【発達障害のある人は、長期休暇中に体調を崩しやすい!?】その理由と策対
年末年始いかがお過ごしですか?
長期休暇は日頃の疲れを癒やしたり、リラックスしたりして心身共にエネルギーチャージできるよい機会です。
しかし、利点もある一方で、体調や生活リズムを崩しやすかったりなど、デメリットもあります。特に、発達障害のある人はその影響が大きいと言われています。
本記事では、その理由とそしてより良い休暇の過ごし方について解説してゆきます。
発達障害のある人が、長期休暇中に体調を崩しやすい理由
■ 日常のルーティンが崩れること
長期休暇中はスケジュールが曖昧になりがちで、生活リズムが乱れやすくなり、それが不調に繋がります。
・例えば… 普段にくらべて起床時間や食事のタイミングが不規則になる。
・その影響として… 体内時計がくるってしまい、睡眠不足になったり、疲労感が蓄積してしまいます。
■ 変化に対するストレス
発達障害のある人は、環境などの変化に敏感なことが多いため、休暇中のできごとやイベントなどでストレスを抱えてしまうことがあります。
・例えば… 正月やお盆など季節行事への参加や、帰省先での親戚との交流、又、突発の依頼(料理、掃除、買い物etc)に対応するなど、普段とは違うことをしなければならないときに負担を感じることがあります。
その影響として… 急に役割が増えてプレッシャーを感じたり、対応するものの思った以上に気疲れしてしまったりします。
■ 感覚過敏や、刺激の増加
発達障害のある人は、刺激に対する感覚が敏感なことも多いです。
感覚の過敏さは、休暇中の行事やイベントごとでの 人混みや賑やかな環境音などが刺激になり得ます。
また、長時間自宅で過ごすことによって家族間での関わりが増えることも刺激になることがあります。
・例えば… 無理に社交的な場に参加させられるプレッシャー。「どうして休暇中にこれをしないのか」といった指摘を受ける。
・その影響として… 自律神経が不安定になり、頭痛や腹痛、倦怠感など身体的な症状が発生することがあります。又、ストレスに晒されつづけることによって不安感が更に大きくなってしまいます。
■ 人と接触する機会が減り、孤独感を味わいやすい
日常の社会的接触が減ると孤立感を抱き、心理的な不調を引き起こすことがあります。
・例えば… 学校や職場の人と会わない期間が長い。特に予定もなく引きこもってしまうなど。
・その影響として… 長い連休中に誰とも会わない、話さない状態がつづくと次第に気分が落ち込み、心理的不調が見られることがあります。
気分の落ち込み、共に孤独感、孤立感が増大し、だんだん人と接触すること自体が怖くなったり
外出を避けてしまうなど、行動面にも影響が出ることもあります。結果、さらに不調が悪化します。
■ 自由時間の増加による不安
発達障害のある人の中には、自由な時間が増えると何をして良いか分からず混乱し、不安やストレスを感じてしまう人がいます。
・例えば… 当日や翌日に何も予定がない、スケジュールが変更になりタスクがなくなってしまったなど。
・その影響として… 何をしたらいいのか分からなくて
思考がグルグルしてしまったり不安を抱えてしまうことがあります。発達障害のある人の中には先の見通しを立てたりすることが苦手で、予めタスクがないと動きづらいと感じてしまう人がいます。そのためワーキングメモリーを多く消費することになり精神的な疲労に繋がったり、体調不良になってしまうことがあります。
発達障害のある人が、長期休暇中に体調を崩しやすい理由として、上記のようなことが考えられます。
では、一体どうすれば体調を崩さずに過ごすことができるのでしょうか?
ここからは、よりよく過ごすための工夫や対策についてご紹介いたします。
✅️よりよい休暇の過ごし方のヒント
✅️ 生活リズムを整える・一定に保つ
体調は、規則正しい生活によってつくられます。
そのためにまず、毎日の起床時間や、食事をとるタイミング、就寝時間を決めましょう。
うまく実践できないようなら、日々の記録をつけてみるのもオススメです。
理想の時間に比べて、実際に何時に就寝、起床しているのかを把握することができます。
理想と現実のギャップが分かったら、問題となる行動をどう対処するのか、というところから始めましょう。
例えば… 問題となる行動がスマートフォンやPC、ゲームだと分かったら、それら機器の利用時間を決めたり制限して夜更かしを防ぐ。などです。
そのうえで、毎日決まった時間に起きて、朝日を浴びて体内時計をリセットするなど、起きるための工夫をしてゆきましょう。
✅️ ストレス管理を意識する
体調の安定にはストレスを管理することも大切なことです。
普段から深呼吸や軽い運動など取り入れたり、趣味を楽しんだりなど、リラックスできる時間を設けることで積極的にストレスの解消を図りましょう。
但し、すでにストレスが蓄積していて疲れを感じているときに、無理に何かをしようとすると逆効果のこともあります。そういうときは無理をせずに、まずはゆっくりと休むことを意識しましょう。
✅️ 食生活を見直す
体調管理には、普段からバランスの良い食事を心がけ、暴飲暴食を防ぐことが重要です。
特に長期休暇は過食や、不規則な食事などで食生活が乱れがちです。食べ過ぎを防ぐために、水分をしっかり摂ったり、メインを食べたら副菜にも手を付けるといったルールを設ける。一食一食のバランスが乱れてしまっても、食事を一日全体で考え、調整しながらトータルの栄養バランスやカロリーを整える、など、できそうなところから管理するとよいでしょう。
✅️ 計画的な過ごし方を心がける
予定が決まってなかったり、タスクが急になくなったりしても大丈夫なように、予めやりたいことをリスト化しておきましょう。そのうえで、バッファを設けて無理のないスケジュールを立てると心に余裕が生まれ、何かあっても崩れにくくなります。
興味のあることに過集中してしまいがちな人は、やりたいことを1日に2–3個に絞ったり、やる時間を決めておくことで、やり過ぎてしまうことを防ぐことができます。
又、何か突発的なイベントやできごとが起こっても対応できるように、事前に想定される問題を考えて、対処方法を検討しておくとよいでしょう。
✅️ 周囲に理解してもらう
上記のような問題を対処するときに大切なことはひとりで抱え過ぎないことです。自分だけで対処することが難しいときは、周りからサポートしてもらうようにしましょう。可能であれば、家族や友人に自分自身のことを理解してもらい、自分にも周りにも負担をかけないような配慮を心がけるとよいでしょう。
✅️ 専門の支援を利用する
それでも体調管理が難しく精神的負担が大きくなってしまうようなら、心理カウンセラーや発達障害に詳しい専門家に相談し、具体的なアドバイスをもらうことも検討しましょう。
私達、就労移行支援 ディーキャリア新松戸オフィスでは、上記のトレーニングや日常の困りごとに対する相談などを受けたり、プログラム体験や随時見学することができますので、興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
発達障害のある方にとって、長期休暇は生活リズムや体調が乱れやすい時期です。しかし、適切な工夫やサポートを取り入れることで、健康的かつ充実した休暇を過ごすことが可能です。ぜひ今回紹介したヒントを活用して、快適な休暇をお過ごしください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました(^^)
最後に…
発達障害(ADHD・ASD)のある人が疲労回復を図るためには、自分自身の疲れやすさを自覚して、自分に合った方法を見つけることが重要です。趣味や興味を追求したり、ゆっくり休息をとったり、自然に触れたり、リラックスした時間を過ごすことで、ぜひ心身の安定を図っていってください。
✅️ ディーキャリア新松戸オフィスで、おこなっていること
ディーキャリア新松戸オフィスでは、 そういった問題に対する解決策や、メンタルを崩してしまったときの 体調管理の仕方、特性への対処法、周囲の理解を得るための コミュニケーションなどを、お役立ち情報を、日々プログラムの中でお伝えしています。
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