“普通”って何?
おはようございます。ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフのKです。
過去の自身の経験から働くことに自信を持てないことはありませんか?前職で失敗してしまい、仕事ができない人間だとレッテルを貼られてしまう。学生の頃から成績が悪かったから仕事もできない。このように感じることはありませんか?私も小さい頃から周りは優秀な人ばかりで、自分は常に遅れていました。常に自分は平均以下で、周りより出来が悪い自分は普通の仕事すらできないんだろうなと感じていました。しかし、今のご時世、自分の思う普通が普通ではないのかもしれません。今回は“普通に”働くことについて考えてみましょう。

ーーーーー“普通”って何?ーーーーー
皆さんは“普通の生き方”と聞いてどんな人生を想像しますか?学校には休まず通い、大学まで進学し、留年することなく卒業し、大手の会社に正社員で入社して出世。その後は結婚して家や車を持ち、悠々自適な生活…というキャリアが理想的ではありますが、全員がこのような生き方をしている訳ではありません。大学には進学せずに働く人、学費の都合上高校に行けずに働く人、はたまた不登校で学校に通えない人もいます。また、働く人の全員が正社員でバリバリ働いているという訳でもありません。就活に失敗して志望度の低い会社に就職した人、ケガや障害、病気が理由で非正規雇用で働く人などさまざまです。特に現代では多様な働き方が認知されつつあり、毎日会社に行って夜遅くに帰ってくることが当たり前ではなくなりつつあります。
しかし、周りが出来る人ばかりであったり、自分がどこかで失敗してしまったりしていると、自分の人生のレールがどこか周りの人の“普通”と異なっているのではないかと負い目に感じてしまうことがあります。
“周りは進学しているのに自分は働かなくてはならない”
“友達はみんな正社員雇用なのに自分は非正規雇用で働いている”
このように自分はどこかで周囲と比べて劣等感を感じることがあります。では、実際に多様な働き方は“普通”の働き方と比べて劣っているのでしょうか?
ーーーーー時代が変われば考え方も違うーーーーー
“普通”という言葉は時代と共に変化するものです。大学を卒業して正社員で働き、出世して家庭を持つというのは、正直、現代の生活では普通とは言い難いものがあります。昔と今では環境は大きく異なります。例えば発達障害という言葉は近年になって一気に認知されるようになりました。しかし、それまでは発達障害というワードは全く周知されておらず、障害特性であっても、甘えだと思われていました。
また、非正規雇用に対する印象も昔と異なります。昔では、正社員で働くことが当たり前で、非正規雇用は不安定だという印象が強くありました。実際に私が学生の頃は、アルバイトは不安定、正社員雇用は安定という正社員を推奨する流れが強くありました。しかし、今では非正規雇用でも社会保険や国民年金の加入が可能となり、非正規でも生活水準次第では暮らしていけるようになっています。ですが、学生の頃に学んだ内容というのは、大人になっても残りやすいものであるため、時代とそぐわない考えが強く根付いてしまうことがあります。
ーーーーーSNSの普及で比較が容易になってしまったーーーーー
劣等感を覚える理由として、他者との比較が容易にできるようになってしまったことが挙げられます。情報伝達技術が発達している現代では、SNSなどで簡単に自身のステータスを公開することができるようになりました。これはPRという面ではとても良いことではありますが、逆にいうと自分よりも優れた人が多く目につくようになり、自身と比較できてしまう機会が大幅に増えました。昔は良くも悪くもクローズな環境であったため、必要以上に他者と比較する必要はありませんでしたが、今では何かと他人と比べることができてしまうため、何かにつけて劣等感を覚えることが多くなりました。
ーーーーー自分が活躍できる環境は必ずあるーーーーー
自分よりも上の人間を探していてもキリがありません。また、上の人間を見つけてもその差が埋まるわけでもなく、自分が成長するわけでもありません。他者と比較するのではなく、自分が活躍できる場所・環境を見つけることが大事です。自分のスキルや経験が活かせる環境は必ずあります。しかし、他者と比較する癖が出来てしまうと、自身の強みも実は大したことではないのではないかと考えてしまい、せっかくの強みが発揮できず、勿体ない状況になってしまいます。
私は自身が発達障害の特性があることを認識していなかった頃、障害特性による影響に振り回され、前職では毎日のように上司から叱責を受けていました。周りは自分とは違ってマルチタスクもこなすことができ、電話口のちょっとした言葉遣いや声のトーンから、先方が求めているものを推測するなど、自分には難しいことばかりこなしていました。そのため、自分がコツコツと地道に作業できることも、実はそこまですごいことではないんじゃないかと考えるようになり、自信が日に日に低下していました。
しかし、現在ではこの地道な作業が毎日の仕事とマッチしており、業務をこなせていると手ごたえを感じています。仕事には向き不向きがあるので、1つの職場で上手くいかなかったからといって、それが他の環境でも通用しないとは限りません。特に周りと比較をしてしまうと、余計に自信を失ってしまい、活躍のチャンスを逃してしまいます。“普通”を求めても、最終的に行きつくのは個々の選択です。必要以上に比較はせず、自身を見失わない選択を心掛けてみましょう。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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