オフィスブログ
【 休職するときに知っておきたい手続きとポイント 】
限界を感じたら… 無理しない。【 休職 】という選択。
仕事をしているときに、うつ病などで体調を崩してしまい、
休職することは誰にでもありえることです。
限界を感じたら、無理せずに休むことも勇気あるひとつの選択です。
しかし、休みたいけれど、
”休職について分からない” という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、”休職を申請するときの必要な手続き”について、
又、 ”休職中の過ごし方のポイント”について、具体的な方法や注意点などを解説します。
ここでは、「うつ病などのメンタル不調で休職する場合」を想定して、
休職の手続きを最初から最後まで、できるだけ分かりやすく・丁寧に説明します。
うつ病などで休職するときの「手続きの流れ」
休職の手続きは、以下の 7つのステップ に分けて考えると分かりやすいです。
① まずは病院(心療内科 / 精神科)受診する
② 医師に診断書を書いてもらう
③ 上司・人事に休職の意思を伝える
④ 診断書を提出する
⑤ 会社から休職の承認を受ける
⑥ 休職期間中の手続きをおこなう(傷病手当金など)
⑦ 復職に向けての準備と手続き
それぞれ順番に詳しく見ていきましょう。
① まずは受診する(心療内科・精神科へ)
体調不良(気分の落ち込み・眠れない・集中できないなど)がつづいたら、
早めに ” 心療内科、または、精神科を受診 ” を検討しましょう。
【 ポイント 】自分の状態を正確に医師に伝えることが大切
- 「仕事がつらい」「朝起きられない」「ミスが増えた」など
具体的な状況を伝えると診断がスムーズです。 - 医師から「 一定期間の休養が必要 」と判断されると、
診断書が作成される流れとなります。
② 医師に「 休職のための診断書 」を記入していただく
【 ポイント 】医師に「 休職を検討したいので、診断書をいただきたいです。 」
と伝えましょう。
診断書に書かれる内容の例:
- 診断名 (例:うつ病、適応障害など)
- 休職の期間 (例:〇月〇日から〇月〇日まで)
- 安静が必要であることの事由
- 会社に提出する診断書には、病名は書かなくても良い場合があります。
医師に相談して調整してもらいましょう。 - まずは一ヶ月など短期間の休職として診断書が出るケースが多いです。
③ 上司・人事に休職の意思を伝える
【 ポイント 】直属の上司または人事に連絡します。
- 体調が不安定でつらいかもしれませんが、休職の意思があることを会社に伝えます。
連絡方法は電話やメールなど、会社のルールに合わせた方法で構いません。
伝え方の例
「 体調不良で受診した結果、医師からしばらくの休養が必要と診断されました。
診断書を提出いたしますので、休職の手続きをご検討願いたいです。 」
- 詳しい病状を話す必要はありません。
- ” 医師の指示で休むことになった ” という事実を伝えればOKです。
④ 診断書を会社に提出する
医師の診断書を ” 会社の指示に従って提出 ”します。
- 上司経由で提出するのか、人事へ直接渡すのか、郵送でもよいのかなどは、
会社によって異なります。 ” 診断書の提出方法 ” も事前に確認しましょう。
【 ポイント 】診断書のコピーを自分で保管しておくことをおすすめします。
- 提出後、会社が「 休職扱い 」に切り替えてくれます。
⑤ 会社から休職の承認を受ける
会社は就業規則に基づき、あなたの休職を ” 正式に承認 ” します。
【 ポイント 】
承認後、休職する期間の日程調整や、必要な手続きについての説明、
給与の取り扱い、休職期間中の連絡方法などを、会社と相互確認します。
- 会社によっては「最初は、有給休暇消化 ⇒ その後休職扱い 」
という流れもあります。 - 会社の就業規則を、よく確認しておきましょう。
⑥ 休職期間中の手続き(お金・社会保険関係)
休職中は給与が支払われないケースが多いため、以下の制度を活用します。
傷病手当金(社会保険)
- 健康保険に加入している場合、最長1年6ヶ月間、給料の約2/3が支給されます。
- 手続きは、勤務先の「健康保険組合」または「協会けんぽ」に申請します。
申請に必要な書類
- 会社からの証明書( 事業主記入欄 )
- 医師の証明書( 労務不能証明 )
- 自分で記入する申請書類
(※会社の人事部がサポートしてくれる場合が多い )
その他の確認事項
- 社会保険料・住民税などの支払い方法( 給与天引きがないため )
- 会社からの連絡先・定期報告の方法について
- 会社貸与物( パソコン・IDカードなど )の取り扱いについて
⑦ 復職に向けての準備と手続き
休職して体調が安定してきたら、医師と相談のうえ、
「 復職が可能な状態 」という診断をもらいます。
- 医師に「 復職可能の診断書 」を作成していただく。
- 会社に診断書を提出し、人事や産業医などの面談を経て、復職が決定します。
- すぐにフルタイムでの復帰が難しい場合は
「 時短勤務や、リハビリ出勤(リワーク制度) 」などを活用しましょう。 - 無理のないペースで復帰することが、うつ病などメンタル疾患の再発を
防止する鍵になります。
まとめ
「 休職の手続き」をすることは、甘えでも 悪いことでも 弱いことでもありません。
あなたを守る正当で大切な権利であり、あなたが健康を取り戻し 回復するためのプロセスなのです。
自分を責めず周囲を気にすることなく、焦らず、ひとつずつ手続きを進めていきましょう。
次回は、▶ うつ病で休職したら何をすべき?【 休職中の過ごし方完全ガイド 】
についてお伝えいたします。 休職時の参考資料としてご覧いただければ幸いです。
ディーキャリア新松戸オフィスでは、上記のような仕事の困りごとについてお話を伺ったり
【 就職のご相談 】や【 事業所の見学 】【 プログラム体験 】など随時おこなっております。
「 TEL 」 または「 メール 」にて受け付けておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
■ ディーキャリア新松戸オフィス
- 〒270-0034
千葉県松戸市新松戸4-37 野沢天祐堂第2ビル5階
JR常磐線 (各駅停車) / JR武蔵野線「 新松戸駅 」より徒歩4分 - 営業日:月・火・水・木・金
- サービス提供時間:10:00〜16:00
営業時間:9:00〜18:00
Tel : 047-701-8770 Fax : 047-701-8772
Mail : shin-matsudo@dd-career.com
H P : http://www.dd-career.com/
深夜・早朝の場合でもお気になさらず、
メールにて、ぜひお気軽にお問い合わせください。
( TELでもOK 。折り返しご連絡いたします。 )
※ TELで折り返す際は、9:00~18:00 の間でご連絡いたします。
※ ディーキャリアからのTELの折り返し連絡で、希望の時間帯がある場合は、問い合わせメールの備考欄にご記載下さい。
※ 相談は無料です。 また商品を勧めたり、何かの団体に勧誘する等は一切ございません。ご安心下さい。
※ 個人情報保護法に基づき、相談内容、個人情報を適切に取り扱うことをお約束いたします。


