不安があると、生活にどんな影響が出るのか?
不安を感じたことはありますか?
「不安を解消したい」という人は居ても、
「いつも不安を感じていたい!」という人はおそらく居ないはず。
なのに何故出てくるのでしょう? そもそも不安って何なのでしょう?
というわけで、今回は不安についてまとめてみました。
まず、不安とは?
不安(ふあん、英語: anxiety, uneasiness)とは、心配に思ったり、恐怖を感じたりすること。
[名・形動]気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。また、そのさま
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%B8%8D%E5%AE%89/または恐怖とも期待ともつかない、何か漠然として気味の悪い心的状態や、
よくないことが起こるのではないかという感覚(予期不安)である。
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%AE%89
つまり、簡単にまとめると
不安とは、現在の状況や、未来に関する不確かなできごとに対して、
心が不安定になっている状態。といえそうです。
ただ、適度な不安は生存に役立つ反応であり、危険な状況に対処するために必要な反応です。
なので、一時的なストレスや短期的な不安は、課題への対処や注意を高め、問題解決に寄与するでしょう。
しかし、慢性的に不安を抱えるような場合、問題となることがあります。
今回の問題は、ここからです。
以下は、不安によって引き起こされる症状の一例です。
■身体的な症状
- 筋肉の緊張
不安が高まると、筋肉が緊張しやすくなり、肩こりや頭痛となって表れます。 - 消化器系の不調
胃の不快感、消化不良、腹痛、食欲不振、などが不安の症状として現れることがあります。 - 呼吸機能の低下
不安が強いと、呼吸が浅くなったり、動悸や息切れ、過呼吸などが生じることがあります。
頭がぼーっとしたり、身体のしびれなどが発生することがあります。 - その他身体面への様々な影響
長期間にわたる強い不安は、身体的な面で悪影響を与える可能性があります。
自律神経のバランスが乱れ、高血圧、免疫系の弱体化、心臓病などのリスクが高まることが分かっています。
■心理的な症状
- 恐れや懸念
未来のできごとや状況に対して過度な恐れや懸念を抱きやすくなることで、行動がとれなくなることがあります。 - 注意散漫
不安が高まると集中力が低下し、注意力が散漫になることがあります。
すると、抜け漏れやケアレスミスなどが発生しやすくなります。 - 不安定な波
不安は気分を不安定にし、感情の波を発生させることがあります。イライラや怒りの感情が表れやすくなったり、焦燥感や焦り、落ち込みなど気分の低下に繋がることがあります。
■行動の変化
- 回避行動
不安が高まると、不安を引き起こす状況や活動を過度に回避することがあります。
回避がつづくと、経験を積めないことでスキルが伸び悩んだり、成功体験を得られないまま時間が過ぎていき、ずっと不安の解消が図れない状態がつづきます。 - 睡眠障害
過度な不安は睡眠にも影響を与え、寝付きが悪くなったり中途覚醒が出たりなど、睡眠の質が大きく低下します。それによって、日中にも関わらず眠気が発生したり、頭がうまく回らない、疲労感がとれない、などの弊害が出てきます。 - 過食または食欲不振
不安があると、そのストレスに対応するために食欲が増進したり、逆に食欲が減退することがあります。長引くと健康を害することがあります。
■社会的な症状
- 対人関係
不安が解消されない状態が続くと、対人面にも影響が出てきます。脳機能が低下し、感情のコントロールがうまくおこなえなくなります。些細なことでイライラしてしまったり、逆に落ち込んでしまったりなど感情が不安定になりやすく、健全な対人関係を築くのが難しくなります。 - 孤立感
不安が大きいと、人との関わりに負荷を感じるようになります。すると次第に社交的な場から遠ざかるようになり、気付いたときには孤立してしまっていることがあります。 - 生活面への影響
持続的に不安があると、普段当たり前のように出来ていたことができなくなっていきます。料理や掃除、モノを片付けることできなくなると、生活面に大きな支障が出ます。 - パフォーマンスの低下
不安が強い状態が続くと、情報処理能力に悪影響を及ぼします。例えば、数字や文字の処理能力が低下することが報告されています。全般的に機能が低下することで仕事、学業に大きな支障が出てきます。
上記のような不安に対して、どのように向き合い生活や就労を行っていけばよいのか?
次回のパート2では、不安に対する対処法についてお伝えいたします。
次回、パート2「不安に対処するには。」につづく…。
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