【利用者ブログ】怒りの感情を上手にコントロールする ~アンガーマネジメント~
怒りってどんな感情?
こんにちは!ディーキャリア静岡オフィス利用者のGです!皆さんは、普段の生活でどのような場面で怒りを感じますか?
「接客をしていたらお客さんから理不尽に起こられた」
「電車待ちをしていたら、突然自分の前に人が割り込んできた」
「友人が待ち合わせ時間になっても来ない」
などなど、人それぞれ怒りを感じる場面は多々あると思います。
しかし、
「お客さんから怒られても、何も感じない」
「自分の前に人が割り込んできても気にしない」
「待ち合わせ時間に遅れても気にしない」
このように、人によっては怒りを感じないという方もいるかもしれません。本日は怒りという感情にスポットを当て、怒りの感情と上手く付き合うためのトレーニング「アンガーマネジメント」について紹介いたします。
アンガーマネジメントは、怒らなくなる方法とは異なります。怒りの感情が生じた際に如何に自身の感情をコントロールし上手に怒ることができるのかがアンガーマネジメントの目的となります。
怒りの感情はどのように生まれるのでしょうか?
何の前触れもなくいきなり怒りの感情が沸いてくる人はいません。例えば、冒頭の「接客をしていたらお客さんに理不尽に起こられた」を例に怒りの感情が沸く流れを考えてみましょう。
- 接客をしていたら、お客さんから理不尽に怒られた
- 大きな声で怒られたため、周りの従業員やお客さんから注目されて恥ずかしい
- ②のできごとに意味をつけることで怒りの感情が生まれた
怒りの感情は「何かしらの場面に遭遇」「場面に意味を持たせる」「怒りの感情の発生」のように、いきなり怒りの感情が生じるのではなく3段階で感情が生じます。
怒りをコントロールする
怒りの感情はさまざまな形で現れ、感情や行動が異なっています。
冒頭の「電車待ちをしていたら、突然自分の前に人が割り込んできた」を例に考えてみると
- 人が割り込んできた際に、大きな声で怒鳴ったりし怒りをぶつける
- 割り込んできた際には、強い怒りは感じなかったが電車を降りた後も、怒りの感情が収まらない
- 人が割り込んできた際に怒りの感情が生まれ、乗った電車が混雑していてさらに怒りの感情が加わった
- 生じた怒りの感情を、他人や物に当たる
- 生じた怒りの感情を、翌日の違う場面で生じた怒りの感情に持ち込む
このように、怒りのタイプには
- 激しい怒りが生じるタイプ
- 怒りの感情が継続するタイプ
- 怒りの頻度が多いタイプ
- 怒りの感情を他人や物に当たるタイプ
- 怒りの感情を他の場面に持ち込むタイプ
の5つのタイプに分類することができます。怒りのタイプは違えど、生じた怒りに対してどのようにコントロールすればよいのでしょうか?
生じた怒りのコントロール方法として「衝動」「思考」「行動」の3つをコントロールする必要があります。
- 衝動
怒りの感情は長くて6秒間のため、その6秒間をやり過ごすための手段を考えてみましょう。深呼吸をしてリラックスをおこなう、問題の発生源から離れるなどの方法を取ることによって怒りの感情が継続する6秒間をやり過ごすことができるでしょう。
- 思考
「~するべき」という考えに対し、対象となる相手の考え方や価値観と比較し大きなギャップが生じた際に、怒りの感情が生まれます。思考のコントロールとは、大きなギャップを少しでも減らせるように
自身の「~するべき」の範囲を広げる考え方です。
- 行動
怒りの感情には、自身でコントロールできることによって引き起こされた怒りと、自身でコントロールできないことによって引き起こされる怒りの2つがあります。行動のコントロールとは、自分でコントロールできないことには目を向けずにコントロールできることだけに目を向けて行動する方法です。
まとめ
いかがだったでしょうか?アンガーマネジメントとは、怒らないようにする方法ではなく、怒りの感情が沸いたときにどのように上手く向き合い自分の感情をコントロールするかを学ぶトレーニングです。
怒りが生じる3つの段階や怒りのタイプなどを自身で把握しておくことで、怒りの感情をコントロールすることができ、より自身の上手く付き合うことができます。
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