【大人の発達障害】夏の暑さと発達障害
おはようございます。ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフのKです。
今年は例年よりも気温が高い日が続いており、ちょっと外に出ただけでも汗が出るほどの暑さです。熱中症になるリスクも非常に高く、しっかりとした対策が必要になります。中でも発達障害の特性がある場合には、より対策を万全にしておく必要があります。発達障害の特性のある方の暑さとの付き合い方について考えてみましょう。

—–発達障害の特性と夏の暑さについて—–
夏の暑い時期は体調管理がとても重要となりますが、発達障害の特性上、苦手とする部分とマッチしてしまうケースが多くあります。例えば、気候変動や自身の体調変化に気づけない(感覚鈍麻)ことが多く、気づいたら熱中症が発症しているといったことも珍しくありません。また、自身の体温調整も難しいことから、涼しい室内と暑い屋外での寒暖差にやられてしまうこともあります。夏=暑い、暑い=半袖という固まった考えになってしまうため、今は少し涼しく感じるから冷房の温度を上げようという考えになかなかたどり着けないことがあります。
このように、夏の暑さに対して課題を多く抱えやすい傾向にあるため、工夫と対策が必要となってきます。
—–暑さ対策の工夫—–
①天気は必ず確認しよう
発達障害の特性上、季節や環境に適した服装選びが苦手という傾向があります。これは、そもそも衣服に無関心であったり、他のことに過度に集中していて気づかない(過集中)といったことが考えられます。そのため、夏は暑いからとりあえず薄着でいようと考えるようになります。しかし、日によって気温が変わる可能性もありますし、同じ気温でも風が強かったり、日差しがなければ涼しく感じます。そのため、毎日必ず同じ暑さとは限りません。天気は暑いか寒いかの2択ではなく、すごく暑い~すごく寒いまでのグラデーションがあります。この考え方を意識して、今日はどの程度の暑さなんだろう?と意識することが大事です。



そのために最も簡単な確認方法が天気予報をしっかりと確認することです。気温や天気の変化、風の強さなどから今日はどの程度の暑さなのかをあらかじめ把握することで、自身にとって過ごしやすい服装をイメージしやすくなります。
②体力回復の時間の確保
夏の暑い時期はいつも以上に体力を奪われるため、体力の消耗が激しくなります。そのため、疲れやすさがある場合は、いつも以上に体力回復に努める必要があります。方法として、いつもより長く寝る・質の良い睡眠を意識する、1日3食しっかり食べる、入浴でしっかりとリラックスするなどがあります。
~睡眠~
眠気が早くにやってきた場合には、体が疲れているサインを発信している可能性があるため、いつもより早く寝ると良いでしょう。ただし、あまりにも早く寝すぎてしまうと、生活リズムが大きくずれてしまう可能性があるため、睡眠時間を延ばす場合には1時間前後が良いでしょう。また、就寝の1時間ほど前からスマホなど、ブルーライトを浴びないようにすると睡眠の質が向上すると言われています。
~食事~
暑い時期は食欲が低下しがちです。そのため、食べない日が出てきてしまうこともあります。しかし、食事は大事なエネルギー確保の手段であるため、これを疎かにしてしまうと体調を崩してしまう可能性があります。食生活を整えることは生活リズムを整えることにも繋がるため、1日3食しっかり摂ることをまずは意識してみましょう。食欲がどうしてもわかない場合でも、最低限なにかつまんでおくことが望ましいです。ただし、アイスやお菓子といった食べ物だと栄養が偏ってしまうため、なるべくしっかりとしたものを食べるようにしましょう。それでもどうしても食べる気が起きないのであれば、最低でも水分補給だけはしっかりおこないましょう。野菜ジュースなどであれば、水分補給だけでなく健康にも良いのでお勧めです。
~入浴~
夏は頻繁に汗をかくので、毎日の入浴は欠かせません。入浴することで気持ちが落ち着く他、放っておくと悪臭や痒みの原因にもなるため、自分だけでなく周囲の人のためにも入浴は大切です。どうしても面倒だったり、暑い湯船に浸かりたくないというのであれば、シャワーだけでも済ませておくと良いでしょう。逆にしっかりと時間をかけて入浴できるのであれば、入浴剤などを入れてよりリラックス効果を高めることがオススメです。
年々夏の気温が上昇してきており、日々の対策がとても重要になってきています。何か特別な対策をするというよりも、毎日の体調管理の積み重ねが体調管理の土台となります。この夏を乗り切るためにも、日々のセルフケアを意識して暑さを乗り切りましょう!
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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