようにしましょう。
専門医に相談するのも良いでしょう。特に、耳鼻科や内科では気象病について相談に乗ってくれます。自分の症状に合った薬の処方や、生活指導など、専門的なアドバイスを受けることができます。
★★知っておくと便利なアプリ★★
最近では、気圧の変化を予測してくれるスマートフォンアプリも登場しています。「頭痛ーる」や「気象病対策アプリ」などで検索すると見つかります。これらのアプリは、気圧の変動をグラフで示し、自分の体調の変化と照らし合わせて記録することができます。自分の不調がどのような気圧の変化と関連しているのかを知ることで、早めに対策を立てることができるようになります。例えば、気圧が大きく下がる予報が出ている日は、前もって睡眠をしっかり取る、耳のマッサージをするなどの対策が可能です。
気圧の変化による体調不良は、誰にでも起こりうることです。しかし、体のメカニズムを理解し、適切な対処法を知っておくことで、つらい症状を和らげることができます。規則正しい生活を送り、セルフケアを取り入れながら、気圧の変化に負けない体を作っていきましょう。
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■この記事を書いた人は？■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害（ADHD）、自閉症スペクトラム障害（ASD）、限局性学習障害（SLD）、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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