がんばり続けて疲れてしまう…【 過剰適応 】になっていませんか？ その2️⃣
こんにちは、ディーキャリア新松戸オフィスです。
今回のテーマは発達障がい（ASD/ADHD）を抱えている方や、グレーゾーンと呼ばれる方々が陥りやすいと言われている「過剰適応（かじょうてきおう）」についての記事になります。
過剰適応（かじょうてきおう）とは？
「過剰適応（かじょうてきおう）」とは、社会生活などで周りから浮かないように、自分自身を状況に合わせてがんばって適応させようとする状態のことを言います。
ただ、周りに合わせることに必死になりすぎると、「適応するためにがんばり過ぎてしまう」ことにもなりかねません。そしていつの間にか「周りに合わせることが常態化」して、気付いたときには自分を限界ギリギリまで追い込んで体調を崩してしまうこともあるのです。
そんな状態を「過剰適応（かじょうてきおう）」と呼びます。
うわぁあ～。
もうムリだよー。
（ 過剰適応してしまう背景は、前回記事を参照 ）
「 過剰適応 」の状態をつづけると
二次障害のリスクも…
そんな状態をつづけると、疲労やストレスが溜まっていき、
最後は疲れ果てて、力尽きてしまいます。
疲労やストレスが解消されないまま蓄積していくと、徐々に問題が大きくなり、
適応障害やうつ病など、他の病気を発症することがあります。
” 現状の問題 ”が原因で、さらに新たな ”問題” を二次的に招くことを、二次障害と呼びます。
過剰適応を放置すると、適応障害や、うつ病、社会的引きこもり、不安障害、反社会的行動、依存症などの二次障害が発生しやすくなり、問題の影響が長期に渡って及ぶことが懸念されています。
では、いったいどうすればよいのでしょうか。
✨️ 生活の仕組みを見直し、新たな生活リズムの仕組みをつくる
✨️ 脳への負担を減らし、日々の疲労をためないようにする
自分で自分をまもる。
疲れたら休む。
大事。大事。
過剰適応の問題を軽減していくためには、現状の生活を見直すことです。
日々の疲れを蓄積しないために、１日の疲れをその日の内に解消することがポイント。そのために大切なのが、まず「良い睡眠を取ること」です。
睡眠で脳を休ませて、脳機能を一定に保つ
睡眠がしっかり取れていないと生活のあちこちに支障をきたします。とくに脳の働きがわるくなるので、感情のコントロールができなくなったり、注意散漫になったり、失敗しやすくなります。脳の働きが低下すると、一層疲れやすく判断が鈍るので、睡眠は大切です。
良い睡眠が取れるようになると、脳の疲労がとれて機能が改善します。
毎朝脳がリフレッシュすれば、日々の状況が好転していくことでしょう。
よく寝たら、
頭がスッキリ！
ずっと疲れてたのかも。
スケジュールを立てて、時間を守る
発達障害の人は、その特性が影響することで、規則正しい生活をおくることが難しく、生活リズムが乱れがちです。日々の「生活のスケジュール」を作成して、時間設計することが大切です。
起床・就寝時間を決めて、適切なリズムで生活できるように、手帳やアラームを活用しましょう。
予定にタスクを詰め込みすぎない
過剰適応になっている場合、日々のタスクが多すぎたり、内容に無理が生じているのかもしれません。仕事量やタスクの内容を見直して、負担が大きい場合は周りにサポートを求めましょう。
ダブルブッキングー！
マルチタスクー！
締め切り間近ー！
もうムリー！ひゃー！
ストレスの少ない居場所をみつける
自分自身が、「ありのままの自分」で居られる居場所があると、安心して過ごすことができます。リラックスして過ごせる環境があると、日々過剰に適応しようとして過敏になっている感覚を休ませて回復を図ることができます。
ときには助けを求めて、支援を受けることも大切
今の状況がとてもつらくて、自分のちからではどうにもならないと感じたら、相談できる人を見付けて助けを求めましょう。身近に相談する人がいない場合は、病院やクリニック、行政や支援機関などを頼りましょう。相談に乗ってくれるところはたくさんあります。
相談できるところがあって
よかった。
何かあったら
相談するって大事。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました（^^）
最後に…。どんな問題を抱えていても、きっと対処方法はあります。
発達障がい（ASD・ADHD）と抱える人や、発達障がいグレーゾーンと呼ばれる人たちが安心して働くためには、どんな特性があって、どんな困りごとを抱えているのか自己理解をしっかりして、自分に合った対処方法を見つけることが重要です。何かあれば私たちも力をお貸ししますのでご相談ください。
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