大げさにため息をついてみた結果
おはようございます。ディーキャリア立川オフィスです。

「ため息つくと幸せ逃げるよ!」なんて、言われたことはありませんか?
「はぁ〜……」と大きなため息をつくと、つい「何か嫌なことでもあったの?」と心配されたり、「ため息つかないでくれる?!」と言われたりすることも…。私はこの言葉のせいで、胸の奥からこみ上げてくる深いため息をぐっと飲み込んでしまう癖がついてしまったように思います。今回は、そんな「ため息」の驚くべき効果と、誰でも今すぐできる簡単なセルフケア法を、私の体験談を交えながらご紹介します。あなたもきっと、思いっきりため息をついてみようと思ってしまうかも?!
★★なぜ、ため息は心と体に良いのか?科学が証明するその理由★★
ため息が「気持ちいい」と感じるのには、ちゃんとした科学的な理由があります。決して、ネガティブな感情の副産物などではないのです。
私たちの体は、集中したりストレスを感じたりすると、無意識のうちに呼吸が浅くなりがちです。この状態が続くと、肺の奥にある「肺胞」という小さな袋がうまく機能しなくなり、血液中の酸素と二酸化炭素の交換効率が下がってしまいます。これが、なんとなくの疲れや頭がぼーっとする原因の一つです。
通常の呼吸の約2倍もの空気を一度に吸い込むことで、潰れかけた肺胞を再び膨らませる役割を担っています。いわば、呼吸システム全体の「再起動(リセット)ボタン」のようなもの。この深く息を吐くことによって、体内に新鮮な酸素がたっぷりと送り込まれ、脳も体もスッキリとリフレッシュされるのです。
さらに、ため息は自律神経にも深く関わっています。ゆっくりと息を吐き出す行為は、心身をリラックスさせる「副交感神経」を優位にします。緊張状態が続くと活発になる「交感神経」の働きを抑え、心拍数を落ち着かせ、筋肉の緊張を和らげてくれる効果が期待できます。
つまり、ため息は「疲れたから出る」だけではなく、「疲れをリセットするために、体が自然に求めている現象」だったのです。
【体験談】大げさに、わざとらしく。ドラマの主人公のようにため息をついてみた
この素晴らしい効果を知った私は、早速「意識的なため息」を試してみることにしました。ポイントは、人目を気にせず、一人になれる空間で、少し大げさにおこなうこと。周りに人がいるオフィスなどでは、心配をかけてしまったり、ネガティブな印象を与えかねません。おすすめは、トイレの個室や給湯室、あるいは自宅のリビングなど、完全にリラックスできる場所です。
私は、一人の時間に以下のステップで試してみました。
- 準備: 椅子に深く腰掛け、肩の力をストンと抜きます。目は軽く閉じ、全身の緊張を解き放つイメージで。
- 吸う: まずは体の中の空気を軽く吐き出してから、鼻からゆっくりと、これ以上吸えないというところまで息を吸い込みます。「ああ、新鮮な空気が体中を満たしていく…」と心の中で呟きながら。
- 吐く: そして、ここがクライマックス。口を少しすぼめて、「はぁ〜〜〜〜〜…」と声に出しながら、体の奥の奥から全ての息を吐き出していきます。お腹の底から、溜まりに溜まった澱(おり)のようなものを全部出し切るイメージで、できるだけ長く、ゆっくりと。
これを3回ほど繰り返しただけなのですが、驚くほどの変化がありました。
まず、ガチガチに固まっていた肩や首周りが、ふっと軽くなるのを感じました。次に、頭にかかっていたモヤのようなものが晴れていくような感覚。そして何より、モヤモヤしていた心が、穏やかに静まっていくのが分かりました。
たったこれだけのこと。時間にして1分もかかりません。それなのに、まるで10分間の瞑想をしたかのようなリセット感。これは、まさに「いつでも、どこでもできる究極のセルフケア」だと確信した瞬間でした。
★★「幸せが逃げる」の正体★★
おそらくそれは、ため息が「不満」や「退屈」といったネガティブな感情と結びつけられやすかったからかもしれません。しかし、本質は逆でストレスや疲れ、不満を心と体に溜め込み、ため息すらつけない状態こそが、幸せを遠ざけていると考えられます。
心に余裕がなければ、小さな幸せに気づくことはできません。体が疲弊していれば、新しい挑戦への一歩を踏み出す気力も湧いてきません。
ため息は、そうした心身の重荷を一旦外に吐き出し、リセットするための大切な行為。いわば、幸せを受け取るための「心のスペース」を作る作業なのです。濁った水を全て吐き出して、初めて綺麗な水で満たすことができるように、ため息で心身をクリアにすることで、私たちはまた前向きな気持ちを取り戻せるのです。
そのひと息が、きっとあなたの心に静かな風を届けてくれます。意識しておこなうことで、セルフケアとして大いに役立ちます。まずは一人で、大げさに、ゆっくりとしたため息をついてみてくださいね。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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