障害者雇用での就職活動で必要なことは？【配慮事項】について！

　今回は過去の障害者雇用での就職活動の支援での経験から、
障害者雇用の就職活動で必要なことをお伝えします。
今回は【配慮事項】についてです。

■配慮事項について

　配慮事項については、皆様もご存じの方が多いと思いますが、
障害者雇用で採用した際に企業は合理的な配慮をおこなう義務があります。
配慮をしなければいけないとなっているので、
配慮が明確になっていない方は採用されづらいです。

■面接などでの伝え方

　面接などでは具体的に配慮が必要な物事に関して、
過去のエピソードを交えて相手がイメージしやすいように
お伝えすることが必要となってきます。
どんな場面でどのような状態になり、どのような結果になったのか、
明確に伝えられる準備をしていきましょう。

　また、逆に障害者雇用の求人に応募したけれど、
配慮は必要ないと思われている方も採用はされづらいです。
面接官に配慮が必要ないなら障害者雇用で応募する理由は何なのか、
明確に答えられないと難しくなりますし、
本当は自分に必要な配慮を理解していないのではと
思われてしまうこともあると思います。

■特性と配慮事項の探し方

　配慮事項については、基本的に最初は過去の経験から仮説を立てていきます。
鬱などの精神障害のある方でしたら、症状がどのような場面で出やすかったか、
ストレスが掛かりやすい場面はどんなときか、ネガティブに考えてしまう時は
どんな場面かなど過去の洗い出しをしていきます。

　ADHDや自閉症スペクトラムなどの発達障害のある方でしたら、
業務に支障が出たことはどんな場面で何があったか、
対人関係でトラブルになったことは、など過去の洗い出しをしていきます。

　過去の洗い出しから特性と配慮事項の仮説を立てて、
ディーキャリア新松戸オフィスの訓練を通じて仮説の検証をしていき、
ある程度の検証ができたら企業実習などに参加して、
企業の方の視点も入れて配慮事項をまとめていきます。

■まとめ

　配慮事項を明確にしていくことを、
1人でおこなうことにとても難しさがあると思います。
それは、客観的な視点がなく自分の視点だけだと分からないことが多いからです。

　ディーキャリア新松戸オフィスを利用されている皆様は、
配慮事項を明確にしていくことに、スタッフと面談を通じて何度も話し合い、
一緒に考え、時間をかけて作成していっています。

　もし、一人で配慮事項を考えることに難しさを感じている方がいらっしゃいましたら、
ご相談は随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

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