雑談力【発達障がいとコミュニケーションの関係】
おはようございます。ディーキャリア立川オフィスです。

慌ただしかった4月が過ぎ、ようやく新しい環境にも慣れてきた5月。仕事の流れや場所、顔見知りも増えて、少しホッとしている方もいるかもしれません。
「みんなの雑談にうまく入れない」
「話しかけたいけど、タイミングがわからない」
「話がどこまで本気か、冗談なのかわからない」
そんな“コミュニケーションの壁”を感じている人は多いのではないでしょうか。
★★頑張って「慣れた」けれど…★★
慣れてきた頃にやってくる、休憩時間やちょっとした空き時間に始まる雑談。この時間が苦手で遠く離れたり、寝たり、携帯を触ってみたり、話に入らないようにする方もいらっしゃるかと思います。
発達障がいと雑談のむずかしさ
発達障がい(特にASD=自閉スペクトラム症)の特性を持つ人の中には、「雑談」や「なんとなくの空気感」で行われる会話がとても苦手だと感じる方が多くいます。
・興味の偏り: みんなが話している内容に、全く興味が持てないことが多い。
・抽象的な表現の理解の難しさ: 比喩や冗談、暗黙の了解などが理解できず、会話の流れについていけない。
・文脈を読むことの苦手さ: その場の雰囲気や相手の感情を読み取るのが難しく、適切な発言ができない。会話の“ノリ”や冗談が分かりづらいなど。
・同時処理の苦手さ: 相手の話を聞きながら、自分の考えをまとめ、適切なタイミングで発言することが難しい。自分が話しすぎてしまったり、逆に黙ってしまったり
・変化への苦手さ: 予測できない話題展開に戸惑ってしまう。話題の切り替えが急に感じてついていけない。
こうした“ズレ”が、本人にとっても周囲にとっても「なんとなく違和感」として残ってしまい、結果として「雑談が苦手」という状態になります。
★★雑談に入れない自分との向き合い方★★
・「話さなきゃ」と思わなくてOK:無理に雑談に入らなくても大丈夫。あなたにはあなたの心地よい距離感があります。
・「話しかけられたときに返す」だけでも十分:雑談は“入り口”が難しいもの。反応を返せるだけでも立派なコミュニケーションになります。
・雑談のパターンを観察してみる:最初は観察からでOK。「この話題が出やすいな」「この人はこういう話を振ってるな」と気づくだけでも、次に活かせます。
「苦手」があっても、大丈夫
発達障がいの特性は、「苦手」がある反面、集中力が高い・観察力が鋭い・得意分野に突出するなどの「強み」にもつながっています。焦らず、自分のペースで、少しずつできることを探していきましょう。時には立ち止まったり、後退したりすることもあるかもしれませんが、それでも大丈夫。「自分らしいコミュニケーションのスタイル」で、無理のない関係づくりを目指していきましょう。
【おすすめ図書】
『自閉症スペクトラムのためのソーシャルスキルワークブック』
雑談や会話が苦手な方へ、練習問題つきで具体的に学べる1冊。対人不安が強い方にもおすすめです。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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